« 「百名山を振り返る」その10 | トップページ | 「百名山を振り返る」その12 »

2007年9月10日 (月)

「百名山を振り返る」その11

51座目:蓼科山・・・88年9月9日、18きっぷが一枚残っていた。当時は南武線の武蔵小杉に住んでいたので、立川から中央線・小海線経由で上田へ。バスで蓼科へ。立科白樺高原YHに宿泊。暴露話になるのでくわしくは触れられないが、H隊員との思い出がつまったYHである。翌10日、明るくなると同時にYHを出て、思い出の詰まったスキー場のゲレンデを登っていく。7合目まではバスも通う。ここから2時間ほどで頂上。頂上は岩だらけで、神社あり、ヒュッテあり、やぐらの下に三角点あり、で軽装の登山客か観光客かわからないお姉さん達がたくさんいた。白樺湖方面に下る。

52座目:飯豊山・・・88年9月13日、三連休がとれたので飯豊へ向かった。東北新幹線で郡山。磐越西線で山都。バスで川入。「少し山に入って小屋泊り」と考えていたが、あてにしていた小屋が休業でまた下って、キャンプ場にでも泊ろうと思って管理棟をのぞくと誰もいない。そのうち日も暮れたのでここで寝かせてもらうことにする。夜中に誰か来た様だが起こされる気配もなく、またそのまま寝てしまう。翌14日まだ暗いうちにシュラフを出て歩き出す。昨日少しでも山に入りたかったのだが・・・その分、今日は長丁場だ。テントこそ入っていないが、シュラフと二日分の食料・ビールが入ったデカザックを背負っている。長坂尾根の標高差600mを一気に登る。ここからはのんびりした道もあり、お花畑あり、雪田あり、鎖場あり、変化に富んだ楽しいコースである。「飯豊は飯豊すね」さもありなん、というところであろうか。平日のためか、2105mの飯豊山頂には他に誰もいなかった。ここは豪雪地帯らしく9月のこの時期でもたっぷりと雪が残っている。雪田を見ながら稜線を御西小屋まで歩く。御西小屋にザックを置いてカメラだけ持って飯豊連峰の最高峰である大日岳に向かう。すでに10時間くらい歩いているので、ゆっくりと静かな山を楽しみながら。大日岳での眺めは得られなかったが、はるばる来たぜと思わせる人工物の何もない山歩きを楽しめた。御西小屋に戻ると15人くらいの泊り客。酒盛中か睡眠中だ。こちらも雪田で水を汲んでラーメンを作る。ビールの500m缶で一人乾杯だ。「居酒屋兆治」という健さんの映画のラストに「元気出していこうぜ!」と鏡に向かって自分と乾杯するシーンがある。健さんになりきって自分と乾杯する。話はそれますが、H副隊長は日本映画の大ファンで語らすと止まらない。私もクロサワと健さんは大好きで、銭函・増毛・上砂川・函館などは健さんになりきって街を歩いてしまうほどである。話を元に戻す。昼間はあまり眺望を得られなかったが、外に出てみると新潟の街灯りが見える。美川憲一の「新潟ブルース」が口をついて出た。   翌15日は雨。梅花皮岳・門内岳のピークを踏んで梶川峰を飯豊温泉に下る。バスで小国に出て米坂線に乗り坂町へ。この米坂線は飯豊すよ。情緒があって。

53座目:那須岳・・・88年の10月だと思う。各駅で黒磯。バスとロープウェイとちょっと歩いて茶臼の頂上へ。帰りも同じコース。深Q先生の本では茶臼をもって「那須岳」としているが、三本槍の方が標高が高い。スッキリしないので今年(07年)5月にオフ会山行で行っておこうと計画したが、強風のためあえなく敗退。6月に一人で登って、ようやくスッキリしました。

怒涛の1988年は百名山を31座登ったことになる。この他にも46・47座目の富良野~大雪縦走のところで旭岳のピークを踏んでいる。9月に入って台風やソウルオリンピック(出場したわけではない。念のため)などもあり、山行きはパタっと止まってしまった。いろんな要因はあるのだが、いまではこう思う、

「よだきんぼの風が吹いた・・・」

89年2月、往復の航空券だけを買い、一人でパリに行ってみた。バルセロナにも行ってみた。詳細な日記があるのでいずれはここで発表しますが、ここで言いたかったのは「モンブランを見にシャモニーに行きました」ということです。山への情熱はけっして衰えてはおりませんでした。

