PART2 PART3のお知らせ。
PART1&2がいっぱいになっちゃいました。
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2009年6月28日(日)、4:30起床。朝湯を楽しみに1Fの風呂場に行く。ここは木の風呂がなんとも優しい感じでステキです。
ひとっ風呂浴びて風呂場を出ると、昨日に続きハニーちゃんに会った。間違いなくこの子も温泉好きだね。
←5:00、上ホロ荘前の駐車場から望む富良野岳へ続く稜線。
←北キツネが現れた。
今日も3台の車に分乗して移動。移動と言ってもものの5分くらい。十勝岳温泉「湯本 凌雲閣」に移動するだけ。
←十勝岳温泉登山口の駐車場。凌雲閣の目の前である。足元が濡れているのは解けた雪である。天気は上々。
←富良野盆地を見下ろす。
←「湯本 凌雲閣」TV番組などで何度も紹介されているのでご存知の方も多いと思う。富良野岳~十勝岳の稜線を眺めながら浸かる露天風呂は有名過ぎるほど有名である。予約を取るのは至難の業と言っても言い過ぎではない。
下山後、この温泉に入る予定。これも楽しみである。
5:39、十勝岳に向けて出発。
←この道は21年前に花坂(学生時代からの山友。H隊員と共通の友人)と私の二人で富良野岳~旭岳・4泊5日のテン泊縦走をやったときのスタートの道だ。あの時よりはかなり整備されているようだが。5日分の食料とビール4缶ずつを持っていったので荷物の重さもかなり違っているが。
←ウラジロナナカマド
←レトロな道標に出会うと、「がんばってるね~」と声をかけてやりたくなる。
←ウコンウツギ
←安政火口を監視するカメラ。21年前の12月(花坂と私が登ったその年の12月)から3月にかけて噴火・降灰を繰り返し、しばらく入山禁止となっていた時期もある。
←安政火口から流れる沢を渡る。
←富良野盆地。
←ゴゼンタチバナ
←エンレイソウ
←富良野岳が正面に見えてきた。快晴のようだ。こんな日に百名山完登とは、YASU★さんがうらやましい。
←ミツバオウレン
←ショウジョウバカマ
←コゴミ
このあたりで「上ホロ分岐」を見逃したらしく、「富良野岳分岐」に向かって登っていることに気がついた。2時間ほど余計に歩くことになるが、誰からも文句が出なかった。富良野や旭川での観光の時間が短くなるが、この天気の中、富良野~上ホロの分岐を歩けるのは幸運なことである。私自身、《ラッキー!》と心の中で叫んだものだ。
←エゾコザクラ
←ブラッキーもバシバシとシャッターを切る。
←少し雲がかかっているが十勝岳の頂上が見えている。
←サンカヨウ
←十勝岳の左に旭岳も見えてきた。
このあたりでブラッキーの前をシマリスが横切った
ブラッキー「うぇーん、写真撮れなかった~」
私「富良野~上ホロの稜線を歩くんだし、またきっと会えますよ」
←エゾイチゲ
7:26、富良野岳分岐に到着。
YASU★「たけぱぱ到着ね。今から5分休憩します」
←地図で今いる位置と見える景色を確認するみほさまとしろちゃん。
←まりんさまのグラサンを借りてみました。
←7:32、富良野岳分岐をあとにする。
振り返るとブラッキーが富良野岳方面に30mくらい登って花の写真を撮っている。
私「ブラッキー、行くよ!」
YASU★「あの人は放っておいても大丈夫だよ」
←と言ってどんどん下りていく。
←チングルマ
←エゾハクサンイチゲ
←ウラジロナナカマドの薄い緑とハイマツの濃い緑との対比。
←日高山脈も見えるではないか!
←富良野岳を振り返る。
←エゾノツガザクラ
←このあたりの稜線歩きが今回「オマケ」だったわけで、なんともラッキーだったと思うがいかが。
←キバナシャクナゲの見事な群落にカメラを向けるブラッキー
←8:09、眺めのいいところで休憩。360度の展望だ。日高山脈・暑寒別・羊蹄山まで見える。
←ふぉれこカメラより。
←ベニバナミネズオウ
←8:25、三峰山。
←エゾコザクラ
←ふぉれこ・ブラッキー・しろの順で歩く。この先でT師匠・YASAU★が待っていた。何か言いたそうな顔をして待っている。
T師匠・YASU★「順番が違うよ。ふぉれこさんが真ん中にならないと」
←というわけで富良野盆地をバックに信号の色のお三方。亡霊のように写りこんでみました。
←富良野岳を振り返る。
←8:54、上富良野岳。ここからは予定のコースに入っていくわけで、結局1時間弱のロスだから全く問題ナシ。YASU★さんもホッとした様子。
←十勝岳。手前は上ホロカメットク。
←富良野岳。富良野の左に芦別岳・夕張岳。
←十勝岳と噴煙をバックに。ブラッキー&ぶーちゃん。
←しろ&ぶーちゃん
←YMDの背中は汗でビッショリだ。
←上富良野岳を振り返る。
←少し雲が出てきた。富良野岳が頭を隠す。
←安政火口を見下ろす。
←9:16、上ホロカメットク山。十勝岳温泉から見上げる山がこの山である。
←赤い屋根の上ホロ避難小屋が見えてきた。
←9:26、上ホロ避難小屋。
←上ホロ小屋の内部。21年前とほとんど変わっていない。21年間が短絡し、29歳の自分がまだそこにいるような錯覚におちいる。
←小屋の外観は全く変わっていない。21年前の富良野岳~旭岳4泊5日の縦走の1泊目がこの小屋だった。
←歩いてきた稜線を振り返る。富良野岳の左肩からずっと歩いてきたわけだ。
←三段山への道は通行止になっている。
←このあたりはYASU★さんが一番後ろを歩く。
※本当はこちらで書き続けたいのですが、それは難しいようです。今後は『たけぱぱ 百名山 山歩き日記 Part2』に引継ぎます。
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「大雪・トムラウシ・十勝岳(大雪編)。」から続く。
2009年6月27日(土)2:40頃、「国民宿舎東大雪荘」の4Fの部屋で目覚める。男性3名(YASU★・ぶーちゃん・T師匠)はまだグッスリお休み中だ。
タオルを持って1Fの風呂場に行く。風呂は24時間入れるということは昨夜の晩飯のときに確認しておいた。
誰もいない湯船に身を浸す。朝湯の気持ちのいいこと!
