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2007年9月18日 (火)

「百名山を振り返る」その17

81座目:剣山・・・05年9月24日、岡山を一番に出る「マリンライナー」で瀬戸大橋を渡る。生涯2度目の四国である。1度目は大学2年の夏。29年ぶりの四国上陸だ。しかも初の瀬戸大橋通過。食い入るように瀬戸内海の島々を眺める。鈍行を乗り継いで阿波池田へ。ここから延々とバスに2時間乗り、またバスに乗り、約3時間のバス旅で見ノ越まで行く予定だったが、バスが途中までしか行かない。なんでも橋を修理中とかで、大型の車は通行止めだと。携帯は圏外。タクシー会社に電話するためによろず屋さんに寄って電話を借りる。1台しかないタクシーは出払っているが「相乗りでもよければなんとかするから、そこで待ってくれ」とのこと。よろず屋さんでお湯をもらって「金ちゃんヌードル」を食べる。しばらくすると相乗りの相手と思われる男性二人組が現われる。 私「すみませんがご一緒させてくださいね」 二人「却って助かります。安くあがりますから」 やがてやってきたタクシーで見ノ越まで。帰りの時間を決めて同じタクシーにお願いする。リフトに乗る。あとは頂上まで30分の歩きだ。ガスっていて風も強かったので早々に頂上をあとにする。Turugi_san_10早めに下りてきたのでウドンを食べて時間をつぶす。タクシー・バス・バスと乗り継いで大歩危からJR。今夜も新大阪でH副隊長に山行報告。痛飲ってのはもう書かなくてもいいですね。

05年10月、初旬から中旬にかけて年休がとれた。同行のH副隊長と宮崎に飛び、えびの高原泊。10月9日、暗いうちに国民宿舎を出発し、韓国岳に向かう。6時、ほぼ日の出とともに頂上に到着。40 Dscf0759_4017年ぶり、2度目の霧島山登頂である。霧島の最高峰は韓国岳だが、高千穂峰にも登りたい。今回は縦走して高千穂まで行くつもりである。Dscf0760_40 

←獅子戸岳にて。Dscf0761_40

←新燃岳の縁から。バックは韓国岳。Dscf0762_40

←新燃岳中央底は青い水をたたえている。 木道が現れ、中岳にさしかかろうとする頃、膝が痛み出した。ペースが落ちた。右手に持つストックによりかかるように下る。高千穂河原に着いたが、バスの時間まで2時間半しかない。 私「H副隊長、悪いが一人で行ってきてくれ。オイラここで待ってる」 H副「そうか、行けるところまで行ってみる」 残ったおにぎりを食べたり、自宅に電話したりして時間をつぶす。駐車場のオバサンの元気で愛想のいいこと。見ていて気持ちがいい。ブラブラしていると「バスに乗るの?バスはそこの停留場から出るよ。今度は○時のだね」と先ほども聞いたのだが、親切丁寧に教えてくれる。1時間半ほどしてH副隊長が戻ってきた。H副「お鉢の上まで出たが、多分間に合わんと思って下りてきた」 私「そうか、すまなかったね。足ひっぱっちゃったな」 H副「なんもなんも」 H副隊長も2年の札幌勤務の経験を持つ。バスで霧島神宮へ。バスを乗り換えてJRの霧島神宮駅へ。JRで西鹿児島へ。ラーメンと生ビール。 指宿枕崎線で指宿へ。圭屋YH泊。目の前の「砂蒸し会館」へ。

翌10月10日、朝一番のJRに乗るべくYHを出ようとするとご主人も起きてきた。世話になった例を述べて、宿をあとにする。下りの一番列車で開聞駅へ。朝日を浴びながら学校の校庭を借りて朝飯のオニギリをほおばる。ここは南国鹿児島。10月でも真夏のようだった。汗をかきかき、ぐるぐるまわりながら登る。海を見下ろすところは、開聞ならではの眺めだ。Kaimon_35 ここも17年ぶり2度目の登頂だ。もと来た道を下る。昨日の膝の痛みはかすかに残るが大丈夫だ。タクシーを呼び、山川港へ。鹿児島空港行きのバス停を確かめて、近くの民宿兼一杯飲み屋さんのようなところに生ビールの立てカンが出ていたので入ってみる。カウンターしかない小さな飲み屋だが、突然の昼間の酒飲み客に親切に対応してくれて、魚の焼いたのも出してくれた。カウンターの向こうでポツリポツリと南国の暮らしぶりをお話してくれた。いい気分でバスに乗り、すぐに爆睡。2時間のバス旅で空港だ。H副隊長は大阪へ戻る。私は福岡行きの飛行機。博多から新幹線で岡山。岡山から「スーパーやくも」で米子。駅前のビジネスH泊。

