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2006年8月の記事

2006年8月31日 (木)

南アルプス第4日目

2006年8月23日(水)、3:40灯りが点く。

トイレに行く。水場で顔を洗う。完璧なる満天の星。オリオンが見える。

岩崎先生のグループは早立ちで、すでに誰もいない。

4:30頃から朝食。本来は5時からだが、希望する人が多いらしく早く用意したとの事。

5:20出発。要らない荷物はひとつにまとめて荷札をつけて寝ていたあたりに置いておく。

5:29稜線に出る。遠くに御嶽が見える。今に行くからなー。御嶽、待ってろよー。昨日登って来た聖岳、上河内岳も見える。Dscf0357

5:49茶臼岳着。南の方には光岳。特定する自信はないが一番高いのが多分そうだろう。千枚から小屋が一緒だった兄さんも登ってくる。椹島に下りるそうだ。写真を撮り合う。Dscf0363

Dscf0364

易老岳までは割とゆるやかなアップダウン。木道もあったりして南アの稜線上にいる事を忘れさせるような道だ。天気も最高。鹿も一頭現れる。

7:37易老岳到着。樹林帯の中で全く展望はなし。Dscf0366 小休止。光岳の方からぞくぞくと下りてくる(登ってくる?)。10人前後の団体が多い。昨日の光小屋は70人くらい泊まったらしい。光小屋は50歳以上の3人以下のグループで15時までに予約した人にしか食事を出さないとか。とにかく混むようだ。

8:05展望台。携帯が通じる(微妙だが)。標識に「携帯通じます」と書いてある。笠木透から「時代は遠くなりにけり」である。かく言う自分もメール・モブログ送信にチャレンジ。15分休憩。

ここから静高平までの登りが長かった。沢筋道である。クマが出そうだ。わざと大きな音を出してストックをついていく。トリカブトの紫。

9:26静高平。Dscf0367 水場があり(涸れていたが)、本当にクマが出そうだ。昨日、光岳をピストンした人もこのあたりで子熊を見たと言っていた。子熊あるところに母熊あり、だ。こんな時は歌を唄う。演歌、フォーク、校歌。思い出す限り唄う。

9:45光小屋。先輩率いる三人組と行き会う。女性一人男性二人の古くは「ドリカム編成」である。お元気そうである。

9:59光岳頂上。93座目。三角点にタッチして光石に向かう。10:10光石。Dscf0372 光石で弁当を食べる。おいなりさん4個。誰も来ない。現在私の家にある新潮文庫「日本百名山」の光岳の項には何の変哲もない写真が使われているが、旧版では光石の写真だったような気がする。高校生の時にその写真を見て知って以来、憧れの光石の上でおいなりさんを食べてペットボトルのお茶を飲んでいる。「時の隔たり」を感ずる。Photo

←光石の上にて

光石17分滞在で頂上に登り返してデジカメと携帯で記念撮影。Dscf0373

10:50名残惜しい山頂をあとにする。また来ることもあるだろう。H隊員かH副隊長の百名山達成の時かなー。

光小屋のあたりでホイッスルの音。小屋の人がクマよけのためにホイッスルを鳴らしながら作業をしているようだ。やはりこのあたりはクマの棲家なんだ。

光小屋を過ぎたところで佐藤さんと行き会う。佐藤さんに名刺とブログのURLを渡す。佐藤さんの住所も教えてもらう。あとで岩崎先生と三人で撮ってもらった写真送らなくちゃ。佐藤さんは光岳に登ったあと易老渡に下りてタクシーで帰るそうだ。金のことがなければ自分もそうしたいところだが。

そのあと沢筋で「易老岳で二人と待ち合わせ」の麦藁帽のおじさんとすれ違った。このおじさんとは昨日テーブルが一緒だった。ちゃんと仲間と会えたようだ。「よかったー」と声をかける。沢筋で少し雨に降られ、カッパを着る。沢筋を離れると雨もやむ。

それから易老岳までに、八名信夫さんと千枚で夕食が隣だったお姐さんの二人とすれ違った。そのほかにもかなりすれ違ったので今日の光小屋も50人くらいは泊まるのではないかな?13:12易老岳着。

ここからは誰ともすれ違わなかった。長かった。15:15茶臼岳。Dscf0376 朝と違い、何も見えない。真っ白の世界。小屋のすぐ上のところにテントに長期滞在らしい写真家の人がいた。「お疲れ様でした」と声がかかる。私「なんとか生還したっていう感じです」笑ってくれた。

15:38茶臼小屋到着。10時間と18分。今日も歩いた。宿泊手続きをする。今日は上段をゆったり使わせてくれるようだ。まず着替えて、荷物をひろげたままビールを買いに行く。荷物を整理しながらビールを飲む。

上段の14人くらいの区画に4人。右の端に男性一人。左隣には女性がかなり年上のあやしいカップル。カップルはずーっと楽しそうに会話を楽しんでいる。いやでも耳に入る。あとでおじさんが自分の右隣に入って、この区画は5人でゆったりと使わせてもらった。雨具もザックカバーもすべて広げて干すことが出来た。

トイレに行こうとして食堂の窓の下を通ったら先輩の「来た、来た」の声。すでに酒盛りだ。トイレから戻るときにきいたら先輩たちの到着は15時だったとのこと。さすがの先輩も「今日は、つらかった!」

今日も刺身の夕食で満足。夕食の席は所沢から来た夫婦と、昨日聖の頂上で会ったミノルタレンジファインダーの乙葉(おとば)さんと一緒になる。乙葉さんに「昨日、聖の頂上でお会いしましたよね!」と話しかけたら、全く気づいていなかったようで「そうか、頂上でシャッターを押してもらった方ですね。気がつかなくて申し訳ない」としきりに恐縮していた。乙葉さん、そんなに頭下げなくても大丈夫ですよ。「食事のあとも話しが尽きず、小屋の人に申し訳ないほどお茶をおかわりした。なんたって「井川茶」だから。

寝る前にもう一杯と思って日本酒を買いに行ったら先輩がいた。先輩もあと10座で100座達成だそうな。このあと幌尻に行く話しをしたら「来年案内人をたのんで行って来る」そうだ。「この9月には羅臼・斜里にも行く」。すごいパワーだ。メルアド交換もしてしまったよ。先輩、ブログも見てねー!

2階上段に戻って昨日もらったチーズをつまみに日本酒を飲む。歯を磨いて寝る。

明日は下るだけだ。

20:50頃と0:00頃にトイレに行く。今夜は星は見えない。

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南アルプス第3日目

2006年8月22日(火)、4:00起床。

ジミー(勝手に決めた名前)はH山H男さんのイビキがうるさくて別なところで寝ていたようだ。灯りが点くと自分の隣にブツブツ言いながら戻ってきた。文句を言って真下の区画から上がってきたおじさんは夜中にH山H男さんを起こして「イビキうるさいよ!」と言っていた。H山さんは「オレか?」と言っていた。下から上がってきたおじさんはさぞかし後悔したろうなー。H山さんは灯りが点いてもシュラフに顔までうずまって寝ており、起きる気配がない。

朝食4:30。スクランブルエッグ、ほうれん草、にんじん、海苔。ご飯も味噌汁もおかわりする。

八名信夫似のおじさん(ご自分でも意識していると思う)が、「ソーダブレッド」をうれしそうに受け取っていた。一日9個だけ焼くらしい。昨日の寝る前のチェックではあと7個になっていた。

ジミーは自炊のようだが、昨夕のトンカツは「いいにおいがしますね」を連発していたから少し後ろ髪をひかれるものがあったろうと推察する。H山さんは一番最後に起きてきて朝食をさみしく(そう見えた)を食べていた。

5:00出発。雨こそ落ちていないが曇っているので少し薄暗い。歩きだして間もなく八名さんを抜く。八名さんはテンガロンハットをかぶっており、やはり相当意識していると思われる。一瞬、聖岳が姿を現す。Dscf0331

