高千穂峰&東へ・北へ・・・PART2
本題に入る前に本日の我が家のベランダから見た多摩川の様子です。
秋も深まってきましたね。
風邪が流行っていますので皆様もお気をつけてくださいね。
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桜島YHで目覚めたのは2007年11月7日(水)午前5時頃。
まだ真っ暗です。
虫がすだく中を港目指して坂道を下りていきます。
150円を料金箱に入れてフェリーに乗り込みます。11月の午前5時とは思えない暖かさ。さすが南国鹿児島です。
5時30分出港。このフェリーは24時間動いています。
甲板ですごします。あっという間に鹿児島の港に到着。コンビニで朝めし&昼飯のおにぎりと飲み物を買います。
6:35発の電車まで鹿児島駅の待合室で待ちます。うっすらと明るくなってきました。
6:35発の国分行きに乗ります。乗客のほとんどは高校生です。
←桜島に見とれます。
おにぎりを食べます。
7:13、国分着。高校生と一緒に電車を降ります。
7:25発の霧島神宮方面行きのバスに乗らなければならないので、掃除をしていた駅員さんに尋ねました。駅から1~2分歩いたところのバス停を教えてくれました。そのバス停に行ってみます。バス停は道をはさんで二つあります。
(どっちで待ってればいいんだろう。あれ、7:25発のバスは書いてないなー。さっきの駅員さん、案内の仕方おかしいんじゃないの・・・)
タクシーで行くことも考えに入れながら一旦、駅に戻ることにしました。地図を広げて見ます。
(やっぱ遠いな。タクシーは金かかりすぎるな)
お茶と食べ物をもう少し買いたかったので先ほどのバス停の近くのコンビニに行き、買い物をしました。念のため、バス停に行ってみると最初に見た方のバス停のポールの時刻表が2段になっていて、下の段にはちゃんと7:25発のバスが書いてありました。現在時刻7:35。
(あちゃー、やってもうた・・・)
また駅に戻り、ベンチにすわって対策を考えます。
(次のバスは8:35かー。高千穂登山が順調であればなんとかなるが・・・。宮崎に着くのが遅くなったらどうしようかなー・・・。らいずさんに何て言おうかなー。そうだ、らいずさんにアッシー君をお願いしてみよう!)
らいずさんにメールして「別にかまわんですよ。ゆっくり登ってきてください」という返事をいただいた。
さて、じゃあ少し予定は変わるかもしれないが高千穂峰には登ってこようっと。
8:25発のバスに乗り、9:04霧島神宮に到着。客待ちをしていたタクシーに乗り込み、15分ほどで高千穂河原に到着。運転手さんに「帰りも乗りたいんですが」と言ったら、
運「駐車場に切符切りのおばちゃんがおるけん、そこで呼んでもらえば15分で上がってきますもんね」
思い出した、思い出した。05年10月、ここで2時間くらいおばちゃんを観察してたことを思い出した。そういえばそのときにヒザが痛くなっちまって高千穂河原まで来たのに高千穂峰をあきらめたんだった・・・ <その話はコチラを>
だが、駐車場におばちゃんはいなかった。帰りに期待しよう。
小腹へったなー。ウドン食いたいなー。一軒のお店に入っておばちゃんに「ウドンください」と言ってみる。
おばちゃん「まだお湯が沸いてないですもんね」
隣の店はおじさんが店の前を掃除している。おじさんにきいてみる。
私「ウドンできますか?」
おじさん「はい、できますよ」
と言ってから出来てくるまでにけっこうかかりましたので、ここもお湯を沸かしている途中だったようですけどね。
←ウドン食べたお店。
←右のほうの「自然研究路」から行ってみる。こんな石段が続く。斜めになった石段に落ち葉が乗っかっていてすべりそうで歩きにくい。
←中岳。中岳の方は今日も小学生が遠足で来ているようでにぎやかな声がする。この道標のところで正面から来た道と一緒になる。
←お鉢の淵に出た。お鉢を見下ろす。ここまで来ると風もあり、カッターシャツを着る。
お鉢と高千穂本峰の間は「馬の背」と呼ばれる、霧島神社の跡地である。
霧の中から笛と笙の音が聞こえる。と、霧の中に平安時代かと思わせる烏帽子姿の神官が。
さすがご神体の山である。一瞬ではあるが「クロサワ」の映画の中に迷い込んだかのようだった。
馬の背からは本峰への最後の急な登り。ガスで視界の利かない中を登っていく。
←三角点。標高は1574m。もちろん、ペシっと触っておきます。
←三脚&セルフタイマーで。少し高いお茶は自分へのご褒美。
おにぎりとバァバさんにもらったお菓子を食べる。
11:30、山頂をあとにする。また来るからねー、と山頂にご挨拶。
←高千穂河原を見下ろしながら下っていく。
石ころの斜面は歩きづらい。なるべくしっかりした岩の部分を踏んで下っていく。
←紅葉の見ごろは終わっているが、ところどころにきれいな色が残っている。
←霧島神宮古宮跡。後ろの山は高千穂のお鉢。
←ヤシャブシ
←12:40、高千穂河原に戻ってきた。駐車場の名物おばちゃんはいなかった。おじさんにタクシー会社の電話番号を聞き、ビジターセンターの公衆電話から電話する。
やがてやってきたタクシーで霧島神宮へ戻る。「予定していたバスに乗れるよー」とらいずさんに連絡。
14:48発の都城行きの電車まで時間があるので足湯につかる。
←足湯。つかっていると、タクシーのおじさんがいろいろと話かけてきた。でも、こちとらは各駅停車の旅なので。
都城あたりで高千穂峰が見えるということだったが、どれがそうなのかわからなかった。
15:21着の都城で15:35発の宮崎行きに乗り換える。
高校生が乗ってくると宮崎独特のイントネーションのない言葉で話している。
(ぅうおー、宮崎だぜ!)