82座目:大山・・・10月11日、バスで大山寺へ。残念ながら雨だ。お土産屋さんの軒を借りてカッパを着る。一合目・二合目と標柱が現れ、登山者の多さを感じさせる。と思ったとたん、小学生の大集団だ。みんな元気がいい。みんな立って休憩しており、六合目の小屋でどっかり腰を下ろしたオジサン(私のことです)はなんだかとてつもない老人のようだなと思った。八合目を過ぎると木道となり、雨も止んだ。ガスはとれないが、緩やかな木道歩きは快適だった。頂上で20代後半と思われる女性二人とお互いにシャッターを頼むかたちになった。Daisenn

←二人組みに撮ってもらった写真。 オニギリを食べていると二人組の片方が「お兄さんはどこから来たんですか?」 私「お兄さんていう歳じゃないですよ、40代ですから」 女「あらー、若く見えますよー」 私「そりゃあ嬉しいですけどね」 それからいろいろと山の話になった。楽しいひとときでありました。八合目から下はやっぱり雨だった。バスで米子に戻り、JRで出雲市へ。駅前の「らんぷの湯」でスッキリする。バスで出雲空港へ。伊丹へ飛ぶ。新大阪でH副隊長と待ち合わせ。その夜も痛飲したことは言うまでもない。

お断り・・・「その16」まで5座ずつ書いてきましたが、ここ2年くらいの話はまだ記憶に新しいので書きたいことがたくさんあります。そこで今回から2~3座ずつにしたいなと思う次第であります。勝手ながらお許しくださいませ。最後までよろしくお付き合いのほどを・・・

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コメント

四国、九州、中国地方と・・・旅先の
風景も伝わってくる登山日記ですね~!
またしても、男の友情~!!
ありがとうございました~!!

投稿: ゆみちゃん | 2007年9月18日 (火) 10時58分

ゆみちゃん、
いつもブログ応援ありがとうございます。
まだ2年前のことなので、書いてるうちにいろいろと思い出して、長くなってしまいました。
この先は5座ずつ、というのはとても無理です。
「その20」までのつもりでしたが、少し長くなりそうですね。
「男の友情」ってほどでもありませんが、いい仲間に恵まれてることは間違いないと思います。

投稿: たけぱぱ | 2007年9月18日 (火) 21時06分

たけぱぱへ、
もちろん「いいともーーー」
思う存分書いてくれよ。。。
楽しみにしてるからな。

投稿: H隊員 | 2007年9月18日 (火) 21時14分

H隊員、
いつもブログ応援ありがとう。
奥様と絢ちゃんとの富士登山日記読んだよ。
風が強かったようだね。
60座達成おめでとう。
あと40座のうち、少しでも多くお供できればいいなーと思っています。
よろしく哀愁!

投稿: たけぱぱ | 2007年9月18日 (火) 22時27分

たけぱぱさん!
一日、一山で良いですよ!!
折角の百、『狭い日本、そんなに急いでどこへ行く』って知ってます。ふる~~う!
おにいさんですか!!良いですね、たけぱぱさんは!!私は絶対無理だわな!!!(爆)

投稿: やまとそば | 2007年9月18日 (火) 22時35分

たけぱぱ
なんだかいいですね、また百名山登った気持ちで
ブログで百名山!
登っていない人も登った気になります!

こんな日記は見たことないです!

対抗したい人出て来い!

こんな所にえっちゃんがでてきたら
太刀打ちできませんよ!

しみません、酔ってます!