と、見る間に雲で姿を隠す。八名さんも「一瞬だったよねー、後から来てももう見えんもんなー」何枚かは撮ったようだ。「何か書くもの予備持っとられんですか?」残念だが自分も一本のボールペンしかない。「お役に立てませんで」先に進む。

5:43大沢岳分岐。少し休憩。八名さんが追いついた。「ここまでの分書くから書く物貸してくれませんか?」「はい、どうぞ」そのうちジミーが登ってきた。やはりすごい速さだ。付いて行けば間違いなく茶臼小屋に着くのだがまあ無理だろうなー。ジミーは運動靴だ。「軽くて動きやすいが岩や石のあるところはゆっくりになってしまう」と言っていた。

少しがんばってみたがみるみる離された。Dscf0332

←はるかかなた稜線上のジミー

兎岳も見えてきた。Dscf0333

少し長めの登りがあって7:20兎岳頂上。Dscf0337

7:34兎岳避難小屋(荒廃)。「聖平まで4時間」の標識がある。Dscf0339_1

Dscf0338 ここから30分くらい歩いたところに電波の届く場所があり、メール・モブログ送信する。ここから聖まで登りが長そうだなー。

標高差で200mちょっと登って9:18聖岳頂上到着。92座目である。百間洞の小屋にいた「カップル?」(女性が年上)に写真を撮ってもらう。Dscf0341

ガスっており眺望は何もない。カップルは下りて行った。聖平泊りだろうなー。白髪の男性が登ってきた。ミノルタのレンジファインダーの高そうなカメラで、2枚写真を撮ってあげる。聖平小屋から登ってきた。「聖平はシュラフ一枚分のスペースしかありませんでしたよ。」 

弁当を半分食べる。小さいオムスビが4つ。それだけでも気が利いているのに、うち2個は天むすだ!おいしくいただく。40分ほど休憩。

聖平に近づく頃から雨。ついにカッパを着る。11:20聖平。小屋は改築中のようだ。小屋には寄らず5分休憩して歩く。

聖平付近しか降っていないようだ。12:07地面も乾いているので腰を下ろしてカッパを脱ぐ。弁当の残りをいただく。うまい。20分ほど休憩。

上河内岳に向かって黙々と歩く。途中で5分休憩しジミーにもらった「チョコビスケット」を食べる。元気が出る。ジミー、ありがとう!

13:56上河内岳到着。誰も登ってこない。二百名山に入っているだけあってすばらしい。何がって、雷鳥がたくさんいる。登りにも下りにも見た。Dscf0346                  

Dscf0347 Dscf0348

Dscf0349

さて、あとは下るだけ。1時間30分の予定。15:30には着くかな。

ところが下り始めるやいなや雷が鳴り出す。遠くの方だが気味が悪い。走る。雨も落ちてきて今日2回目のカッパ。走りやすい道だ。登りも勢いで走る。

小屋に着く15分前くらいでおばちゃん二人を抜かした。抜かすときに後ろの丸っこいおばちゃん「びっくりしたー」私「クマじゃないですよー」おばちゃん「私たちの後ろにはもう誰もいないと思ったんだもん」というおばちゃんはちょっとクマに似ていた。Dscf0350

小屋が見えた。Dscf0351 15:00茶臼小屋到着。10時間の行動時間だった。

一泊二食と弁当で8200円。ここは井川山岳会の経営。下段の左奥の区画を当てられる。ここは毛布なしでシュラフのみ。ゴザの下にマットが敷いてある。

そのうち向かいの区画に先ほどのおばちゃん二人組が到着。疲労しているようだが、口は回る。「さっきは乙女二人を置いてサッサと抜かして行っちゃったわねー」「着替えたいんだけどそういうところはないわねー」隣の男性「どこかに行ってましょうか?」「そういうわけには行きません」そっちの上にあがって着替えます。見られてもかまわないんだけど、見たくないでしょうからね」と言ってハシゴを登っていく。どちらにしてもパワーあふれるおばちゃんだ。

ビールをちびちび飲んでいたらおばちゃんたちがチーズやらソーセージやら茎わかめなどくれる。「お返しするものがないから」と言うと「軽くしたいからお願いだからもらって」と隣の男性にもあげている。隣の男性(佐藤さん)はお返しにチョコを配っている。自分にもチョコが回ってきた。もらうばかりで申し訳ありません。おばちゃん、クマに似てるなんて思って申し訳ありません。今では天使に見えます。

そう言えばジミーがいない。光小屋まで行っちゃったのかなー。

ところがです。

ビックリする人がいました。

岩崎元郎先生がいました。9人グループで来てました。先ほどのおばちゃんではなく別グループのおばちゃん(ピンクポロシャツ)が「先生と一緒に撮ってあげるわよ!カメラ持って早く、早く!」というので佐藤さんともども三人で撮ってもらった。Dscf0353

←左から岩崎先生、私、佐藤さん

撮影後、「先生握手してください!」あつかましくも握手してもらった。先生、お疲れのところ本当にありがとうございました。

クマちゃんおばちゃんは五日市の人。我が家から近い。一緒のおばちゃんは小平の人。二人ともどこかですれ違ったことがありそうな人たちだ。佐藤さんは狛江の人。

やがてこちら側に、今日光岳を往復してきた甲府の男性。むこう側に千枚・百間洞で一緒だった兄さんが入った。さすがにここまで来るとかなりの山好きしかいませんなー。

5:00夕食。なんとビンチョウの刺身だ。こんな山の上で刺身とは!ゆっくり飲んでいいならそうしたいくらいだ。ゴーヤのピリ辛炒め。そうめん。味噌汁でなくて野菜のスープ。お茶がうまい。なんたって「井川」だもんね。ゼリーがついていたが、これは明日の食料にまわす。岩崎先生も一番奥で食事されていた。

ビール一本日本酒一本を食前に飲んだが、食後に「もう一本だけお酒飲んで寝ます。」と言ってクマちゃんおばちゃんを見たら「自分に対する言い訳に聞こえたわよ」だって。

すわろうとしたら「岩崎先生が歌を歌うっておっしゃてるわよ」声の主はピンクポロおばちゃんだろう。食堂にワンカップを持って下りてみた。先生は先ほど食べておられた席にすわっておられた。山の歌を4、5曲歌われたろうか。Dscf0354

歌のあとは「サイン会」のようになり、ピンクポロおばちゃん(以下、先輩と呼ぶ)は自分の着ているポロシャツにサインをもらっていた。先輩は平塚から来たそうだ。藤沢の山岳会に所属しているそうだ。何で知ってるかと言うと全部大きな声で岩崎先生にきいてもらっていたから。明日は自分と同じく光岳ピストンだそうだ。65歳だそうだ。なんで分かるかと言うと「来なくてもいいのに介護保険が来ちゃったのよ」って先生にきいてもらっていたから。

今日の泊りは25人くらいか。すいている。上の段は使っていない。

小屋から星空が見える。雷光も見える。いい眺めだ。今日はよく歩いた。

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南アルプス第2日目

2006年8月21日(月)、4時に灯りが点る。皆、その前から起きている様子。

私はまず顔を洗いに行く。トイレ大の方は並んでいる。

空は?天気は?月が出ていて、その一角以外は雲がおおっている。しかし、小屋番のオヤジが「明日は晴れます」と言っていたから大丈夫だろう!