風呂から上がり、暖簾をくぐったところでハニーちゃんに会う。
ハニー「おはようございます」
私「おはようございます」
ハニーちゃんも「温泉大好き人間」と見た。
4Fの部屋に戻るとさすがにみんな起きていて、荷物をまとめたりしている。
←3:30、宿を出て車に荷物を載せる。赤い車はYASU★号。
←東大雪荘。風呂も食事もよく、気持ちのいい宿だった。
←宿の前の河原に湯が沸いているらしい。
←左YMD号、右ふぉれこ号。
今日も3台の車に分乗、15分ほど砂利道を飛ばして「短縮登山口」に到着。
←3:50、短縮登山口。我々が到着した時にはすでに14台停まっていた。
←登山口にあるトイレ。今日歩く道の途中には全くトイレがない。「冬季間使用禁止」の札がかかっていたが、皆使用していた。
←4:09、歩行開始。今日もYMDが先頭だ。
←ゴゼンタチバナ
←水芭蕉
←これもゴゼンタチバナ
←マイヅルソウ
←4:28、ここでトムラウシ温泉からの登山道と合流する。
←サンカヨウとツバメオモト。ブラッキーも花の写真を撮りまくる。
←奥がツバメオモト、手前がサンカヨウ。
←ミツバツツジ
←ウコンウツギ
←ゼンマイ
←ツバメオモト
4:40頃、キツツキの打撃音を聴く。鳥は詳しくないが「クマゲラだったりして・・・」などと勝手な想像をめぐらす。
←コミヤマカタバミ
←エンレイソウ
←雪が現れる。
←5:04、カムイ天上。
←ツマトリソウ
←03年に新道が出来て、沢沿いの旧道は立ち入り禁止になっている。
5:10、朝飯タイム。
←アルファ米を食う人、おにぎりを食う人。私はパンをかじる。
←5:30.円錐形の下ホロカメットク。その右隣には富良野岳がウッスラと見えている。
←登るにつれ、ガスが出てくる。《頂上付近は真っ白だろうなー・・・》
←などと言っているとトムラウシが姿を見せる。
←ショウジョウバカマ。尾瀬で見たのとは少し色が違うようだ。こちらの方が濃い色だ。
←この雪渓の上部に「立ち入り禁止」のロープと札がかかっており、右上方の長い雪渓に突入する。
前日のH隊員情報によればこの雪渓上部で迷ったらしい。
6:25、その雪渓に突入だ。これがコマドリ沢だろう。
←H隊員はここで5日前アイゼンをつけたと言っていた。が、今日は必要なさそうだ。ザックに6本爪を用意してはあるけれど。
←コマドリ沢を見下ろす。
6:47頃、雪渓上部で小休止。H隊員はこの雪渓を上まで詰めてしまったようだ。今日はピンクのリボンが右手に見える。先に歩いているパーティーも2~3組見えており、迷うことはない。
←ここから高い樹木は無くなる。ハイマツと高山植物の世界だ。
←いかにもナキウサギが住んでいそうなガレ場だ。心は勝手に21年前のヒサゴ沼に飛んでいく。ナキウサギの鳴き声が鳴り響いていたっけなぁ・・・
←クロマメノキ
←イワウメ
←ミヤマキンバイ
←チングルマ
←ブラッキーも相変わらず熱心に花を撮っている。
←コケモモ
←ミヤマキンバイ
←ベニバナミネズオウ
←コマクサ。残念ながら花にはまだ早い。
←7:22、前トム平。
←ヒメイチゲ
←ぶーちゃんが手を上げているのがわかるだろうか。
←ガスは濃くなったり薄くなったりを繰り返す。
7:48、岩陰で小休止。
←寒さに震えながらもピースサインのみほさま。
←白く(黄色く)見えるのはキバナシャクナゲである。
←7:59、トムラウシ公園。
←キバナシャクナゲ
←ウラジロナナカマド
←エゾノツガザクラ
←キバナシャクナゲとエゾコザクラ
←コケモモの実。
←8:49、トムラウシ分岐。左へ行けば十勝岳。ここから先は21年前に歩いたはずである。
←キバナシャクナゲが見事だった。
そして9:13、21年ぶりにトムラウシの頂上に立った。残念ながら頂上はガスの中だ。
←標高2141mの三角点。
←まりんさまもホッとした様子である。「よかった~。ここまで来れたよ~」を連発していた。
←全員で記念撮影
YASU★さんはトムラウシが百名山の99座目。明日の十勝岳がいよいよ百座目だ。
9:35、トムラウシ頂上をあとにする。最後に振り返るのを忘れない。
《ありがとう、また来るよ》
←頂上を下りていくらもしないうちに晴れてきた。
←東大雪の山が見えてきた。左が石狩岳、右端がニペソツ。
←時々陽も射してくる。
←10:22、トムラウシ公園。みほさまが「手袋見当たりません」とおっしゃいますので、ザックを置いて探しに行きかけたら、「たけぱぱ、あったあった」というのでトムラウシ公園をちょっと走ってUターンという、「少しは軽やかなたけぱぱ」を見せる事が出来たとか・・・そうでもないとか・・・
←「おぉ、トムラウシ頂上が・・・」
←下ホロと富良野岳が見える。十勝は雲の中だ。
←10:51、前トム平。
11時頃、コマドリ沢手前で休憩。東大雪荘の弁当やら行動食やら思い思いに口にする。コマドリ沢の下りを楽しみにしている人もいれば苦手な人もいるようだ。
←小休止。地図を取り出し、景色の確認。正面にニペソツ、振り返ると富良野岳が見える。
12:45、カムイ天上。このあたりから最後尾三名はぶーちゃん・みゃーみさん・私。
←13:15、トムラウシ温泉への分岐。
←ゴゼンタチバナ
13:30、歩行終了。ぶーちゃん・みゃーみさんとハイタッチ。
「イェーイ、お疲れさん!」
←写真を撮られてもお構いナシのまりんさま。YMDは余裕シャクシャクといったところか。
