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2006年9月 4日 (月)

北海道遠征第二日目

朝の早い北海道。それにしても皆起きるのが早い。

2006年8月26日(土)2:45頃、荷物をガサゴソやっている音で目が覚める。

外に出てみる。降るような星。すごい星。木で天空が狭められているのが非常に悔しいほどのすごい星。

暖かい。北海道の山の中で夜中(朝方か)の3時とは思えない暖かさだ。

すでに小屋の前でメシをつくっている人がいる。

我が登山隊(2名だけど)はもう一晩この小屋に泊まる。今日は念願の幌尻岳登頂の日。頂上アタックだけであとは特にすることはないのである。もうひと眠りと行きたいところだが、もう眠れない。南アルプスの出来事などを反芻しながら朝を待つ。

4時半頃、我々も小屋前で朝メシにする。ラーメンをゆでる。パンを少しかじる。コーヒー。なんでもうまいが、暖かいものは特にうまい。

「H隊員、眠れたかい?」H隊員「寒くて目覚めちまったー、オレ閉めたけどね」栃木弁です。「そうか、オイラはH隊員が窓を閉めたのも知らん」標準語のつもり。多少北海道訛り?

暖かい方だとは思うが、まだ日の出前である。山の朝は冷える。10℃くらいか。

2階の隅の方に今夜寝るスペースを確保し、5:39サブザックを持っていざ出発!

小屋に泊まっていた人たちの中ではしんがりに出発。我々の前にはおじさん6人パーティが出て行った。メンバーの一人が今日、幌尻で「百名山達成」だそうな。このへんの情報はH隊員がいつの間にか集めてくるのである。

今日も快晴!

小屋からすぐはジグザグの急登である。だが、荷が軽く、朝一番で二人ともH_taiin_guts_pose_1元気いっぱいである。6:10小休止。

                                     元気いっぱいのH隊員→

相変わらずの急登をこなして、6:58命の水(標識では「命の泉」)到着。冷たい水がノドと心にしみる。ペットボトル1.5リットル分、満タンにする。Dscf0406

←命の水

命の水の少し上、稜線に出たあたりで6人パーティを追い越す。

おじさんたち「命の水はどれくらいあったかね。遠かったかね?」

我々「2~3分くらいですよ。すぐですよ。」

おじたち「んなら、行けばよかったなー!冷たい水飲んで元気回復したかったなー!」

っていうか、かなり元気そうである。

左下に「北カール」が見えている。全くさえぎるものは無し。クマの楽園っていう感じだな。「あれ、そういえばH隊員、今日はクマスズどうした?」「忘れた」「えーっ、ここらはクマがいつ出てもおかしくないところだぞー」(自分のことは棚上げの隊長である)

そうは言ってもこの天気でこの稜線ではクマも(人間も)遠くから見つけられるので、出くわす心配はないけどね。

そんな見晴らしのいい稜線。幌尻の頂上も見えてきた。H隊員に「幌尻見えてきたねー」と言うと「えっ、左のとがったのが幌尻じゃないのか?あっちの方が高く見えるけどなー」つまり、戸蔦別を幌尻だと思っていた様子。まだまだ修行が足りんぞ、H隊員。

Dscf0408 ←戸蔦別   ↓こっちが幌尻 Dscf0414

ナキウサギの「スピッ、スピッ」という声がする。時々かなり近くでも聞こえる。岩の上にでもいないかと目をこらすが、姿は見えず。

花もたくさん咲いている。タテヤマリンドウ、イワギキョウ、ウメバチソウ、ミヤマアキノキリンソウなどなど。H隊員もバシバシ写真を撮っている。Dscf0409 ↓撮影に余念がないH隊員

Dscf0411 Dscf0412

左:ミヤマアキノキリンソウ右:イワギキョウ(ピンボケ)

↓地図を点検するH隊員Dscf0410

Dscf0413 ←バックは戸蔦別です。七つ沼カールがのぞいている。

這い松が両側から道に覆いかぶさるような「プチ藪こぎ」もあったが、概ね歩きやすい道。そして気持ちのいい道。

8:58幌尻岳山頂到着。H隊員43座。私94座であります。Dscf0417

お湯を沸かしていると百名山目の「まこっちゃん(誠さん)」を含む6人パーティが上がってきた。横断幕撮影にH隊員も借り出されるわ、「今度は三角点ペシッの写真だ」とか頂上は大騒ぎ状態。でも上の写真も彼らに撮ってもらったので文句は言えんとです。

はて、お湯が沸かない。ガスは「EPIのパワープラス」。なんでだろう???今日は暖かいしなー。これくらいで気化能力が落ちるとはとても思えないしなー???H_taiin_tikin_1

頭の中が?だらけになって二人してぬるいカップラーメンを食べるハメになった。H隊員、許してくれ!