5:00朝食。玉子焼き、シャケ、キンピラ、海苔、ほうれん草。のり玉のふりかけが置いてある。ご飯、味噌汁をおかわりする。小屋の前で写真を撮ってもらう。

Dscf0288

5:34出発。晴れてきたぞ。富士山が見える。Dscf0286

Dscf0289_1 足元にはピンクの花、ハクサンフウロ。

薄紫はマツムシソウDscf0290

登るにつれて赤石がきれいに見える。Dscf0291

6:11千枚岳着。鳳凰、白根三山、塩見も見える。Dscf0293

富士も。Dscf0294

見ている間に荒川三山は雲にかくれだした。10分休憩後、出発。このあとのお花畑はすばらしかった。Dscf0298

Dscf0295_1 Dscf0296

Dscf0297 左からミヤマナデシコ、ミヤマコゴメグサ、タカネビランジ

浜松三人組がすぐ前を歩いており、花を写真に撮りながら歩いている。自分もバシバシ撮る。Dscf0299

Dscf0300 薄紫はイワギキョウ、黄色はウサギギク。

通過してしまうのがもったいないくらいだった。

7:05丸山着。ここですでに標高3032mある。3000mの世界は富士山以来だから14年ぶりかな。ガラガラの尾根を登り、7:35悪沢岳(荒川東岳)登頂。区切りの90座であります。Dscf0302

←かなり満足げ

7:56悪沢をあとにする。かなりのダウンとアップで8:56荒川中岳着。Dscf0305

←余裕の表情

9:14荒川前岳着。これで荒川三山制覇。Dscf0306

←ひと仕事終えた安堵感

ここからまた下りに下る。ミヤマダイコンソウが咲いている。Dscf0307_1

9:53「荒川小屋まで30分」の標識のところで休憩。浜松三人組が先に休んでおり、先に出発していった。入れ替わりに東海フォレストのバスで一緒だった夫婦が下りてきた。千葉から来たとの事。百名山の話になり、このあと25日から幌尻に行く話しをしたら、この夫婦も7月に行ってきたと。「首まで水につかって大変だったのよ。私たちの前を歩いていたパーティのガイドに助けられてやっと下りてこれたのよ」ご主人は百名山には興味ない様子。

このあたりから荒川小屋が見えてくる。Dscf0309

10:23荒川小屋着。千枚小屋の弁当を半分食べる。おいなりさんとサツマイモのふかしたもの。水場に浜松三人組の一人のおばさんと一緒に水を汲みに行く。行きはよいよい帰りはゼーハーものだった。水場にウメバチソウが咲いていた。Dscf0311

荒川小屋でカレーを食べているおじさん二人組がいた。うまそーだなー。でも1000円だって。グッとツバを飲み込む。

10:42荒川小屋発。最初はルンルンの比較的歩きやすい道だったが小赤石の登りにかかり急登になる。ここをヤケクソになって走って登る。小赤石直下で雷鳥2匹。トウヤクリンドウ、イワギキョウ。Dscf0315昨日千枚小屋のテラスで話した御前崎のおじさんと行き会う。御前崎おじさんは赤石小屋泊り。団体とすれ違う。昨日千枚小屋で隣で夕飯を食べていたお姉さま(50歳くらいか)を抜き去る。

12:01小赤石岳山頂。少し休憩。歩きだそうと思ったら「シャッター押しましょうか?」の声がかかる。Dscf0317 

←大体こんな姿で歩いてました。

歩き出すとまた雷鳥が!Dscf0318

←これはよく撮れてるでしょ。

12:32赤石岳山頂到着。悪沢に続き91座目。弁当の残りを食べる。薄日がさし暖かい。Dscf0319

13:00赤石岳発。すぐに赤石避難小屋。食事は出ないがカップラーメンや飲み物はあるようだ。頂上に近いからここも泊まってみたいですなー。Dscf0321

Dscf0323 ←ミヤマシオガマ

赤っぽい石の間を下りる。18年前の富良野~十勝~大雪縦走を思い出すようなところだ。Dscf0324

雲が取れて兎岳らしき山が見える。Dscf0328

そこからまた下りに下ってようやく「百間洞山の家」が見えてきた。 Dscf0329

14:50百間洞山の家到着。9時間16分の行動時間。よく歩いたもんだ。

まず受付。順番を待つ間にふと横を見るとエビスが冷やしてある。今日はこれに決まり!

受付時にこれからのコースを訊かれる。昨日と同じく聖平→椹島と申告する。受付のお兄さん(この人が小屋番だと思う)に9人の女性の団体を見ませんでした?」と訊かれる。「あー、それなら千枚小屋を出て一番最初に抜かしましたよ」「何時くらいにここに着くかなー」「5時くらいにはなると思いますよー」「うーん、そーですかー」といいながらのけぞっていた。

この小屋はこじんまりとしてきれいな、なかなかいい小屋だと思う。部屋のつくりは千枚小屋と違い複雑なつくりになっている。寝具は同じ、毛布1枚にシュラフ。A-2を割り当てられる。6人用の区画。まだ誰もいないので端っこをキープ。

「さあ、エビス」と思って部屋を出ようとしたら、上の梁に思い切り頭をぶつけた。帽子をかぶったままの時は要注意。

夕食は8人ずつで自分は17:15から。それまでにメモかいてしまおう。小屋前のテーブルでエビスを飲んでいると(エビスにこだわるのはエビスが本物のビールだからである。A社のSDは大嫌い。千枚小屋でビールを飲まなかったのもSDしかなかったのと、チュウハイが冷えていて100円安かったからである)、H山H男さん(頭髪に特徴あり)や浜松三人組も下りてきた。

ふと同じテーブルで先に一杯やっていた夫婦のだんなの手元を見ると「黒霧島」のワンカップが!「それ下から持ってきたんですか?」思わずきいてしまった。売ってればこれ次行くぞ、と思ったが「うん、持ってきたんです」との返事だった。焼酎は持ってくるべきだったー。

A-2区画は自分とH山H男さんの二人かな?ゆっくり寝られるな、と思っていたら窓から外を見ると白人の外人男性が一人下りてきた。目が合った。向こうが手を振るのであわててこちらも手を振る。その人がA-2に来て3人に。

オーストラリア人で東京のサラリーマン。5日間休暇をとり、広河原→熊ノ平→三伏峠。三伏峠から12時間かかったらしい。明日は茶臼小屋まで行くそうな。とても真似できない。まわりからも「超人!」の声。「超人」って何という顔をするので「スーパーマン」と訳してあげた。スーパーマンにマクビティのチョコビスケットをもらった。

17:15夕食。名前が呼ばれる。食堂に下りていく。すごいボリューム、食事の内容が。とんかつにキャベツ山盛り。ソバもあり、とてもご飯をおかわりする気にならず。酒にも手が出なかった。腹いっぱい。とにかく腹いっぱい。少し雨。

夕食後、部屋の調整があって(我々の区画の真下にいるおじさんが文句を言ったからだが、そのおじさんが上がってきて)A-2は4人になった。どうやら女性9人団体は赤石避難小屋で泊まることにしたらしい。

天気予報を見たくて皆さん食堂にいるが、衛星しか入らないようだ。天気予報は19:20過ぎとの事。それまで「おはよう、しずおか」の99年に放送した南アルプス特集のビデオを見る。今日登ったばかりの千枚岳、荒川三山、赤石岳が映し出される。赤石の頂上から生中継もやったようだ。7:25頃から天気予報をやったが何しろ衛星だから静岡も山梨も話しの外。おじさんが「東京なのか名古屋なのか」とつぶやく。要するにほとんど参考にならない。

焼酎を飲みながらさらにビデオを見たのだが、メニューには「焼酎お湯割り500円」しかなく、「焼酎ください」と言ったら「いいちこ」の1リットルパックとポット持って来て「どれくらいで割りますか?」というので「出来るだけ焼酎を多く」と言ったらストレートでコップ一杯ついでくれた。「あんまり売れないんで大サービスです」お兄さん、ありがとう!