さて、また車3台に分乗し、一旦東大雪荘に戻る。ドリンクを仕入れるため・バッジを買うため・トイレを借りるため。
←トムラウシのバッジ。
車3台は狩勝をまた越え返して、富良野でコンビニに寄る。小腹が減ったのを補うと同時に今夜のワインを仕入れる。
『北の国から』の舞台である麓郷を通り、同じく吹上温泉(田中邦衛とりえちゃんが7時間浸かって撮影したところ)の横を通り、十勝岳温泉「上ホロ荘」に16:50到着。
←国民宿舎「上ホロ荘」
2階の部屋にまた3つに分かれ、少し休憩の後に浴衣に着替えて風呂に行く。木の風呂でこれがまた気持ちがいい。悔しいくらいに陽が射している。富良野盆地を見下ろす露天もこれまたいい。
風呂上りに缶ビール。
夕食は18:30から。
まずはビールでお疲れさん!
牛乳のポトフがうまかったな。
食堂での食事は早めに切り上げ(ビールだけにして)、19:30に男部屋に集合して部屋飲みを開始する。
←今日も十勝ワインで盛り上がるよ。
←ブラッキー整体師に施術を受けるT師匠。
←YMDが東京からもってきたシャンパンでYASU★さん99座目のお祝い。
←そしてハニーちゃんお手製のケーキ登場。
甘過ぎないケーキで(辛党の)私もおいしくいただきました。
←明日の朝食べる弁当を夜のうちにチェック。
皆さんお疲れの様子。今日は皆3時起きで9時間以上歩いたんですもんね。運転する人はもっとお疲れだろうし。
男部屋も22時には消灯。
《また朝温泉に入らないともったいないよね》
長かった一日が終了。
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2009年6月26日(金)、3:15起床。テントの中で目覚めるというのは不思議なものである。自分ひとりの空間でありながら幕1枚外は自然の真っ只中。鳥の声と木の葉が風にそよぐ音がすぐ近くに聴こえる。
すでにかなり明るい。
寝袋にもぐったままメンバーの連絡用のサイトに書き込みをする。
4時を過ぎたあたりから、「バスを待ってます」とか「始発の電車で都心に向かってます」との書き込みが入ってくる。頭の中の地図にあちこちから羽田空港を目指しているメンバーの姿が浮かぶ。
4:30頃起き上がり、まだ残っていたおにぎりを1個頬張る。もの足りないのでパンも食べたい。
《そうだ、キャンプ場に自販機があったなー。コーヒーでも買って来よう》
←4:50頃。旅の我が家。
←だだっ広いテントサイト。張ってあるのは5張だけ。
←コーヒーのはずがガラナを買ってしまった。
テントに戻ってパンをモシャモシャと食う。YASU★さんからも「赤坂の事務所で起きた。空港に向かいます」と書き込みがある。
5:30くらいになると「空港に着いたよ。朝マックするよ」などと書き込みがある。
《オイラも6時になったらテントをたたんで準備すんべぇか》
マットを外に出し、その上に一旦荷物を全部出す。こういうことが出来ない雨の日の撤収は気分もテントも重くなっちゃうが、幸い今日も天気はよさそうである。
6:30頃、パッキングも終わり、デカザックを背負い、小ザックを肩にかけて歩きだす。旭川は今日も暑くなりそうだ。
6:51のバスに乗る。生活路線であるので普通のサラリーマンや用向きの主婦・学生などに囲まれての乗車。乗せていただいてる感じである。
昨夕ほど道は混んでおらず、スムーズに旭川駅前まで運ばれる。
空港行きのバスは7:55までない。コンビニに行き、昼用のおにぎりを買う。
適当なところに荷物を置いてすわって待っていると、バス停に列が出来始めた。どんどん列が長くなっていくので私も荷物をよっこらしょと動かし、列に並ぶ。
バスは「早めに到着して時間通りに出発」するのかと思っていたら、「時間通りに来て遅れて出発」した。皆大荷物だし、先払いだし、乗り込むのに時間がかかるのである。
《これじゃあ、8:35に間に合わんな。オイラが皆を待たせることになるかも》
などと考えながらバスが空港に近づくと、10人が乗っているハズのエア・ドゥが着陸した。
《ごめん、みんな。待っててね~》
8:40頃、空港に到着。到着ロビーに行くとみんなの姿があった。
私「おはようございます」
「たけぱぱ、おはよう!」と声が返ってくる。
今回初めてお会いする、みゃーみさん・ブラッキーさんに挨拶。
私「たけぱぱです。よろしくお願いします」
YASU★「たけぱぱぁ、、、ぶーちゃんが来るのを待って追いかけるから2台8人で先に登ってて。たけぱぱがリーダーでね。ふぉれこさんとYMDを紹介するからこっち来て」
と言って、レンタカーのカウンターで手続きをしているお二人に紹介していただいた。
←ふぉれこさんとYMD。
←レンタカーの手続きが終わり、送迎の車を待つメンバー。
やってきたワゴン車に荷物を載せ、8人が乗り込む。動き出してすぐ空港の隣の建物がレンタカー会社の事務所である。
←YMD号
←ふぉれこ号
私はYMD号の助手席が空いているようなのでそこに座らせていただくことに。
「まずコンビニに寄るよ~」
ナビを『旭岳ロープウェイ』にセットしていざ出発。
YMDは「運転楽しい~、祭りじゃ祭りじゃ、運転祭り~」とか言って騒いでいるようなので運転はバッチリのようである。
YMD号の後部座席は泣く子もダマるまりん様&みほ様コンビである。なかなかにぎやかな車内である。
← コンビニでピースのまりん様。私もここでパンなどを買い足す。
