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2006年12月 5日 (火)

2004年12月 屋久島にて。PART2

2日目(12月1日)、4時半起床。星がきれいだ。若干、雲がある。

5時にYHまで「まつばんだタクシー」を呼んである。

島を1周する道路を宮之浦方面へ。

まず「あさひ弁当」に寄り、たのんであったおにぎり弁当を受け取る。

タクシーは暗い山道を、ウトウトしている私を乗せて高度をかせぐ。

6:20頃、淀川入口に到着。まだ薄暗い。

親切な運転手さんが「弁当、車の中で食べていいよ」と言ってくれたがお断りして、ヘッドランプを点けてもそもそと弁当を食べる。おにぎり2個のほかにさつま揚げ・とり唐・サケ・ゆでタマゴとなかなかのものである。

寒い。風はないようだが、まだ日が昇っていない。

6:40、ようやくヘッドランプのいらない明るさになり、コートを着たまま歩き出す。

そのうち日が昇り、日が射してきてコートを脱ぐ。

7:20、淀川小屋。川で水を汲む。ウマイ!この島の水は水道の水でもうまい。小屋からラジオが聞こえてくる。泊まっている人がいるようだ。淀川入口には車は2台しか停まっていなかったので、それほどいないと思われる。

8:30、高盤岳展望所。頂上に印象的なトーフ岩が見える。601n0010

←高盤岳、トーフ岩

8:45、小花之江河。8:59、花之江河。南の島の高層湿原だ。

15分ほど歩くと黒味岳別れ。道の傍らにザックが3つ置いてある。黒味の頂上を見ると人影がある。2台の車のうちの1台のパーティだろう。往復50分ほどあれば行けるが、日帰り登山の予定では時間がない。シャクナゲのきれいな所だそうである。

9:46、投石平。ややくたびれてきた。どっかりと腰を下ろし休憩。黒味岳の「枯存木」が目を引く。

投石平を過ぎた頃から写真で見た宮之浦岳らしき姿が見えてくる。

ヤク鹿がいる。全く逃げない。こわいくらい道の近くにいる。道から離れるまで待った。

10:40、翁岳直下の最後の水場。透明なビニールのホースをつたってウマそうな水が流れている。それは「こんな高いところに」と思わせるほど翁の頂上に近いところにある。ペットボトルにくんで一口飲んでみる。

「これはウマイ!」500mlのペット半分くらい飲んで、また満タンにして、元気回復。あと少しで宮之浦だ。

日が射しているので暖かいが、何箇所か氷の張っているところがある。忘れていたが今日から12月である。

登りがやや急になって11:13、宮之浦岳頂上到着。

淀川入口からここまで誰にも会わなかった。晴れてはいるが雲があってあまり視界はきかない。百名山の存在を知り、山登りを始めてから30年。いつかここに立つ日が来るとは思っていたが・・・

まずおにぎり弁当を食べる。朝食べたものと同じだが、ウマイ。

お湯を沸かしカップラーメンを食べる。コーヒーを一杯。じわじわと喜びがこみ上げてくる。メールできるかな?出来る!家族・友人に登頂メールを送信。

セルフで記念撮影。Dscf0518 50分休憩した。だれも登ってこなかった。12:03、名残惜しい頂上をあとにする。

20分くらい下ったところで黒味岳に登ってきたであろう三人パーティが登ってくる。男性二人、女性一人だ。アレ、女性の顔には見覚えがある。ルミ姉だ!

男性の一人が「アレ、どこかで抜かされたっけ?そっか、俺たちが黒味に行ってたときかあ」

私「多分そうです。私が黒味別れを通ったときにザック置いてありましたから」

それにしても同じ日に登るんなら言ってくれればよかったのに。一緒に登る人たちに遠慮があったのかな。でもタクシーで行く事は知ってたんだから、こっちの財布のこと考えれば、声くらいかけてほしかったなー。

ルミ姉一言「早いデスネ!」私「いや、ヘロヘロですよ!」

心とは裏腹にそんな会話をかわす。

12:32、先ほどの水場。またペット2本満タンにする。

13:18、投石平。

13:45、黒味別れ。

14:01、花之江河。14:12、小花之江河。

15:12、淀川小屋。

15:51、淀川入口到着。

ここから屋久杉ランドまで2時間くらい歩き、そこの公衆電話からタクシーを呼ぶつもりだ。

寒くなってきた。道の両側はスギだらけ。しかし北山杉みたいなのを想像してはいけない。クネクネと枝が伸びているのが「もののけ姫」の世界そのものだ。

暗くなってきた。心細くなってきた。ヘッドランプを出そうかという頃、17:15、小型車が後ろから来て横に停まった。

「乗っていきなさい。まだまだあるよー」

助かった。

柴刈りに来ていたというご夫婦で、お父さんの方はあまりしゃべれない様子。お母さんが運転で、お父さんが助手席。

お母さんが「どこから来たの?どこに泊まってるの?会社は今休みなの?」といろいろ話しかけてくれる。

お父さんは黙って手を出して、私にお菓子をすすめてくれる。

これが屋久島だ。

最後にお母さん「ユースホステルまで行ってあげたいんだけどね。待ってる人がいるもんでね」と、逆にあやまりながら「まつばんだタクシー」まで乗せてくれた。

タクシーの運転手さんは朝と同じ人。真っ暗な中をYHまで運ばれる。

YHではもう夕食が始まっている。荷物を部屋に置いてすぐ食堂へ。

生ビールがうめえのなんの!もちろん「三岳」も一合いただきました。そしてもちろんメシもウマイ。こんなYHなかなかないでしょう。

夕食の席には私のほかに女性一人と韓国から来た母娘。少し英会話してみました。

メシのあとのヒノキ風呂がまた気持ちいいんだな、これが!