20時頃、歯を磨いて寝る。雨は降ってない。

23:40頃目が覚める。暑い、トイレに行きたい。雨だ。眠れない。電波は通じない。隣のジミー(外人さんに勝手に名前をつけた)は茶臼小屋かー。どれくらい歩くんだろう。持ってきた地図を見ると11時間45分かかる。そこまで行けば光岳にも行けるかなー。地図だと茶臼小屋から光岳ピストンは10時間40分。自分が昨日と今日歩いた感じから言って明日は10時間少々、明後日は荷が軽いから10時間弱で行けそうだなー。よし、行くぞ!北海道の準備はどうするか?苫小牧でなんでも売ってるさ。

というわけでジミーに影響され、光岳まで行く事に決めてしまった。

2:30頃再び寝たようだ。

南アルプス第3日目はこちら>>

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2006年8月30日 (水)

南アルプス第1日目

前日(8月19日)21:10までの勤務を終え、駅のロッカーで荷物を取り出し横浜駅に向かう。横浜駅には22時頃に着いてしまう。横浜発0:11の「ムーンライトながら」に乗る予定なのでまだ2時間以上時間がある。居酒屋で時間をつぶすか?西口の雑踏を山ザックでウロウロするのはイヤなので東口のポルタを一回りするが、どの店も23時までだ。

ならば、というか、かなりそういうことになるだろうと思っていた「スカイスパ」へ。昼間に自分のブログをチェックしていたらしげぞうさんの書き込みがあったので気になる。「スカイスパ」ならPCがある。ザブンと風呂に入って頭と体を洗い、サウナも一回きりにしてリビングルーム(PCのある部屋)へ向かう。PC5台すべて使用中。ではとりあえず腹ごしらえだ。レストランに行き「ビールセット」を注文する。追加で生中もう一杯。リビングルームに行くと今度はあいているPCがあった。自分のブログに書き込み。しげぞうさんのブログにも書き込み。もう一度ザブンと風呂につかり、山姿(といってもTシャツ短パン)になり、23:50頃横浜駅に行く。この日は暑くて仕事場からここに来るまでにかなり汗をかいたが、少し暑さも和らいだようだ。風呂に入ってサッパリしたせいかもしれない。

「ムーンライトながら」の指定席券は今日とったものだ。喫煙に一席だけあいていた。これがとれなければ小田原まで「ながら」に先行して小田原→静岡は立ちんぼになっていたかもしれない。

2006年8月20日(日)、0:11横浜駅から「ムーンライトながら」に乗る。喫煙2号車13C。煙いが2時間15分の辛抱だ。寝過ごすと予定が狂うのでこれ以上酒は飲まない。つまり、あまりよく眠れないまま2:26静岡着。降りるときに見たらかなりまだ立っている人がいる。自分はかなりラッキーだったと思う。

静岡ではたっぷり時間があるので郵便局へ寄ったりコンビニへ寄ったりしながら新静岡まで歩く。5:40のバスまで新静岡のベンチですごす。静岡駅の周りにもベンチや軒下で寝ている人たちがいたが、こちらにも二人いた。気持ちよさそうに寝ている。自分もそうしたいが眠りがやってこない。そのうち夜があける。いい天気だ。

5:35バスがやってきた。車掌さんが乗っており荷物を量る。10キロ以下なので荷物料金はとられない。ここでバスに乗ったのは自分ひとり。「この席が足伸ばせていいですよ、長いですからね」との車掌さんの言葉に素直に従う。3時間20分ほど乗るのだ。

このまま一人ってことはないだろうから、皆静岡駅から乗るんだろう。

静岡駅からは12人ほど乗った。その中に7人の高校生グループ。女性がリーダー。皆20キロ以上はありそうなでかいザックを背負っている。彼らがバスの中で話しているのを聞くと、滋賀県から来たらしい。さっき軒下で見かけたのはこの高校生たちだったようだ。それにしてもたくましい。体じゃなくて行動が。

さらに彼らの話すのを聞いていると9泊10日で北岳に抜けるそうだ!すげえ奴らがいるもんだ。

なぜか途中でバスを乗り換えさせられる。冷房の効きが悪いとか。

2度トイレ休憩。あとはひたすら爆睡。冷房が強いのでパーカーを出して体の前にかける。

8:55終点到着の5分ほど手前の駐車場のところでしずてつバスを降りて「東海フォレスト」の送迎バスに乗り換える。乗ったのは4人。自分のほかに単独の男性一人、赤石小屋泊り。夫婦一組、私と同じ千枚小屋泊り。乗るときに3000円を払い、小屋の宿泊代にその3000円をあてる仕組み。お金を払うときに「今日はどちらまで?」ときかれた。

もう、この4人しか乗ってはこないのだろうが「時々、ギリギリになって来るお客さんがいるんでねえ。9:10まで待ちます」と、運ちゃん。そして誰も乗ってこないまま4人の客を乗せて走り出す。途中の案内や花など、解説を時々入れながら約50分で椹島到着。途中、聖平からの下山客を二人乗せた。ここからの乗車だけは認めているとのこと。

椹島では「一仕事終えた」満足そうな人たちがたくさんバスを待っている。この次は10:30発の畑薙ダム行きがあるようだ。

さて、ギリギリの食料しか持っていない私は「椹島レストハウス」で山菜ソバ700円なりをいただく。下りて来た人たちはうまそうに生ビールを飲んでいる。自分も降りてきたら絶対に飲んでやる!

10:24歩行開始。10:35千枚・荒川登山口。10:44吊橋通過。南アらしくなってきた。

Dscf0276_2

管理道路(ジープが通れる道)がつかず離れずくっついている。金さえ出せばこの道をジープで来るツアーもあるらしい。11:15、一回目の林道クロス。11:24鉄塔通過。12:18「千枚小屋へ4時間30分」の標識。16時までに着くかどうか。13:00大きな倒木のところでオニギリを二つ。15分休憩。このあたりまで送迎バスで一緒だった夫婦とほぼ同じペース。この少し上の水場で抜いたあとは小屋到着まで「浜松3人組」の一人のおばさんがいただけだった。

14:15三角点と「椹島まで下り3時間、千枚小屋まで登り3時間の標識。

Dscf0280

こりゃ16時までに着くのは無理か?このあたりから猛烈に眠くなった。考えてみればロクに寝ていない。15:18駒鳥池「小屋まで1時間」の標識。オニギリ一個食べたのと「あと1時間」で俄然元気になる。

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15:54千枚小屋到着。小屋の手前はすばらしいお花畑になっている。

Dscf0284 Dscf0283

「浜松3人組」の次に宿泊申し込み。一泊二食に弁当をつけて8500円、バスで払った3000円の券で差し引いて5500円なりを支払う。小屋はキレイで気持ちがいい。2階のB上を割り当てられる。この区画にはまだ誰もいないので端っこをキープ。

靴下を脱ぎ、短パンをジャージに替え、カッターシャツをはおる。小屋前のテラスに出てみる。缶チューハイ500円を飲みながらメモを書く。小屋の周りは白(主にイブキトラノオ)、黄(マルバダケブキ?)、紫(主にトリカブト)のお花畑だ。

Dscf0287 ←小屋横のお花畑

テラスで酒盛りやお話に花を咲かせている人たちは圧倒的に60歳代と思われる。9.5対0.5くらいの割合で自分より年上が多い。改めて「高年パワー」を感じる。

先ほど宿泊受付の時にこれからのコースをきかれた。明日は「百間洞山の家」明後日は「聖平」そして椹島に降りると答えた。3泊4日で下りて、一日は北海道行きの準備にあてよう。

小屋に着いたときは少し景色が見えていたがガスがかかってきた。しかし、雲をみながら、あるいは花や鳥を見ながら飲むチュウハイ。つまみはカシューナッツ。だんだん幸せな気分になってきた。「これだから山登りはやめられないねえ」心の中でつぶやく。

御前崎に住むというおじさんと話す。ガソリンスタンド経営でなかなかまとめて休みをとるわけにはいかないそうだ。だが、家を朝2:30に出てここまできたそうだ。南アを攻めるにはうらやましい環境ではないか。明日は悪沢・赤石を登って赤石小屋泊りだそうな。