投稿: あずまいちげ | 2007年9月18日 (火) 23時59分

剣山といえば、キレンゲショウマ。
たぶんその時期咲いていたんじゃないでしょうか?
瀬戸大橋、せめて一回くらいは渡りたい。怖いかな?
韓国岳から高千穂峰まで行ったら、
やっぱり霧島東神社へ下るんでしょうか?
その時は、着いて行きまーす。憧れの霧島大縦走。
着いていけるだけの脚力あればの話ですが・・・。

投稿: らいず | 2007年9月19日 (水) 00時04分

たけぱぱさん、今日は!昨日と今日とで一気に読ませていただきましたよ。たけぱぱさんは長く時間をかけてじっくりと百名山達成したようですね。

それに引き換え私は山を始めたのが大変遅かったので、百名山達成を目指してものんびりしていたら足腰立たずのヨイヨイになる可能性大なのですごく無理をしました。

ある年など3月~11月の間に39座登った年もありました。たけぱぱさんみたいに若くて体力があるわけではないのに夏風邪で熱があるのに旭岳と後方羊蹄山登ったり、三俣蓮華小屋で胃潰瘍になって水晶と鷲羽登らないで撤退したこともありました。

ばてて歩くのが遅れて2度目にリベンジしたのは越後駒ケ岳だけです。今は懐かしい思い出です。

投稿: リリーマーレン | 2007年9月19日 (水) 16時10分

たけぱぱさん29年ぶり2度目の四国上陸瀬戸内の島々眺められたようで行ってみたいわー!   05年10月、新燃岳の縁から見た韓国岳、新燃岳の青い水綺麗ですね!!霧島の最高峰は韓国岳ですか。

投稿: はっしー | 2007年9月20日 (木) 19時33分

精力的に歩いていたんですね。
交通費が凄いだろうなと思いながら読んでいます。
この頃私も先立つものも掛かるのでセーブしております。
よく奥様が許してくれましたね。

投稿: えいじ | 2007年9月21日 (金) 07時20分

やまとそばさん、
残りも少なくなってきました。
山登りにも行けてなかったのでゆっくり書いてちょうどいいくらいですね。
今日は谷川に行ってきますよ。
天神から歩く軟弱登山ですがね。
山に行くと若く見られるんですが、
コンビニでは50台ボタンを押されるのが当たり前になってきました。

投稿: たけぱぱ | 2007年10月11日 (木) 04時50分

あずまいちげねーさん、
いつも辛口のねーさんにお褒めのお言葉をいただき、光栄の行ったり来たりです。
この「百名山を振り返る」シリーズは自分でも書いていて面白いです。
自分の歩いたあしあとをもう一人の自分が追いかけているような気がしています。

投稿: たけぱぱ | 2007年10月11日 (木) 05時07分

らいずさん、
キレンゲショウマは気がつきませんでした。
霧島は縦走なんて大それたことを言わないで、とにかく高千穂峰の頂上に立ってみたいですね。
マラソン走っちゃう師匠なら脚力は全く問題ないでしょう。
むしろ最近山に登っていない私の方がヤバイですよ。

投稿: たけぱぱ | 2007年10月11日 (木) 05時16分

リリーマーレンさん、
よく「山は逃げない」という風に言いますが、山は逃げなくても我々人間の方が確実に歳をとっていくんですよね。
つまり一歩一歩死に近づいていく。
歩けるうちにたくさん登りましょう!
今日は谷川岳に登ってきます。
またレポ見に来てくださいねー。

投稿: たけぱぱ | 2007年10月11日 (木) 05時37分

はっしーさん、
いつもブログ応援ありがとう。
このときにらいず師匠さんを知っていたら霧島と開聞を一緒に登ってもらっていたかもしれませんね。
師匠さんは謙遜していますが、マラソン走る人ですから私などよりずっと早く歩けると思いますよ。

投稿: たけぱぱ | 2007年10月11日 (木) 05時46分

えいじさん、
この年は本当にあちこちに行きました。
九州5回、四国2回、北海道4回。
金もないのによく行ったものです。
おかげで貯金はまったくセロです。

投稿: たけぱぱ | 2007年10月12日 (金) 09時27分

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