10:00頃、旭岳ロープウェイに到着。女性陣はCW-Xをはくためにトイレに向かう。
←ロープウェイ山麓駅の上に旭岳が見える。
H隊員がやってきた。ずっと同行してきた恩師は6時のロープウェイで登っていったそうである。
H「ここに停めちったのかい。下の駐車場に停めればタダなんだよ~」
《停める前に言ってくれ!》
CW-Xをはくのか、日焼け止めを塗るのか、歯を磨くのか、到着してから約30分経つがまだ出発できない。
そのうちに、ぶーちゃんを空港で拾ったYASU★号も追いついた。
やっと用意が出来てロープウェイの建物に行くと10:30の便が出たばかり。次の10:45の便に乗ることにする。
ここでは各自、往復のキップを買う。2800円なり。
←我々は姿見の池を左に見て旭岳頂上に向かう。
大阪から参加のぶーちゃんとは昨年10月2日以来だ。
私「大阪でガンガンイベントを立てて人気者になってると聞きましたよ」
ぶー「大阪はこの仲間ほど『中くらい』の人があんまりいませんな。激しいか、初心者かどっちかですわ」
ここで解説をしておくと、今回のYASU★部隊は「中くらい」ではない。かなり健脚揃いである。私もYASU★さんと山を歩くのは初めて。飲み友としてはもう1年半くらいのつきあいになるが・・・
←山麓駅からロープウェイに乗る。
←約10分で標高1600mの姿見駅だ。
←ゴンドラから見た旭岳。
←明日登る予定のトムラウシ方面。
←姿見駅に到着。旭岳が間近にせまってきた。
YASU★「14:45発のロープウェイに乗ります」
との宣言があり、10:56歩行開始。
←全く何も文句ないもんね、という眺めだ。
←私が最後尾を歩く。その前をやはりブラッキーさんが花の写真を撮りながら歩く。
←雪の上を歩く。雪玉を作るのに手ごろな解け具合だ。雪合戦が始まる。一番ハシャいでいたのは50歳コンビのYASU★さんと私だったかもしれない。
←11:10、姿見の池。池はまだ凍っていて旭岳の姿を映すことは出来ないが。
姿見の池の上からは登山者の世界になる。
←キバナシャクナゲが見頃だ。
←この景色を見れただけでも、「北海道に来た価値あり」の眺めではないだろうか。
←イワウメ
←エゾノツガザクラ
←画面の一番右端奥がトムラウシ。その左は化雲岳。
←空の青、白い雲、山肌の色がいいじゃないですか。
←山肌から噴煙が上がる。
←六合目。東川町は「田園風景の美しい町」「水道のない町」としても有名。田園地帯なのに移住者が多く、人口増加中という珍しい町である。
『田園』ときいて玉置浩二を思い出す方も多いだろう。隣町である旭川の出身である。どうでもいいことだが、この人も50歳である(1958年9月生)。
←明日登るトムラウシ方向を何度も眺める。21年前に歩いた稜線だ。
←この仲間たちとこの場所にいられることが出来てよかったと思う。しかし、皆健脚揃いだ。写真を撮っている間にどんどん離されていく。
←七合目。
←ズームアップしてみました。奥がトムラウシ。
←八合目で振り返ってみる。
←九合目。ややガスってきた。
←間もなく頂上だ。
12:25、標高2291mの頂上に到着。(2008年にそれまで2290mだった標高を1m高くして2291mに改めた)
残念ながらガスが少しずつ濃くなってきており、遠くまでの眺望は得られない。
まずは三角点にタッチだ。
私「H隊員、これで78座目かい?」
H「そうだ」
私「おめでとう!」
H隊員とガッチリ握手。
←北海道の最高地点、旭岳頂上の三角点。
←久々のティカータスポーズ。
←黒岳方面。黒岳にもロープウェイがかかっており、下ったところは天下の名湯「層雲峡温泉」である。
層雲峡温泉→ロープウェイ→黒岳→北鎮岳→旭岳→ロープウェイ→旭岳温泉というコースを30年前に歩いたことがある。オススメのコースです。花の季節か紅葉の季節がいいでしょうね。但し、紅葉の季節は「観楓会」の時期。温泉は激混みです。
←12:47、頂上をあとにする。自分の魂だけここに置いてくるような錯覚におちいる。頂上になのか、自分の魂になのか、挨拶する。「また来るよ!」
←金庫岩が見えてきた。
←画面左端に見えているのはニセ金庫岩。
詳しい話は「金庫岩」もしくは「SOS遭難事件」で検索していただきたいが、1989年に大騒ぎになった遭難事件の舞台になったのがこのあたりである。
←こちらは金庫岩。
←右手に姿見の池、その左に避難小屋、姿見の池の向こうにロープウェイ姿見駅。
←コメバツガザクラ
13:38、姿見の池。避難小屋の脇で小休止。スノーボーダーが休憩しており、メンバーの中にもスキーヤーが多く、「どこですべってきたのか」など会話がはずんでいるようだ。
避難小屋をのぞいてみると2階に上がるハシゴがどうも妙な具合だ。《ハシゴを登ったあとどうやって2階フロアに上がるのか?》 まりん様の頭の後ろに「?」がいくつも見えた気がした。
13:50、姿見の池発。
←エゾコザクラ
←エゾノツガザクラ
14:04、姿見駅に到着。
14:15発のロープウェイに乗るまで土産物屋を冷やかす。
ゴンドラに乗ったとたん、雨が降ってきた。雨女・雨男揃い踏みの割に、今日はよくぞ天気に恵まれた。
←雨女・雨男
←硫黄泉(しろ)&たけぱぱ
←山麓駅付近に水芭蕉とエゾノリュウキンカが咲いていた。
10分で山麓駅に到着。
H隊員とはここでお別れ。
←皆さんにご挨拶するH隊員。