16:32、南宮崎で下車。宮交シティに我社の人間が2名出向している。ふーん、こんなところにあるんだね。
駅の待合室で時間をつぶす。17:05発の電車で宮崎空港へ。空港へは5分で到着する。
明日の羽田行きJAL便のチケットを買う。17:52特急「ひゅうが2号」で宮崎に17:59着。空港~宮崎間は乗車券だけで特急に乗れる。
駅前のオリエンタルホテルに投宿。すぐにシャワーを浴びてさっぱりする。
駅前で19時頃らいずさんと落ち合い、らいずさんの車で「一平」という寿司屋に行く。なんでも「レタス巻き発祥の店」だそうな。
←こんなお座敷に上がりました。
レタス巻きを二つ注文。レタス巻きは「すし飯にレタスとえび、そしてマヨネーズソースを加えた」ものが現在のレタス巻で、発想は作曲家の平尾昌晃氏だとか。
私は生ビール、次に焼酎をいただきながら、らいずさんは運転があるのでお茶を飲みながら。話はいろいろあるのですが、ここに書ききれません。
←らいずさん携帯にて撮影。
オリエンタルHまで送ってもらい。おみやげに焼酎をたくさんいただいて再会を誓い、お別れいたしました。
翌日のJALの1番の便で羽田に戻り、年休前半戦の一人旅は終了。
さぁ、1日おいていよいよ3回目の屋久島に出発です。
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コメント
高千穂峰、どうでしたかー?
ここのおかげで、久々会えて嬉しいです。
人の視点だと随分違って見えるから不思議。
あの場所で神事(?)があるとは知りませんでした。
紅葉は終わっていたんじゃなくて、これからだったと思うけど・・・。
考えてみたら、この3日前に登っていたんでした。
次回はぜひお勧めの天孫降臨コースからどうぞ!!
投稿: らいず | 2007年11月27日 (火) 14時43分
おぉー!思わずPCの前で見事な紅葉に声を出してしまいました、たけぱぱさんちほんとう眺めがいいですね。
青い桜島の写真とても美しいです。
霧の中から笛と笙の音が聞こえ鳥帽子姿の神官、タイムスリップしたようで不思議な感じです。
高千穂峰に登頂されておめでとうございます♪
らいず師匠さんにも会えて良かったよかったです\(^o^)/
投稿: はっしー | 2007年11月27日 (火) 16時38分
写真すごいですね。
例のカメラで撮影したのですか??
「一日おいての~~」ってどういう意味?
用事があって、わざわざ帰ってきたの??
投稿: ほっそ | 2007年11月27日 (火) 18時50分
たけぱぱさん宅のベランダから見る多摩川の景色とってもきれいですね!
以前の台風の時とちがって秋の深まりを感じます♪
高千穂は10年ぐらい前に行きました。
その頃は高千穂峰には行けなかったんですが、
天孫降臨の地ということで、すごく神聖な
空気を感じる場所だったなぁという思い出があります。
投稿: たら | 2007年11月27日 (火) 20時41分
らいずさん、
忙しいのにたけぱぱの相手していただいてどうもありがとうございました。
「一平」という高級寿司店でのレタス巻き、車の運転とお世話かけましたね。
お土産に焼酎までいただいてしまったんですね。厚かましい奴でごめんなさい!?
できればお顔拝ませていただければなお良かったのですが・・・
投稿: H隊員 | 2007年11月27日 (火) 22時10分
多摩川の紅葉綺麗ですね~。
多摩川沿いに住んでるなんて、しかもベランダからこんな景色!羨ましいかぎりです。
多摩川は都民のオアシスです。(←ホントか?)
しかしレタス巻きって最近エビなんですね。
カニカマボコが基本だとずっと思ってました。
子供の頃は遠足といえばレタス巻き食べてました。なつかしい・・・
投稿: ゆきぽん | 2007年11月28日 (水) 12時11分
たけぱぱさん
おはようございます!