17:30夕食。メインは鳥(から揚げに甘辛いたれをからめたもの)。焼酎ワンカップ500円をいただきながらおいしくいただく。配膳のおねえさんの丸い顔と低い声。そこへ

「南アルプスへようこそ!」のダミ声。小屋番のオヤジだ。といっても50歳前後か?「こーやって注目を集めておいて弁当配るんです」「6:51からのニュースで天気予報をやるのでTVをつけますが、寝ててもいーよ。明日は晴れ。今ガスがかかっていますが、なくなります。夜中にトイレに起きたら満天の星。だけどトイレに行くときは忍者のように扉を開け閉めしてね」

飯の後、TVニュースを見に食堂に下りた。天気予報が終わると

「こんなん見て何になりますか?ここは3000メートルの山の上。明日は晴れます!」そしてギターを弾きだした。一曲目笠木透「わが大地のうた」二曲目に洋楽を歌いだしたが途中でやめ、夏川りみ「涙そうそう」。拍手だ!「さあ、ご飯だ」お客さんが「まだ食べてないんですか?小屋番「お客さんより先に食べるわけにいかないいでしょ!」おもろいオヤジだ。笠木透だなんて、自分が30年近く前に北海道のユースホステルをウロウロしていた頃を思い出してしまったぜ!

2階に戻る。隣は浜松三人組。男一女二で、おじさんが自分の隣に寝てる。送迎バスで一緒だった夫婦も同じ区画に寝ている。自分も歯を磨いて寝ることにする。消灯は20時だが19:30頃眠った。

22:30、トイレに起きる。「満天の星」とはいかないが降るような星。ほんの少しガスがかかっているか。

そのあとなかなか眠れない。電波は届いたり届かなかったり。友人・家族にメールを送ったり、モブログ投稿に初チャレンジしたり。H隊員(書き込みする方です)から返事のメール

「まだ起きているの?話はあとでまとめて聞くから早く寝なさい!」

早く寝たんだけどさー、眠れないんだよねー。

浜松おじさんはいびきこそかかないがこちらに転がってくる。「ウーン」とか寝言がうるさい。

1時半ころには再び眠ったようだ。

南アルプス第2日目はこちら>>

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2006年8月29日 (火)

長男「たけと」より

こんにちは。ぽんぽこ登山隊No:4の岳人(たけと)と言います。

いつも父がお世話になってます。父が、「なんか書くことあったら書け。」と言われたので、ブログデビュー?をしてみることにします。僕も夏休み(7月19日~8月25日)は、北海道のおばあちゃんの家にいました。(と、いってもすれ違いなので父には会いませんでしたよ。)北海道も、今年は30度を越える日もありましたが、東京と比べてみると、からっとしていて、涼しく感じます。父のブログは、いつも自分のパソコンから見させてもらってますが初めて父のブログをみたときは、とっても山が好きなんだなぁーと、見ていましたが、今は父のことを(影で)応援するようになりました。(でも正直ここまでやるとは思わなかったな。)でも僕は、これからもいろんな山にチャレンジして欲しいと思います。(11歳がこんなこと書いてしまってすいません。)

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苫小牧発仙台行きフェリーからです。

苫小牧発仙台行きフェリーからです。

2006年8月28日、19:00苫小牧出港。一度は乗ってみたかった「苫小牧発仙台行きフェリー」です。29日の朝9:20に仙台港入港予定です。もちろん一番安い「2等和室」です。風呂も入れるし足をのばして寝れるし、これで仙台まで7300円で運んでくれるのですから申し訳ないくらいですな。

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2006年8月27日 (日)

「駅の宿ひらふ」からです。

「駅の宿ひらふ」からです。

今日はふかふかの布団で寝られます。風呂も食事も函館本線のホームです。ネットできるのですが、PCは一台しかないので自分まで順番がまわってきませんでした。したがって今日も携帯から投稿です。今日も「すごい」とはいいませんが、降るような星空です。平地に下りてきても北海道の空気は爽やかですな。内地はさぞかし暑いのでしょうな。明日は羊蹄山に登ってきます。いやー冷たいビールも飲んだし今日はゆっくり寝られそうだー。(*^_^*)

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幌尻山荘からです。その2

今日も「すごい」とはいいませんが、降るような星空です。増水のためのストップもあけたようで、小屋は40人くらい泊まっているようです。テントも二張りあります。今回の幌尻ほど天気に恵まれた山行も珍しいのではないでしょうか?日程もあと一日でも前にずれていたら別の山に転進していただろうと思います。詳しくはまた(^O^)/

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2006年8月26日 (土)

七つ沼カールです。

七つ沼カールです。

カールを見下ろせるところまできました。幌尻岳山頂では酒宴がはじまっていますが、ここはまた別世界です。ナキウサギの声だけ「スピッ、スピッ」ときこえてきます。

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幌尻岳山頂からです。

幌尻岳山頂からです。

8月26日(土)、8:58幌尻岳山頂到着。H隊員との記念写真です。

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幌尻山荘からです。その1

8月25日(金)、14:33仮ゲート出発。30分ほどで本ゲート。16:21取水口。17:05渡渉開始。私の勘定では23回ほど渡渉しました。18:21幌尻山荘到着。管理人は「何時に駐車場出たの?増水のあとで今日はまだ来られないことになっているんだけどね」などと仏頂面。そんなこと言ったって小屋には35人くらいいるし、誰も止める人がいなければ登りますわな。小屋の2階に場所を確保して荷物を広げ、食料などを取出し小屋の前でまず乾杯。H隊員はビール、私は焼酎。今日の夕食はレトルト牛丼。頭の上にはすごい数の星。幸せなひとときであります。19:30就寝。沢の音を聴きながらすぐ眠りにつけそうです。

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2006年8月24日 (木)

明日から北海道。

本日(8月24日)南アから無事生還してまいりました。

H隊員(書き込みする方)と自宅のある青梅市の「白木屋」にて軽く乾杯し、H隊員(子供がいる方、書き込みする方と同じ)は我が家へ泊まります。

明日、H隊員(栃木の方、書き込みする方と同じ)と私は始発電車で羽田方面に向かい、久々のJALで新千歳へ。P尻岳とY蹄山(Sベシ)に登る予定です。

またブログはお休みしますが、皆さん書き込み&クリックたくさんしてくださいねー。

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茶臼小屋からです。その2

茶臼小屋からです。その2

8月23日(水)、茶臼小屋から光岳ピストン、5:20に出発。光岳9:59登頂。さらに10分ほど歩いて光石の上で弁当を食べました。新潮文庫の深Q百名山で光石の存在を知って以来32年、念願の光石の上にいる幸福感が今日の全てです。今日もカッパを着ること2回。少し雨に降られました。頂上からの展望は白いガスのみでしたが、朝方は悪沢・赤石・聖など登ってきた山々や今日登ろうとしている光岳などがよく見えていました。今日の行動時間10時間18分。長かった!今日はまったく星は見えません。泊りは60名ほど。なかなか居心地のいい茶臼小屋からでした。

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茶臼小屋からです。

茶臼小屋からです。

8月22日(火)、百間洞山の家を5時に出発。聖岳9:18登頂。今日は11時頃から雨に降られました。聖平11:20着。雨は降ったり止んだり。13:56上河内岳登頂。雷鳥を見ました。15:00茶臼小屋到着。10時間かかりました。今日の泊りは25名ほど。その中に岩崎元郎さんがいました。詳しくはまた日を改めてご報告します。今日は小屋から満天の星空を見ることができました。明日も晴天まちがいなし、かな?