54座目:天城山・・・89年のスタートは天城。3月22日、雪がちらつく中を登った。ヒメシャラの木が印象に残る。帰りのバスがなくて、ゴルフ場に酒を納品に来ていた軽トラに乗せてもらった。お礼を渡そうと思ったら「その分、また楽しい旅を続けてください」と断られた。かっこいい兄さんだった。

55座目:両神山・・・89年4月11日、清滝小屋に泊った。誰もいなかった。夜中に雪が降ってきた。眠れなくなったがラジオを持っていたのが救いだった。翌12日、うっすらと雪が積もった中を山頂に向かう。今では通れない白井差のコースから下った。

クリックしてくださると、「駅・STATION」も喜びます!人気blogランキングへ

|

« 「百名山を振り返る」その10 | トップページ | 「百名山を振り返る」その12 »

コメント

たけぱぱさんの日記を読んで、軽井沢経由で池の平白樺湖と蓼科へ行ってきましたがいいところなのを思い出しました。 連れ合いは武蔵小杉~武蔵中原の真ん中に通勤しています。 52座目:飯豊山、変化に富んだ楽しいコースでしたか!「飯豊は飯豊」(笑)「居酒屋兆治」映画館で観ました~健さん素敵ですよね。1988年はたくさん百名山へ行かれたのですね!!

投稿: はっしー | 2007年9月10日 (月) 06時28分

88年はたくさん登ったのですね。電車でまわる山歩きもいいですね。
若いときの山歩きも良かったですね!

投稿: えいじ | 2007年9月10日 (月) 09時43分

私は飯豊には、1996年の9月に登りました。コースはたけぱぱさんとほぼ同様で、JRとバスで川入に行き、そこから飯豊を縦走して1泊2日(御西小屋泊まり)で飯豊梅皮花山荘に下り、バスで小国に、さらに米坂線で新潟にというコースでした。雪渓と緑のおりなす風景が本当にみごとだったという思い出です。先日100名山踏破された、たけぱぱさんに続いて、わたしもあと3つで100名山踏破です。四阿・草津白根の登り最後は噴煙の浅間山を残しました。9月か10月の3連休での達成をかんがえていますがどうなることやら。

投稿: ごん改めゴンサーレス | 2007年9月10日 (月) 12時22分

はっしーさん、
いつもブログ応援していただき、ありがとうございます。
今日はまだ家を一歩も出ていません。
ブログのお返事書きです。
昨日も全然体を動かしていないので、おかしくなりそうです。
ちょっと走ってこようかな。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月10日 (月) 13時19分

えいじさん、
乗鞍・御嶽、お疲れ様でした。
ガスガスのようでしたが、雨にふられなかったならよしとしましょう。
三連休も南アと東北ですね。
レポ期待していますよ。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月10日 (月) 13時23分

ごん改めゴンサーレスさん、
もうすぐ達成というわけですね。
残り3つのうち、一つくらいご一緒できたらいいですね。
予定が決まったら是非教えてください。
お邪魔でなければ「完登」もお祝いしたいですねー。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月10日 (月) 13時28分

たけぱぱさん、こんにちわ~~~♪

人気blogランキング、ベスト10位に
入りましたね~!
おめでとう~!!!

投稿: ゆみちゃん | 2007年9月10日 (月) 17時03分

88年というとまだ、ネットとか普及していなかったと思います。電車、バスの乗り継ぎとか事前の調べが大変だったのではないですか?3日で飯豊山縦走とは、いつもながら感心いたします。

投稿: croco | 2007年9月10日 (月) 17時55分

こんばんわ!
私も飯豊の山中1泊は凄いと思います。私は、川入から飯豊温泉を2回、同じ様な大日杉からのコースを2回歩いていますが、何れも、山中2泊です。いつものパターンは、大日岳に行く時は、本山下のテン場と梅皮花のテン場の2箇所です。もっとも、小屋は泊まった事はないし、飯豊はアルプスよりビールが高い(御西が↑)ので何時も私は、500X6は持って行きます。何せ飲んべばかりなのでもう一人位500X6(4人で行く時)は担いでますが。もっとも、飯豊を巡回管理している人は川入から本山まで往復日帰りしますが・・・重さで随分違いますね!