さてここから大移動だ。狩勝峠を越えて十勝側に出て、トムラウシの十勝側の麓まで行く。5時間くらいかかるかもしれない。20:00までに宿舎に着かないと夕食にありつけない。
コンビニに寄った以外はぶっ飛ばしに飛ばす。YASU★号・YMD号・ふぉれこ号の順。何度か意識を失ったが、YMDがジグザグ運転で起こしてくれる。
5時間の予定のところを3時間ちょっとで到着。
←18:10、「国民宿舎東大雪荘」に到着。
←トムラウシに登るためにはここに宿泊するのが一番便利である。元日にハニーちゃんが電話して和室を3室予約してくれた。
←山登りのツアーが何組か来ているようだ。
←ふぉれこさんの名前で予約してあるので、宿泊手続きはふぉれこさんの担当。「お風呂はあちら」と指をさしているものと思われる。
3部屋に4人ずつ(女部屋2・男部屋1)、4階にエレベータで上がり、部屋に入り、浴衣に着替えて風呂に行く。
川沿いにしつらえてある露天風呂の気持ちのいいこと。
YASU★さんは露天で蚊に刺されたようだが。
風呂上りに缶ビールを飲んでいると女風呂からでてきたのがYMD。
←「一口いただきまーす」 腰に手を当てれば完璧な絵になったね。
19:30、お待ちかねの夕食タイムである。
←まずはビールで乾杯だ。「お疲れ山!」
←ぶーちゃんは御飯を4杯食って最後にお茶漬けで5杯目を食っていた。
ビールの次にワイン。ここは十勝川をさかのぼったトムラウシ温泉。十勝ワインを飲まねばならない。
←ドリカムファンのまりん様。「とかち♪」と唄いながら飲んでいたような。
YASU★「明日の準備さっさとやっちゃって○時に男部屋に集合ねっ」
部屋にワインと日本酒を持ち込み、へや飲みの開始。しろちゃんと私のザックからは焼酎も出てくる。
←女子に絶大な人気のあるぶーちゃん。
YASU★「明日は3:30に出発。3時には起きてね」
《とすると、朝、温泉に入るためには2:30起きだな。起きれたら入ってこよう・・・》
この日はこのメンバーにしては早めに就寝。明日の早起きとトムラウシ9時間歩きに備えるのでありました。
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山友であり、飲み友であるYASU★さんが、
「2009年6月に十勝岳で日本百名山を完登します。2泊3日で大雪・トムラウシ・十勝に登りませんか」
という呼びかけをしたのは昨年(2008年)11月のことだったろうか。
30年来の山友であるH隊員も同じころ(6月下旬)に北海道の百名山を廻るらしい。
H隊員からも「よかったらたけぱぱも6月下旬に休み取ろうぜ。一緒に北海道の百名山に登ろうよ」
とお誘いがありました。
YASU★さんの日程は6月26日(金)~28(日)の3日間。
H隊員の日程は6月20日(土)~28日(日)の9日間。
《なるべく仲間と一緒に登るためには、23(火)~28(日)の6日間の休みがベストであるなぁ・・・》
ということで休みの希望を出しましたが、6月下旬の前半は他の人と休み希望が重なり、25(木)~30(火)なら休んでよろしいとのお達しが出ました。
休みが決まりかけていた頃、YASU★さんからもお誘いがあり、
YASU★「宿に余裕あります。H隊員・たけぱぱも合流しませんか」
H隊員「26日の旭岳はご一緒させてください。あとは別行動になります」
私「旭川空港にお迎えにあがります。前日に旭川入りし、帰りも30日の便で帰る予定。空港から空港までご一緒させてくださいませ」
宿は元旦に手配、レンタカーもかなり早くから手配、飛行機は2ヶ月前に海外からネットでおさえていたようだ。すべて隊長YASU★さんの手配。
1名大阪から来るので飛行機は別手配。
10名が26日(金)羽田発6:55のエア・ドゥで旭川空港へ来る予定。
整理すると大雪(旭岳)はH隊員を入れて13名で登り、トムラウシ・十勝は12名で登ることになる。
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2009年6月25日(木)、4時前に目覚める。13:05羽田発のJALに乗るのでゆっくり寝ていればいいのだが・・・
朝飯をいつもの時間に食べ、たびままや息子達を送り出し、荷物の最終確認。テントやシュラフが入った大ザックと身の回り品が入った小ザックを用意。
青梅駅を9:13に出る立川行きの電車に乗る。これはいつも通勤に使っている電車と同じだ。大ザックは網棚に上げ、小ザックをかかえて座る。座ってしばらく携帯をポチポチいじっていたら眠くなってきた。立川まで爆睡。
立川から南武線に乗り換える。南武線で6年ほど通勤していた(溝口まで)のでなんだか懐かしくもある。西府駅が開業してからは初めて乗る。独身時代に武蔵小杉に住んでいたこともあり、いろんな思いがよぎっていく路線ではある。
川崎で京急に乗り換える。丁度「羽田空港行き」が来たので、赤い電車に乗る。京急は学生時代5年間お世話になっているのでこれも懐かしい。車体は新しくても「赤色」は変わらない。もっとも最近は「青い京急」やら「ステンに赤の京急」も走っているようだが。
羽田空港に着き、ボーっと他人のあとを着いていったら第2ターミナルに出てしまった。JALに乗るので第1の方に行かねば・・・
京急の改札近くまで戻り、地下の連絡通路で第1ターミナルへ行く。時間的には全く問題ないのだが、デカザックがあるので「ご苦労さん」な話である。