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百間洞山の家からです。

8月21日(月)、5:34千枚小屋出発。小屋のまわりのお花畑も綺麗だったが、千枚岳から丸山にかけてのお花畑も綺麗でした。通過するのが惜しかったです。7:35悪沢岳登頂。区切りの90座です。天気は良好。10:23荒川小屋到着。軽く栄養補給。水も満タンにして赤石へ向かう。赤石直下で雷鳥を見ました。雷鳥を見るのも16年振りかな。12:32赤石岳登頂。91座です。あとは小屋まで下るのみ。14:50百間洞山の家到着。エビスがあります。夕食ボリュームたっぷりです。泊り21名ほど。今日のお隣さんはオーストラリア人。三伏峠から12時間歩いてきたそうな!沢の音を聴きながらゆっくり眠れそうです。

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2006年8月20日 (日)

千枚小屋にて

携帯からの投稿に初挑戦でやんす。 8月20日(日)、しずてつジャストラインと東海フォレストのバス乗り継ぎで10:00にサワラ島に着きました。少し腹拵えをして10:24歩行開始。天気は良好。15:54千枚小屋到着。今日の泊りは65名ほど。自分も中年ですが9割以上は人生の先輩ですわ。小屋は新しく綺麗で快適。水もたっぷり使えます。小屋のご主人(管理人)さんのギター弾き語りが聴けて、30年くらい前に北海道のユースホステルをうろうろしていたのを思い出しちゃいましたね。先程外に出てみたら「満天」とまではいきませんが、降るような星空でした。明日も晴天まちがいなし。

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2006年8月19日 (土)

南アルプス

明日から4泊5日の予定で南アルプスに足を踏み入れてきます。18年ぶりの南アです。単独行です。

そんなわけで5日間ほどこのブログにもさようならですが、

皆さん、その間にもたくさんのアクセスおよび書き込み お待ちしております!

ではでは、行ってまいります。

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2006年8月14日 (月)

高妻山

2006年8月14日、高妻山に行ってまいりました。

高崎までは18きっぷを使い、高崎→長野は「あさま」でワープ。長野駅発8:33の川中島バスで「戸隠キャンプ場」へ。9:50歩行開始。「登山口はこっちでいいのかなー」と少し不安になりながらも10:00牧場着。登山姿で下りてくる人もいるし、地図を見ても牧場を通るようになっているし大丈夫だろう。

牧場で遊ぶ家族を横目に見ながら歩いていくと、「登山相談所」のノボリが!お兄さんが車から出てきた。「登山カードは?」「まだです。」「書いてくれますか?」「あ、はい」

てなわけで登山届を書いたわけだが「どこまで?」「高妻まで」「頂上までですか?」「そうです」「今からですか?」「はい、なんとか行けると思います」「けっこう歩きますので・・・」「ダメそうだったら引き返しますので・・・」「じゃあ、気をつけて」やさしいお兄さんの微笑み。

この天気なら楽勝だよ!なんて思ったが、実際甘かった。暑い!

今年の7月8日に花坂隊員が登っており、そのときの所用時間6時間35分。悪くても7時間あれば帰りのキャンプ場発17:03のバスには乗れるなー、という目論見だった。

最初は川沿いのなだらかな道を行く。やがて壁のように急登になり、鎖場や滝があらわれる。そして10:55帯岩が目の前に!

Dscf0260

確かにちょっと怖い。慎重に通らねばならない。帯岩通過の前にオニギリ一個頬張る。

11時ちょうど、帯岩通過。

上の写真で左に写っているお兄さんが自分のすぐ前を歩いており、このあと一度だけ追い越した。そのときに、

「自分は高妻頂上往復のつもりなんですが、このペースだと6時になっちゃいますよ!」と苦笑いしていた。こちらもだんだん自信がなくなり、「あー、下りが6時ですね」と苦笑い。

さらに20分の急登。11:15一不動到着。

Dscf0275

5分休憩。今日はお茶を一本。アクエリアスを一本。アクティブダイエットを一本の計三本持ってきている。この暑さじゃ二本では足りなかったろうなー。

ここからは割となだらかな稜線歩きだ。二釈迦らしきものは見当たらなかったが、そあたりから仰いだ高妻山←Dscf0261

11:38分三文殊。11:52四普賢。12:08五地蔵到着。

Dscf0274  Dscf0273

Dscf0271

五地蔵岳標高1998メートル。オニギリ一個。携帯の電波が届くようだ。女房にメール「今、約2000メートルのところにいるよー」返事「高いところからメールありがとう。気をつけて下りてきてねー」

おいー、これからまだまだ登るんじゃー!

12:21六弥勒。12:30七観音。12:53八薬師。

Dscf0270 Dscf0269

Dscf0268 黒姫・妙高などを見やりながら高妻に近づく。花坂隊員の言っていたとおり「最後の登りがきつ」そうだ。

九勢至らしきものはあったが、看板がないので撮らなかった。さて最後の登りだ。

親子連れもいるぞ。小学生もいる。こんなキツイ山によく登るなー。垂直に近いぞ。(ちとオーバーか?)たくさんの人達に「もうすぐ平らになりますよ」とか「もう一登りですよ」と声をかけられる。

Dscf0265 少し平らになって十阿弥陀。その少し向こうに頂上らしきものが見える。ギザギザの岩をつたって13:47高妻山頂到着。Dscf0264

山頂には誰もいない。花坂隊員、林隊員、女房に「登頂メール」を送信し、最後の一個のオニギリを頬張る。最後に抜かした3人組が登ってきた。ビールで乾杯している。うらやましい限りだ。

さて、山頂の景色をちょっとだけ楽しんで下山開始だ。

14:07歩き出す。山頂滞在20分。また来ることもあるだろう!

14:51八薬師  15:09七観音  15:15六弥勒  15:19五地蔵ちょっとだけ腰を下ろして水分補給。

15:33四普賢  15:43三文殊 戸隠キャンプ場も見えているがあそこまであと80分でたどり着けるか? 

Dscf0272_1 ←画像の中央やや右に車やテントがウジャウジャ。

15:56一不動到着。あと67分。腰を下ろす。水分補給。間に合うか?間に合わなくても家に帰るのが一時間くらい遅くなるだけだしなー。新幹線で大宮までワープしちゃえばまた寿司食えるし(武蔵浦和で)!

待てよ、そーすっと新幹線代も寿司代も余計にかかるなー。よし、ダメでもともと、もうひとがんばりだ。5分休憩の間になんとか立ち直り、歩き出す。16:07帯岩通過。あわてない、あわてない。事故は下りの時に起きるもの。もう少し平らになるまであわてない。

自分にいいきかせながら歩く。やや平らになったところで走る!「6時になっちゃいます」のお兄さんも抜かした。抜き去るときにお兄さん「早かったですね」私「ええ、下りだけは!」

16:50牧場入り口。ギリギリガールズゥー!キャンプ場の中の車道を走る。チクショウ、バーベキューうまそうだのう。カップルで来て楽しそうだのう。

16:56バス停到着。7分残して間に合いました。トイレに行って着替えるまもなくバスに乗り込む。汗臭くないかな?充分臭いよ。 

そして帰りも朝来たコースをそのまま青梅までたどりました。

なお、「あさま」で缶ビール一本、八高線で缶チュウハイ一本と缶焼酎水割り飲みました。

89座目であります。今度行くときにはもっとゆっくり登りたいなー。キャンプでもして早発ちが理想的だなー。前の日焼肉でもやりてーなー。 

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2006年8月12日 (土)

校歌

花坂隊員・林隊員へ 

来年の夏、三人で光岳に登ろう!

その時に「校歌」斉唱します。今から練習しておくように。このサイトから視聴できます。

なお、これは隊長命令である。

http://www.yokohama-cu.ac.jp/univ/song/index.html

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2006年8月11日 (金)

伊那かっぺいさん

Dscf0720

←左から林隊員・たけぱぱ・花坂隊員

2005年9月3日、ぽんぽこ登山隊は利尻岳に向かった。

これはその時の新千歳空港から利尻空港に向かう飛行機での出来事である。

当初、花坂と私の二人だけでも行こうということになり、あとから林の分の予約を入れたため新千歳から利尻の飛行機では席が分かれてしまった。

花坂と私に1Cと1Dの席が当てられた時にANAのおねえさんが「足が伸ばせないお席で他のお客様と向かい合わせになりますがよろしいですか」と言っていた。「飛行機で向かい合わせかよ!」とも思ったがそれもまた面白かろうと思い「何でもいいですよ」ということで、実際飛行機に乗ったらあらびっくり。

我々の1CDは後ろ向きにすわるのであった。少し恥ずかしいような急行列車のような!