たけぱぱ 旅・登山日記は 長いので(笑)
心して 読みましたよ!
昨日は時間がなくて 途中でリタイヤ・・・
なるほど~
バス停の時刻表は二段でしたか・・
気づきませんよね?
そんな時 慌てず対策を考えるところは
旅慣れしている たけぱぱさんらしいですね!
流石です~
>霧の中から笛と笙の音が聞こえる。と、霧の中に平安時代かと思わせる烏帽子姿の神官が。。
霧の中で 幻想的な貴重な体験しましたね!
黒澤さんは 居ませんでしたか?
写真から 想像できます
らいずさんと 無事にお食事できて
良かったですね!
お疲れ様でした~
次回は 屋久島ですね・・・
マイミクの アンキさんも
行きたいと言ってますよ
投稿: wish。 | 2007年11月29日 (木) 07時45分
私もこの11月頭に鹿児島へ行って来たばかりです。霧島温泉に一泊してえびの高原を越え、人吉から球磨川に沿って築城400年で盛り上がる熊本へ出て大宰府へまわりました。九州には頻繁に通うように行っているけど、いつも忙しく駆け廻るばかりで山にまで分け入る機会がありませんでした。たけぱぱさんのブログを読んだら久しぶりに山にも行きたくなりました!手始めに大宰府の家の近くの宝満山でも登ってみたいと思います。
投稿: きちんとママ | 2007年11月29日 (木) 11時30分
らいずさん、
宮崎では大変お世話になりました。
お土産もたくさんいただいてありがとうございます。
高千穂に登って「百名山」はようやくスッキリしたような気がしています。
今日は確かフルマラソンの日ですね。
がんばらんといかんじ、おぉ!
投稿: たけぱぱ | 2007年12月 9日 (日) 09時15分
はっしーさん、
この旅では、たっきー・バァバさん・らいず師匠にお会い出来、蒜山と高千穂峰に登り、ほぼ目的は達しました。
湯布院と桜島のYHにも泊まれましたしね。
時間があったらもっとゆっくり各駅停車か船の旅などしてみたいですね。
とりあえず今は働いて節約して次にまた楽しい旅が出来るようにがんばらんといかんじ、おぉ!
投稿: たけぱぱ | 2007年12月 9日 (日) 10時29分
ほっそさん、
屋久島ではおニューのカメラを使いましたが、この一人旅では以前からの機種を使いました。
宮崎から一度東京に戻って一日おいて屋久島に行きました。
もったいないような気もしますがね。
これでいいのだ。
投稿: たけぱぱ | 2007年12月 9日 (日) 10時43分
たらちゃん、
お鉢とか本峰のきれいなラインに私も「神聖な」ものを感じます。
霧の中から神官が音楽付きで現れたときには「エッ、映画の中に迷い込んじゃったの?」と、不思議な感覚に陥りましたよ。
今度は多摩川の冬の景色、特に雪景色をお見せいたしますね。
投稿: たけぱぱ | 2007年12月 9日 (日) 20時08分
H隊員、
はるばる宮崎まで行ってらいず師匠に会わないという手はないだろう。
宮崎に行ったら「レタス巻き」とはね。宮崎に行くまで全く知らなかったよ。
師匠が会ってくれてよかったよかった。
おまけに焼酎やタオル・Tシャツまでいただいちゃったよ。
らいず師匠のご尊顔は実際に会って確かめようぜ!!!
投稿: たけぱぱ | 2007年12月 9日 (日) 20時16分
ゆきぽんさん、
冬靴はまだ未使用ですか?
体調はいかが?体調を万全にして冬山に臨みましょう。
私は奥多摩低山徘徊に専念したいと思っています。
宮崎が「レタス巻き発祥の地」らしいですよ。
なかなかうまかったですから、宮崎に行ったら是非。
多摩川で「テント居酒屋」、来年もやりたいなー・・・
投稿: たけぱぱ | 2007年12月 9日 (日) 20時26分
wish。さん、
じっくり読んでいただいたようで感謝感激です。
百名山の霧島山は最高峰が韓国岳ですが、高千穂峰にも登っておかないと何かスッキリしないものがあったんですよね。
らいず師匠の高千穂報告を聞いてはため息をついてたんですよ。
そんならいず師匠ともお会いすることができましたので、今回の旅は宮崎で締めくくりということで。
屋久島の記事もきっと読んでくださってますよね。
投稿: たけぱぱ | 2007年12月11日 (火) 10時35分
きちんとママさん、
私が山登りを始めたのは南高でワンゲルに入ってからです。
登山歴だけは長いのですが、冬は低い山をうろうろしているだけのシロウトに毛が生えたようなもんです。
鹿児島・宮崎方面は何かと縁があるようで、よく行きますよ。
九州は一年中、山に登れそうですね。
投稿: たけぱぱ | 2007年12月11日 (火) 11時51分