それと『よだきんぼ』って何?教えて!

投稿: やまとそば | 2007年9月10日 (月) 21時12分

仕事と登山の生活にあこがれます

こんなおばさんになってしまってからは
なかなか難しい!
しがらみがいろいろあって・・・・

つくづく男だったらと思うことがあります
それって昔から思っていたけど

この頃に青春18切符あったの?

今でこそその時期になると使いまくっているけどね
おばさんたちは


投稿: あずまいちげ | 2007年9月10日 (月) 22時50分

もうわからない山ばかりなんで、
食いつきどころが無いかと思いきや、
寝ぼけが一瞬でぶっ飛びました。
ちょっとでかすぎるちゃないと?
(あぁ、でも赤文字じゃなくてよかった・・・)。
モンブランは一番好きなケーキで、
シャモニーは、ケーキ屋さんの名前です。
そんな関係だったのかぁと違うところで
違う納得をしています。なるほど!!

投稿: きん坊 | 2007年9月11日 (火) 00時31分

ゆみちゃん、
8月後半から9月の頭だけ「ご祝儀クリック」でベスト10に入っていましたね。
百名山完登のご祝儀です。

もうすぐ那須の温泉ですね。
神野美伽さんにもよろしくお伝えくださいませ。
荒木とよひさ先生にもね。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月29日 (土) 15時18分

crocoさん、
ご心配にはおよびません。
もう一つの趣味に「鉄道旅行」というのがありまして、時刻表をあちこちひっくり返すのが楽しい方なので。
また三日の休みがあったら飯豊に行きたいですね。飯豊は飯豊すね!

投稿: たけぱぱ | 2007年9月29日 (土) 15時24分

やまとそばさん、
「よだきんぼ」はやまとそばさんの二つ下のコメントを書いている「きん坊」に説明させます。

私の理解では、

よだきんぼは宮崎や大分で「よださん家のきん坊」のこと。
つまり、甘えん坊でおっちょこちょいですけべで泣き虫で、でも憎めないはっしーさんのような人のこと。

飯豊の山中一泊は二度と出来ません・・・

投稿: たけぱぱ | 2007年9月29日 (土) 16時27分

あずまいちげねーさん、
酒が入るとボヤッキーになるようですね。
私だってボヤキたいことはたくさんありますよ。

もっと金とヒマが欲しい!

また「たけぱぱは甘い」ってしかられそうですね。

18きっぷは1982年の3月が発売開始だったと思います。発売されてすぐに使ってみました。そのときは山口県まで行ってみました。
一度だけ18きっぷで北海道に行ったことがあります。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月29日 (土) 16時42分

らいずさん、
一応、解説はしておきましたが、やまとそばさんが「よだのきん坊」について説明を求めておりますので、明確な答弁をお願いします。

シャモニーに行く前にマルセイユでワインを飲みすぎてハラが痛くなり、モンブランの白い姿と胃の痛みが重なって思いだされます。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月29日 (土) 16時48分

やまとそばさんへ
遅くなってすみません。
「よだきんぼ」とはですね、あ、その前に
たけぱぱさんの説明は忘れて下さい、絶対に。
あんな説明に合う人いるわけないですよ(ーー

では・・・
よだきがりの人のことを「よだきんぼ」というわけですが、
簡単に言ってしまえば面倒くさがり屋さんの事です。
非常によく使う言葉なので、気持ちが入りすぎているため、
他の言葉にはなかなか置き換えられないです。
大分や宮崎で使われているというのは間違ってないです。

例えば、
1.「お使い行ってきてー」「よだきいから嫌だ」
2.「明日○○に行かない?」「えーっ、よだきいから行かない」
3.「今日は部屋の片付けしようと思っていたけど、よだきくて結局しなかった」
とこんな人を「よだきんぼ」といいます。

投稿: きん坊 | 2007年10月 3日 (水) 01時07分

きん坊、
詳細な説明ありがとう。
つまり、よだきんぼイコールらいずさん、
ってことだよね?
はっしーさんかな?
それともオイラのことかな?

投稿: たけぱぱ | 2007年10月 5日 (金) 21時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/127575/7878960

この記事へのトラックバック一覧です: 「百名山を振り返る」その11:

« 「百名山を振り返る」その10 | トップページ | 「百名山を振り返る」その12 »