実際、2Cの席(花坂の向かい)に座った業界人風のお兄さんが我々に「飛行機に乗ったのに電車みたいですね」と言っていたくらいだ。飛行機の機種は「ボンバルディアDHC8-Q300」

そして私の向かい2Dの席にはどうも見覚えのある人が座っている。「伊奈かっぺい」に似ている。ずーっとスポーツ新聞を読んでいる。2Cのお兄さんと話す言葉に訛りがある。本物か?

「電車みたいですね」と言ったお兄さんは話しやすそうな人だったので、お兄さんとの話からかっぺいさんかどうか確かめようと思っていたら、お兄さんは離陸とほぼ同時に眠ってしまった。うーむ。

 花坂と山の話や林(隊員の林である。このあと一人で青森の山へ行く予定)の話をしていたら、「青森」の言葉に反応する2Dのおじさん。間違いない。かっぺいさんに話しかけようと思うが、お兄さんはぐっすり寝たまま。かっぺいさんはずーっとスポーツ新聞を読んでいる。

 飲み物が配られる。お兄さんも起きて飲み物を飲んだがまたすぐ寝てしまった。12時15分、ボンバルディアは利尻に到着した。快晴、気温18度。

 降りる寸前に話しかけてみた。

「お仕事ですか?」

「うん、そうです」

「1泊ですか?」

「そうです」

「撮影ですか?」

「いんや、コンサート」

「コンサートですか!」

 交わした言葉はそれだけである。空港に迎えに来たレンタカーの会社のおじさんも

 「この飛行機にかっぺいさんも乗ってるはずですねえ」 

 コンビニにも「いなかっぺいコンサート」のポスターが貼ってあった。

 花坂よ、君との飛行機での会話を忘れてはいないよ!念のため。

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2006年8月10日 (木)

屋久島旅情

恥ずかしいのですが、一昨年初めて屋久島に行き、東京に帰ってからもしばらく「屋久島モード」が続き、作ってしまった「屋久島旅情」を公開いたします。

Dscf0521

                                                                                                                「屋久島旅情」

 私は忘れない あの日モッチョム岳に当たっていた夕陽の色を

私は忘れない あの日旅の友と島酒を酌み交わし 語り合った刻を

私は忘れない 早発ちの朝 宿の前で仰ぎ見た 満天の星々を

私は忘れない 霧に姿は見えねども 谷にとどろく滝の響きを

いつの日かまた 白谷を歩き 太鼓岩に立たん事を

いつの日かまた 山巓に立ち 喜びにふるえん事を

いつの日かまた あの時の顔ぶれで 酒を酌み交わさん事を

いつの日かまた ツワブキの花咲く頃 貴女と語り合わん事を

たとえそれが 夢のような思いでも

たとえそれが 旅の感傷と笑われようと

たとえそれが いつの日になろうとも

たとえ貴女が 届かぬ人になろうとも

夢のような日々を 私は忘れない

共に歩いた道々を 私は忘れない

大風が吹き 島抜けが出来なかった事を 私は忘れない

もう一度会えた貴女の微笑みを 私は 一生 忘れない

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2006年8月 6日 (日)

大朝日岳

2006年8月3日(木)・4日(金)、大朝日岳に行ってまいりました。

平日のこととて、メンバーは私一人。

3日のやまびこ41号で大宮から福島まで。福島駅のキオスクで昼飯と飲み物を仕入れてつばさ101号で9:13山形着。鉄道マニアでもある私も「初乗り」の左沢線に乗り換えて10:06左沢着。ここでアクシデント発生。左沢駅から古寺鉱泉まで動いているはずの「会員制タクシー」が今年から動いてない!なにー!左沢線で同じ車両に乗っていた夫婦も「ネットで調べてきたのにぃ!」私もその口である。

念のため今「古寺鉱泉口登山案内」を開いてみると、ちゃんと「7月22日から8月7日まで」運行となっているぞ!チクショウ!電話入れてみればよかった!

泣いてもわめいてもここは左沢である。フルーツライン左沢線で左沢まで来ちゃったんである。目の前にはタクシーが停まっているんである。

そう、ご想像のとおりご夫婦と3人でタクシー相乗りと相成りました。

運ちゃんは60歳くらいか?バリバリの山形弁である。でも8割は分かる。話していることは分かる。天気は最高。三人で9800円くらいと言ってるから3300円かー。

ご夫婦は山に2泊し、ゆっくり大朝日を楽しまれるとの事。うーーん、明日は一人で9800円かー?そんな心配をよそにタクシーは古寺鉱泉到着。運ちゃんにウソはなく、9890円だったので一人あたり3300円ずつ支払う。

「明日こっちにまた下りてくるんですけど、予約しておかないとここで1時間近く待つんですよねー」と運ちゃんに話を向けたら、

「なーぬ、鉱泉さゆっくり入ればいいんだあ。鉱泉さ入る前に電話してゆっくり風呂さつかるのっす」

なるほど。それにしても約1万円かー。

ご夫婦に謝意を述べて11:12歩き出す。

橋を渡り「朝陽館」のすぐ横を通る。ここから電話すんのかなー。鄙びた「いい感じ」の鉱泉宿である。

暑い。今日はTシャツ・短パンの最涼パターンで登る。

1時間ほど歩いたところで昼飯にする。コンビニオニギリである。休憩15分。

12:53最初の水場に着く。「古寺山まで65分」と書いてある。今日はかなりゆっくり歩いている。シュラフ・マット・4回分の食料がザックに入っているし、単独だしね。

Dscf0239

←最初の水場

             

                                                        かなりの人数とすれ違う。けっこう日帰りで登っている。小学生もたくさんいるぞ。大朝日は「奥深い」というイメージがあったが、どうも「日帰り派」の方が多そうだ。

13:49 2番目の水場。「三沢清水」と書いてある。「古寺山まで20分」とも書いてある。本当に今日はゆっくりペースだ。Dscf0240

←三沢清水                                                                                 

            

14:20古寺山山頂1501メートル。おにぎりが一個残っていたので食う。15分休憩。小朝日岳が見えるが大朝日は雲の中だ。

Dscf0241             

←古寺山頂

小朝日のピ-クを踏んで行くか巻き道を行くか。足は自然に巻き道へ。

そうこうするうちに小屋が時々雲間から見えるではないか。小屋から出入りする人影も見える。元気が出る。 

16:29「こんなところに!」と思うほどすばらしいところに銀玉水(最後の水場)はある。どれほどすばらしいかは行った人にしかわかるまい。ウメバチソウとニッコウキスゲが咲いていたとだけ言っておこう。

古寺鉱泉から登ってくると水場は3箇所あるわけだが、水は上へ行けば行くほどうまいです。今日の夕食・明日の朝食用の水もペットボットルにつめて、あと少しで小屋だ。がんばろう!一人で山を歩くときは自分にけっこう色々と話しかけるもんですよね。みなさんはそうではありませんか?