やっとJALのカウンターにたどり着き、機械でチェックインをし、カウンターで荷物を預けてホッと一息つく。
腹が減った。何か食べようとも思うが、ビールが飲みたい。
《ラウンジに行ってビール飲んでるうちに腹も収まるだろう。行くべ行くべ》
そんなわけでセキュリティチェックを通り、JALの「サクララウンジ」へ行く。
←サクララウンジにて。
おつまみを食べながらビールを2杯、ウィスキーをロックで1杯。
12:45、立ち上がり搭乗口へ行く。
旭川行きJAL1109便の機材はM81。私の座席は2K。右の窓側、壁のすぐ後ろだった。(1A~1Cはあるのだが、1J~Kが存在しない)
13:05の出発は少し遅れたようだ。飛行機がそろそろとバックを始め、滑走路に向かう。羽田の出発はスンナリ飛んだためしがない。今日も5機ほど出発の順番待ちだ。
アナウンスが流れる「ただいま離陸の順番を待っている状態です。5分ほど離陸までかかると思われます」
それを聞いて《トイレに行っておこう》と思い、シートベルトをはずして立ち上がるとC.A.がビックリした顔で、
C.A.「どちらへ?」
私「トイレへ」
C.A.「申し訳ありませんがお席にてお待ちください」
東京は梅雨空で、飛行機が離陸しても景色はほとんど見えない状態だった。ひたすらトイレを我慢。音楽を聴くでもなく、ひたすら我慢。
ほぼ水平飛行に移り、シートベルト着用のサインが消えたのが13:35頃。立ち上がり、C.A.と目が合うと、
C.A.「おトイレは後方でございます」
急いでほぼ一番前から一番後ろまで歩いていく。
すると驚いたことに、全席に人が座っている。離島へ飛ぶような小さな飛行機ならいざ知らず、M81クラスの機材で本当に全部の席がふさがっているのは初めて見た。
開放感に浸って席に戻る。
ウトウトしながらも蔵王のお釜は確認できた。ちょうど機長のアナウンスがあり、
「ただいま山形市上空を通過中です」
と言っているので間違いない。
ウトウトしつつも、飲み物を配る時間にはしっかりと目が覚める。スープをいただく。これがすきっ腹にしみるほどうまい。
またウトウト。
次に目が覚めたときには苫小牧(私の生まれた町)の港とそれに続く日高の海岸線が見えた。2年半ぶりの北の大地だ。
北にくるにつれ雲がなくなってきたが、旭川付近はほとんど雲がない。快晴だ。富良野岳から北に続く稜線が見える。最後(北の端)の方に旭岳。昨日TVで旭岳の番組を見た、その姿を確認したので間違いない。
C.A.から「旭川の気温は27度」とアナウンスがある。
乗客がざわめく。6月の旭川って、そんなに暑かったっけ?
14:45着予定の便だが、少し遅れて、着陸したのが14:50頃だった。
空港の建物からガラス越しに空を見てみる。
《やっぱり北の大地は空の色が違うわい》
いつも思うことだが本州の梅雨時に来ると、ますますその思いを強くする。
預けたザックが一番先に出てくる。ありがたいことである。多少金もかかっているのだが・・・
到着ロビーへ出てみる。《明日はここにお迎えにあがればいいわけですな》
観光パンフがまとめて置いてあるコーナーに行ってみる。「万葉の湯」のパンフが眼に留まった。《1900円でゆっくり風呂に入って泊まれるなぁ。しかし飲んじゃうからやっぱりなんだかんだで5000円くらいかかっちゃうだろうなー》
やはり予定通り旭川市内のキャンプ場でテント泊まりにしよう。今日テントを使わないとせっかく持ってきたのに使わない可能性がある。
15:10発のバスで旭川駅に向かう。
30分少々で旭川駅前に到着。まず、駅前のデパートに入る。十勝岳頂上で開ける予定のシャンパンを買う。
←旭川駅
次にコンビニに入る。今晩のつまみと明日の朝メシを買う。ビールと焼酎も。
旭川駅内の観光案内所で「ここから行きやすいキャンプ場」を尋ねてみる。女性の係員が、
係「キャンプ場ですか~、まだシーズンじゃないですから・・・」
私「でもやってるって書いてありますよね」(空港で確認済み)
係「春光台にありますね。チョット待ってください」
と言って電話で行き方を訊いてくれた。
係「3番乗り場から○番か○番のバスに乗って春光台公園入口で降りてください」
同じ内容を書いたメモもくれた。
駅前から道北バスに乗り、春光台に向かう。
旭川の中心部は札幌と同じく、道路が碁盤の目のように走っている。つまり札幌の中心部と同じく、やたらと信号があって中心部を抜けるのに時間がかかる。
春光台に着いたのが17時頃。早くテントを張りたいところだが、明日の朝のバスの時間を確認せねば。6:51のバスがあることを確認し、キャンプ場に向かう。
←17:15、公園の管理事務所に到着。
管理事務所で住所・氏名・電話番号を記入。簡単に注意事項の説明があって、係りのおじさんが、
係「先ほども一人、東京の葛飾から来てる人が先に入ってますね」
私「あのー、利用料金は?」
係「無料です。規則だけ守ってくれればいいです」
無料とはうれしいではないか。ちゃんとトイレもあれば水場もあるのに。
おじさんの教えてくれた通りに公園の奥に行ってみると、「テントサイト」と書いた看板があってすでにテントが2張り。
広いテントサイトの端っこの樹の下に私もテントを張る。
←今晩のお宿。
テントを張り終わり、マットとシュラフを広げる。靴と靴下を脱ぐ。この瞬間の開放感!