1時間以上も頂上でゆっくりする。頂上からの眺めは最高だがどの山がどの山か特定出来ない。だんだん雲も出てきた。だが十勝平野が見えているからかどうか、電波はバリ3である。H副隊長と家族にメール。モブログ送信。H隊員のDOCOMOは圏外だと。

ガイドブック等には七つ沼、戸蔦別、1881峰から六ノ沢を通って幌尻山荘に戻る道が紹介されているが、あまり道はよくないらしい。だが、七つ沼だけは見たいので10:05戸蔦別方面へ向かって歩き出す。歩き出したとたん、「こりゃヒデェ道だ、戸蔦別なんてとても無理だな」と意見が一致。なにしろ這い松が道に覆いかぶさって、いちいち枝を手で払いのけるか、擦り傷覚悟でズシズシ進むかの二択である。「プチ藪こぎ」どころか「這い松とお友達になりまショー」の始まり始まりなのである。

まあ、でも松脂くさくなりながら10:42七つ沼カールの見える肩までたどりついた。クマさDscf0422 んの遊び場だなー。7月はすんげえ花畑なんだろーなー。などとうっとりするオヤジ二人、と思ったらH隊員は昼寝中である。ここも電波OK牧場なのでもう一丁モブログ送信。(頂上ではまだ宴会が続いてるんだろうな)。それにくらべてここは静かな静かな別世界である。

10:01肩をあとにして再び「這い松とお友達になりまショーPARTⅡ」である。しかも今度は登り。

Dscf0424_2 ← 肩からすぐ上の稜線上のH隊員

11:51再び幌尻の頂上へ。ガスがかり、眺望は無し。「三角点ペシッ」をやって憧れの山頂に別れを告げる。光岳か幌尻を百名山最後にする人が多いというが、続けて光・幌尻登っちゃったんであり、自分にとっても二つとも「念願・憧れの山」である。見えなくなるまで振り返り振り返り、最後に敬礼をしてお別れをする。

下っているうちにH隊員が「また見えてきた、写真撮ってくれ」というのでパチリ。確かにまた頂上が見えてきた。Dscf0426

13:30命の水でふたたび水を汲む。500mペットに半分くらい。そういえば1リットルの方のペットがない。「這い松とお友達」になってるうちに落としたらしい。自然破壊じゃ。すまんのう、幌尻さんよ。南アから一緒に歩いていた「オーイ1リットル君」よ、達者でな!

ジグザクを今度は下りに下って14:33幌尻山荘到着。

今日は「登っていい」ことになっているらしく、すでに2階はほとんど満員。我々のスペースもタテをヨコにさせられ、あいたスぺースに二人入れると言う。私はコンパクトに生まれついたのでまだいいが、H隊員は窮屈そうである。Dscf0427

←夕方の幌尻山荘。食事用に山荘前にビニールシートが敷いてある。写真には写っていないが、右下におじさんがすわっているあたりにあるのだ。左下の頭はH隊員。

今日はレトルトカレーだ。ラーメンも一食分余っているのでゆでて食ってしまう。残っていたDscf0428 焼酎も全部飲んでしまう。山荘前で記念写真を撮ってもらおうとしたら、「カードFULL」。財布に大事にしまっておいたもう一枚のピクチャーカードで再度お願いする。

ガイドブックには「幕営禁止」となっているがテント4張り。単独行のたくましいお姉さんもいる。焼酎をたっぷり飲んだのでグッスリ眠れた。何時に寝たのか、記憶も記録もない。

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コメント

おぉ~い!たけパパ!たけパパ日記にコメントしてくれる人、少なくないかい?しげぞうさんみたいに沢山のファンに読んでもらうには、もうチョット上手に作文書かないとダメなような気がするんだけどなぁ~・・・オヤジ!が面白可笑しく ある事ない事 書いてあげようか?たけパパ南アルプス『寝物語』ってのはどうかな?(^^)遭難しかけた時に助けてくれた ある人(女性)と山小屋で過ごした1夜・・・なんて書き出しで書いたらオヤジ!の俺でも作文くらい上手にスラスラ書けるぞ!(^^)たけパパ!このコメント!削除しないでね(^^) ある人(女性)とはドラえもんから たけコプターを借りて助けにきた『しずかちゃん』の事だよ!

投稿: オヤジ! | 2006年9月 4日 (月) 17時14分

北海道遠征2日目までのコメントお疲れさん。
一つだけお願いがあるんだけど、「頼むからアップの写真は使わないでくれ・・・」
使う時は「小さな」写真にして・・・(お願い!)
とても「見るに耐えない」し、「全国ネットにのっているかと思うととても恥ずかしい」
それと、いつも標準語を喋っている訳で、栃木弁はないと思うけどなあ・・・

遠征3日目以降は「小さな写真」で頼むよ!!

投稿: H隊員 | 2006年9月 4日 (月) 23時41分

H隊員へ、そう言われると思いました。
早速修整にかかりたいと思います。
修整はするけど、オイラのブログはオイラの知り合いとしげぞうさんくらいしか見てないと思うよ。
でも、アップはやめとくよ。
榎木孝明(殿様俳優)似のいい男なのになぁ・・・

投稿: たけぱぱ | 2006年9月 5日 (火) 00時30分

今夜も飲んだくれて 今 帰ったぞ!ZZZ眠いZZZ

投稿: オヤジ! | 2006年9月 6日 (水) 01時08分

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