17:03大朝日小屋到着。カメラ・三脚・携帯電話だけ持ち、あとの荷物は小屋の前に置いて山頂へ向かう。

山頂付近だけ少し雲がある。荷物がないので走るようにして17:14大朝日岳山頂到着。標高1870m。三角点にタッチ。握手する人がいないので自分の右手と左手で握手。

時々雲が切れ、飯豊・磐梯・吾妻・蔵王・月山・鳥海が見える。鳥海だけは未踏だ。

「鳥海、待ってろよ!そのうち行くからな」心に誓う。

デジカメと携帯で記念撮影。Dscf0244

 

小屋に戻る。玄関で靴を脱いでいると「今、来たのかい?」と管理人のおじさんから声がかかる。ズブズブの山形弁である。2階に上がり、指定された場所にザックを置く。よっこらしょとすわったところで「協力金1500円くれっかな?」立ち上がってサイフを出し、1500円お支払いする。

小屋の窓から月山・鳥海が見える。私が陣どっている場所の頭の上に窓があるので他の人たちが代わる代わる私の横に立ち、景色を見に来る。

日の沈むのを見に小屋の外に出ている人がいたので私も出てみる。夕日も感動ものだが、「影朝日」が印象的。朝日岳の影が夕日の反対側の山並みに三角に映っている。夕日の「影朝日」。一人でニタッとしてしまう。

マットに空気を入れ、シュラフを広げる。そして晩飯。お湯を沸かしカップ麺をすする。今日は200mlのカップ焼酎を2本持ってきた。麺をつまみに焼酎をちびりちびり。大朝日に登ったし、立ち上がると窓から月山・鳥海だし、いい心持ちになってきた。

もちろん携帯は通じない。暇つぶしの本も持ってこなかった。こんなときは同宿人のウォッチング。今日の小屋泊まりは25人くらいか。その中にNHKの取材班が6名いる。「小さな旅」のロケだそうな。もう1週間も山へ入ったままだが、風呂へ入りに昨日古寺へ下りてまたすぐ上がってきたとのこと。

中学2年生の男の子がいる。お父さんお母さんと3人で登ってきたようだ。グループで来た人、一人で来た人。みんな満足そうな顔をしている。天気もいいし、小屋はすいてるし。90人泊まれる小屋に25人。

焼酎を飲み終わったところで歯を磨きに外へ出る。満天の星。トイレへ寄って就寝。

8月4日、NHKの人たちが起きだして早くも3時半頃ヘッドランプを点けて出て行く。まだ眠いよー。でもあらかた皆さん起きてしまったようだ。

朝食もカップ麺。見渡すと皆さんも似たようなもんだ。インスタントコーヒー。山で口にするものは何でもうまい!

4時を過ぎるトゾロゾロとご来光を見に外へ出て行く。まだ早いんじゃない。色々撮りたいものがあるのかな?私は4時半頃、カメラと携帯だけ持って頂上へ向かう。

4時40分頃、見事に山の端からご来光!NHKさんたちもTVカメラをご来光へ向けている。私もデジカメで2枚。携帯でも1枚。朝日の「影朝日」も見えるぞ! 

Dscf0246    Dscf0249                                                                

Dscf0248

昨日も見えてはいたが今日の方がよく見える。飯豊もきれいに見えている。

左が吾妻、右の双耳峰のようなのが磐Dscf0250梯。

全く見飽きることがない。名残惜しい山頂をあとにする。月山・鳥海に向かって下りて行く感じ。次は鳥海だー。待ってろよー。

5:41一晩お世話になった小屋をあとにする。

Dscf0252

6:00銀玉水。15分休憩。相変わらず冷たくてうまい!そしてこの水場のロケーションと言ったら!大朝日を振り返り振り返り、快調に下ってゆく。

6:51巻き道と小朝日の分岐。今日は自然に足が小朝日に向かう。

7:12小朝日岳山頂。15分休憩。カロリーメイトをかじる。小屋から下りてくる人、これから登る人で10人くらいの山頂。なんといっても大朝日の最高の展望台だ。一枚撮ってもらう。

↓Y字雪渓が印象に残る。

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7:56古寺山。8:18三沢清水。8:49一番下の水場。それぞれでゴクゴク水を飲んだことはいうまでもない。

沢の音が聞こえてくると鉱泉は近い。9:53古寺鉱泉到着。

鉱泉の玄関には「入浴準備中」の札が。玄関先に腰をおろさせてもらう。洗濯物を干しにおばさんが出てくる。

「今から?」「いえ、下りてきたところです」「風呂?シャワーだけなら入れるよ」「お願いします」「着替えだけ持って上がって」

鉱泉に来てシャワーだけも情けないが、風呂場まで行ってみるとおばさんがちゃんと風呂のふたをあけてくれた。

「体洗ってから入ってな!鉱泉だから#$%&#$%&!」「はい!わかりました」バリバリ山形弁なので少しわからなかった。

シャワーを浴びてから湯船へつかる。あー、と思わず声が出る。生きててよかった!

缶ビールと風呂代あわせて1000円をおばさんに払ってまた玄関先に腰をおろしてビールを飲む。プハー、生きててよかった。

さて、帰りの足はどうするか。タクシー1万円はなんとしても避けたい。

小屋で隣だった二人組のおじさんがおりてきた。風呂には入らない。「着替え持ってないし」とのこと。「タバコ売ってないかい?」とおばさんに聞いている。おばさん「うーってねえんだー」おじさん「医者からタバコ切らすなって言われてるんだよ。3本くらい譲ってくれないかな?」「うちの息子にちーてみる」息子さん出てきた。「はい、どうぞ」3本渡す。「おいくらですか?」千円札を出す。「こんなんでお金もらえないっしょ!」「じゃあビール2本ください」そのまま千円札を渡す。受け取った2本のビールは2本とも相方のおじさんに渡し、「オレは1本も飲みきらん。2本飲んでくれ」と、やりとりがとってもさわやかだった。

「車ですか?」話を向けてみた。「11時に車に乗せてってくれる人をここで待ってるんですよ」「実はタクシー呼ぼうかどうか悩んでたんですよ」「途中までなら多分あなたも乗れますよ」来た来た!その言葉をお待ちしてました。

そうこうするうちにもう一人おじさんが下りてきた。この人も車らしい。「車ですか?」「そうです」「街まで乗っけてくれませんか」「最終的にはどこへ帰るんですか?」「東京ですが」「鶴岡くらいまでならどうぞ」やったやった!鶴岡か。日本海側だな。いいや乗っちゃえ。

おじさんが風呂へ入って出てくるまで1本の缶ビールをちびりちびり。

おじさんは多摩市在住。昨日の深夜(早朝)車で古寺に着いて仮眠、小屋に泊まって往復したらしい。

車は一時左沢に向かいかけたが道を少し間違え、「すまないけどやっぱり鶴岡に向かっていいかな」「はい、私はもう全然」

鶴岡へ。おじさんは無口なというかもの静かな人で「青梅におすまいですか。雲取は何回も登りましたか?」「はい3回ほど。今年もGWの最後に行きましたが、小屋はすいてました」「私はいつも避難小屋に泊まるんですよ」会話はそれくらいしかなかったなー。

鶴岡駅に着いた。「ガソリン代だけでも」とお金の話を向けたが、キッパリと「そんなつもりじゃないから」と断られた。「本当に助かりました」とお礼を述べて車をおりる。車の前にまわってもう一度帽子をとる。いやー、本当に感謝!

18きっぷに日付を入れてもらい、日本海側を南下することに。羽越線の土砂崩れのところは代行バスだそうな。温海温泉まで各停。温海温泉で代行バスに乗る。バスで隣になったおばさんが「あれが山さ崩れたとこだー。工事で温海町はうるおったー」といろいろと話かけてくる。鼠ヶ関ではディーゼルが待っていた。村上で電車に乗り換える。村上では少し時間があったので缶ビールとチュウハイを仕入れる。電車でちびりちびり。幸せなひと時。

新潟到着。ここらへんでワープ(新幹線や特急に魂を売ること)しないと今日中に我が家に帰れない。7200円ほど出費して高崎まで運ばれる。

高崎からはまた各停の旅。武蔵浦和で自分へのごほうび「回転寿司で一杯」恒例であります。ほろ酔いで家に着いたのは23時ちょっと前でありました。

大朝日岳88座目であります。

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