さて、明日の予定だが、白谷雲水郷である。メインの宮之浦は天気にも恵まれ、地元のお母さんにも助けられ、無事終わった。明日から気ままに観光だ。

朝は早起きだったし、日中は歩いたし、酒も入っているし、早めに寝た。

今日は同室者は無し。

PART3へ続く・・・

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コメント

屋久島!ベリエも行ってみたいです♪

投稿: ベリエ | 2006年12月 5日 (火) 22時14分

ベリエさん、
いいところですよ。屋久島。
PART3以降もお楽しみに!

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 6日 (水) 00時26分

ほんわか、感動しました(涙)
私も死ぬまでに行きたいと思っています
たけぱぱさん、楽しい思い出を読ませてくれてありがとう♪

投稿: オコトナ | 2006年12月 6日 (水) 08時21分

初めまして
カキコありがとうございました。

屋久島~行って見たいです。
登山には、いつ頃の時期がいいのでしょうか?
山頂の景色がすばらしいようですね!
それと、ラーメン屋さんにも寄ってみたいです。

投稿: tyako(ちゃこ) | 2006年12月 6日 (水) 15時56分

新しいカテゴリーを作ってしまい、想い出シリーズだね。
パート3も楽しみにしてるよ。。

投稿: H隊員 | 2006年12月 6日 (水) 22時39分

とても感動しました。
山頂までとても楽しく登れそうな山ですね!
是非行ってみたいです。。

たけぱぱさんは素敵な人生を送ってらっしゃいますね♪
本当素敵だと思います。。
PART3楽しみデス!

投稿: no.el | 2006年12月 6日 (水) 23時19分

オコトナさん、
「死ぬまでに」なんて言わないですぐ行って見てください。
「あなたの人生を変えるかもしれない屋久島へようこそ!」みたいになるかもしれませんよ。
私がけっこうそんな感じになっちゃいましたから・・・
さてPART3も是非お楽しみに!

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 7日 (木) 09時43分

屋久島は2度行きましたが、
2003年に仲間と行った時に膝を捻挫していて韓国岳と開門岳は登る予定で行き、宮之浦岳は行程が長いので、一人民宿を予約して観光のつもりで行きました。
韓国岳も台風の中の登山だったので、諦め皆を見送りました^^;
それから半年後の2004年の5月末に一人で鹿児島のスポーツ店のツアーに申し込み、格安で宮之浦岳に登り、その足で韓国岳も登ってきました。宮之浦ではシャクナゲ、韓国岳はツツジが綺麗でした(^O^)/

夫のおみやげに屋久島の焼酎「三岳」を買って来たのですが、それから夫は三岳が美味しいと言うので、2月に1度屋久島から「三岳」を取り寄せてます。焼酎の味は判りませんが美味しい
らしいですね(*^。^*)

投稿: えっちゃん | 2006年12月 7日 (木) 12時34分

tyako(ちゃこ)さん、
屋久島はいつ行ってもきっと楽しいと思います。
ただし、凍死した人もいるくらいに冬の山は寒いです。
でも、冬は短いです。
2005年に行ったときは思い切り晴れました。最高の眺めでしたよ。
かぼちゃ屋さんはお薦めできます!混んでます。

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 7日 (木) 18時00分

H隊員へ、
いつも応援ありがとう。
屋久島は「思い出の写真シリーズ」でなくて「島旅」というカテゴリーを作って入れてみたよ。
それはどうでもいいんだが、PART3から佳境に入っていくのでお楽しみにね(^o^)/

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 8日 (金) 11時28分

no.elさん、
いい山ですし、私にとっても「思い出の山」です。
ただ、最初に一人で登ったときはけっこうシンドかったです。
二回目は「ぽんぽこ登山隊3名」でワイワイ登ったのでそれほど苦になりませんでした。
コースタイムは初心者は10時間半ということになっています。
楽しさは抜群ですね。なんたって「もののけ姫」の世界そのものですから。
「素敵な人生」かどうかはわかりませんが、「素敵な人々」「素敵な景色」に屋久島で出会ったことは間違いありませんね。

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 8日 (金) 11時38分

えっちゃんさん、
やはり2回「あの島へ~♪」行ったんですね。
私も2004年12月と2005年4月の2回行きました。
2回とも楽しい旅でした。
三岳、ウマイですよ。
2回目に行ったときには、スーパーやコンビニにはまったくありませんでした。お土産屋さんみたいなところにはありましたけど・・・
PART3以降、三岳も毎日登場いたしますので、お楽しみに!

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 8日 (金) 18時50分

私の日記にコメントしてくださったのに、返事書き損ねていて、すいませんでしたm(__)m

屋久島、私も数年前のGWに登りました。日記見て、とっても懐かしかったです。
その時はずっと雨でしたが、でも屋久杉の森の中を歩いているとまるで映画のセットの中のようで神秘的でした。

投稿: 尚加 | 2006年12月 8日 (金) 19時51分

尚加さん、
コメントありがとうございます。
「映画のセット」のようでしたね、ホントに。
このあととんでもないこと、アッと驚くことが色々と起こりますのでPART3以降をお楽しみに!

投稿: たけぱぱ | 2006年12月 8日 (金) 20時36分

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