テント入り口に座り、空を見ながら缶ビールを開ける。一口ゴクリ。この一口目のウマイこと!
たびままが朝作ってくれたおにぎりがまだあった。それからコンビニで買った漬物。ビールが終わると焼酎をチビリチビリ。近くにいるはずのH隊員にメールしてみた。返信ではなく電話がかかってきた。
H「今どこだい?」
私「旭川市内のキャンプ場」
H「こっちは旭岳温泉だよ。ここからそこまでどれくらいかな?」
私「1時間くらいかな~」
H「そうか~、もうちょっと早くわかっていれば合流できたのにな~」
完全に暗くなるのは20時頃だったろうか。ピーセンなど食いながら焼酎を300mlくらい飲んで、22時少し前に歯を磨いて寝た。
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32 苗場山 (2145m)
2005年8月22日、花坂・H隊員と登った。
百名山78座目。土曜・日曜に自分の休みがあれば、二人を誘って山登りに行っていた時期である。
このときも三人で苗場に登り、翌日は巻機に登ろうと計画していた。
当日の朝、越後湯沢に集合。花坂も百名山にハマっていたので、草津白根・日光白根を前日・前々日に登ってきたという気の入れようだった。
H隊員号で長野県側小赤沢の登山口に向かう。
蒸し暑い登りを我慢して標高を稼いで行くと、頂上湿原の一端にたどり着く。蒸し暑かったのが一転してさわやかな風が吹く。
「遊仙閣」の裏手に頂上がある。
前日がH隊員の誕生日だったので頂上でお茶のペットボトルで乾杯し、HAPPY BIRTHDAYを唄う。
←苗場山頂上にて。
下りも同じ道を行く。
下りの途中で雨が降ってきた。
H隊員号で小赤沢の温泉に向かう。
入ったのは『楽養館』。「これぞ鉄分温泉」という真っ茶色の温泉だった。
たまたま花坂と私が先に上がった。売店に「生ビール」の文字が・・・
どちらからともなく「おいちゃん(H隊員のこと)には悪いが、飲んじゃう?」
うなずきあう二人であった。
カッキーンと、割れるかと思うくらいにジョッキを合わせ、乾杯。
枝豆をつまみに生ビールのジョッキをかたむけていると、H隊員が風呂から出てきた。
花・私「運転するおいちゃんには悪いが飲んでるよ」
H「えーんりょすんな!飲んでくれ!」
漬物も出てきた。もちろん無料サービスで、である。
←楽養館前にて。
さて、1杯ずつジョッキを空けたところで巻機の麓の清水集落に向かう。
この続きは「27 巻機山」をご覧ください>>>
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31 雨飾山 (1963m)
1988年6月19日、花坂と登る。
いい名前の山ですよね。
新宿から当時走っていた夜行急行「アルプス」に乗り、翌朝の南小谷でディーゼルに乗り換えて中土で降りる。
←南小谷駅にて。大糸線は当時も今もこの駅から南は電車、この駅から北はディーゼル。そして今ではそれに加えて「JR東」と「JR西」の境界駅である。
バスで小谷温泉へ。ここから歩き出す。
まだまだ雪が残っていました。
←歩き出してすぐ、雨飾山をバックに。
恵まれた天気の中を頂上へ一歩一歩。早くも夏の陽気を感じた。頂上から日本海が見える、というわけにはいかなかったが、満足して雨飾温泉に下る。
←雨飾山頂上にて。
←雨飾温泉にて。
温泉に入って風呂上りにビール。これだから山登りはやめられない。
雨飾温泉に宿泊。翌日は根知駅まで田んぼの中をのんびり歩いた。山歩きとはまた違ったゆっくり時間が流れる歩行だった。
←大糸線 根知駅にて。
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2009年6月22日(月)、大岳山に行ってきました。
平日のこととてメンバーは私一人。
9時に1本電話を入れる用事があったので、家を出たのが9:20。9:32青梅発の奥多摩行き電車に乗り、御嶽まで。御嶽駅前からバスに乗り「ケーブル下」まで。バスは私を含めわずか3名の乗車。
バスの運転手「今日は山に行く人もほとんどいないよ。静かでいいんだけどね」
私「皆さん天気予報を見て行動しますからね」
予報は、曇り・降水確率30%だが、麓から大岳山は全く見えない。これでは、山も静かなはずである。
ケーブル滝本駅は「ケーブル下」バス停から少し登ったところにある。
御嶽山駅までの片道きっぷを買う。下りはケーブルに乗らずに歩くつもりだ。
←きびもち大福。滝本駅で売っている。山に来ると甘いものが食べたくなるが、今日はグッと我慢する。
←10:21発の青空号。
ケーブル車内は山姿の人は自分以外乗っていなかった。地元のおばちゃんかフツーの観光客だけ。
ケーブル線路脇の電柱には一足早く七夕飾りがつけられている。紫陽花が咲き始めだった。6分で標高831mの御嶽山駅に到着。すでに雲の中だ。
←御嶽山駅前のテラスに出てみる。
←晴れていれば上の写真のように見えるわけだが、今日はひたすら真っ白である。
トイレを済ませ、10:32歩行開始。
←ケーブル御嶽山駅。
御岳集落へ向かう道の途中から日の出山が見えるはずであるが、今日は全く何も見えない。
御岳集落に入る。宿坊やみやげ物屋の間を通っていくと武蔵御嶽神社への階段にたどりつく。
←神社への階段。
階段の途中から左に折れて大岳山に向かいます。
←10:50、長尾平。今日はこのあたりから「昼なお暗い山道」になってしまいます。
←少し明るいところでは何か見えないかと目を凝らしますが、全く何も見えません。
←ギンリョウソウ
水場があります。一口掬って飲む。
←11:10、あずまや。小休止。ここはポッカリと木がなくて明るいです。
←あずまやのすぐ横の道。ここだけ明るいです。
←間もなく日が暮れるのではと思うくらいの暗さです。
←小さな橋を渡ります。
←空沢の右岸をさかのぼる道。
←11:26、芥場峠。
足元をビョーンと飛び跳ねる茶色い物体があります。足を伸ばすと20cmくらいありそうです。ちょっとビックリしますが、正体はカエルです。
←雨が降ってくるのでしょうか。こんなカエル君がたくさん出てきました。
←青いビニールシートは大岳山荘のカートや荷物を置く小屋です。
小屋が近づいてくると小屋の屋根の上に富士山が見える場所があるのですが、今日はそこから小屋を見ることさえ出来ません。真っ白です。
←11:54、大岳山荘テラス。ここまでで会ったのは、走って降りてくる男性一人と、芥場峠下で追い越した夫婦、計3人だけ。
テラスで小休止。
←大岳山荘のすぐ上に大岳山神社がある。
頂上手前に少し急な登りがあり、岩角や木をつかんで体を持ち上げていく。
12:10、誰もいない大岳山頂上に到着。
←三角点
頂上の一角に腰を下ろす。それまでも霧雨程度は降っていたが、合羽を着るほどではなかった。腰を下ろしたとたんに雨がやや大粒になり、合羽を着る。
おにぎりを頬張っていると男性が一人現れ、何枚か写真を撮るとすぐに鋸尾根の方に下っていった。
12:30、頂上をあとにする。
←今日は人間よりカエル君の方が多い。
←フタリシズカ
年配のご夫婦がゆっくり登ってきた。二言三言会話を交わす。このあと神社の階段に出るまで誰にも会わなかった。
←13:05、芥場峠。
←13:15、あずまや。小休止。ここだけ明るい。
←水場。登ってきた時より下りの方が冷たくてうまい。こちらがそう思うだけで水自体に変化はないのだろうが。
13:35、長尾平。雨もやや大粒になってきた。下りもケーブルを使うことにする。
13:50、御嶽山駅に到着。
←14:00発のケーブルカーも青空号だった。乗客は10人にも満たない。
一番前に陣取りカメラを構える。
←運転するわけではないが、非常用ブレーキ操作・発車合図・ドアの開閉・観光愛内のために係員が一番前に乗っている。
←紫陽花が咲き始めている。
←中間地点で日の出号とすれ違う。
ケーブル下からバス14:10発。
御嶽発14:32の電車がある。今日は接続がいい。
←最近黄色いハンカチが上がっていないほらみたけ邸。どこか遠くへお出かけ中だろうか・・・
青梅の家には15時頃に帰りつく。
風呂に入り、カップ麺をすすり、16:45の電車で昭島へ。
たびままと待ち合わせて、MOVIX昭島で18:15からの回の『剱岳 点の記』を見ました。
見終わって20:40、腹が減ったので昭島駅前「や台や」で飲み食い。
家には22:30頃帰り着きました。
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30 谷川岳 (1977m)
4回登っている。
1度目は1980年6月、大学4年生の時。日曜日だった。キャプテン(私はマネジャー兼副将、バドミントン部在籍だった)の親友A君と。前日「土樽山の家」に泊まる。早朝から登り、土合に抜ける。その年の夏、A君・I君・キャプテン・H隊員・私の5名で京都に大文字焼を見に行った。行きの電車でA君はギャル(当時はそう言ったのだ)をナンパしてその数日後、持って帰って大家のオバサンに見つかったらしい。今ではA君の義理のお母さんがそのときの大家さんである。同居して仲良く横浜に住んでいます。
←1980年6月、トマの耳にて。
2度目は1987年8月、花坂と。
夜行電車を土合で降りる。土合の駅で「ステーションホテル」を決め込んでいる人もいたが、我々は寝ないでそのまま歩きだす。学生時代に登ったのとは全く逆コースで、土樽に抜ける。木の根を踏んで歩く道がやたら歩きにくかったのを思い出す。
←1987年8月。トマの耳にて。
3度目は2007年10月、単独で。
←07年10月、オキの耳にて。
そのときの詳しい日記はコチラを>>
4度目は2008年7月仲間4名と。
←08年7月、オキの耳にて。
そのときの詳しい日記はコチラを>>
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