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2008年2月14日 (木)

富良野岳から大雪へ1988年。PART4

富良野岳から大雪へ1988年。PART1はコチラ>>

富良野岳から大雪へ1998年。PART2はコチラ>>

富良野岳から大雪へ1988年。PART3はコチラ>>

1988年8月20日、ヒサゴ沼で目覚める。

昨日、そうめんを腹いっぱい食べたので今朝はお茶漬けサラサラの朝食とする。

シュラフをたたみ、トイレも済ませ、そろそろテントもたたんで出発しようか、と思ったが腹の調子がおかしい。

トイレに何度も行く。歩くどころの騒ぎではなく、めちゃくちゃに気分が悪い・・・

まさに「うーん、ウーン」と唸って転がっていた。

H副隊長「大丈夫か?ムリすんなよ。ここから山を下りようか?」

私「大丈夫だ。少しだけ待ってくれ」

結局2時間以上H副隊長を待たせ、気分が元に戻ったところで8:20にヒサゴ沼を出発する。

その時はどうしてあんなことになったのかさっぱりわからなかったが、その後の20年の人生経験により、あれは「食べすぎ」に違いないと思っている。Fh030004_40

←化雲岳が見えてくる。

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←エゾノツガザクラ

さて、スタスタ歩く、というわけにはいかなかったが、天気もよく、花にも元気づけられ、9:20化雲岳に到着だ。Fh030005_40

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←忠別川の谷の向こうに大雪の山並みが見える。左端が旭岳。Fh030008_40

←トムラウシを振り返る。ちょっと雲の中だなー。

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←お花畑でくつろぐH副隊長。サマになってますな。

化雲岳から五色岳の間は「化雲平」と呼ばれる。ここにも花が咲き乱れている。この時代にデジカメがあったらなー・・・

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←ヨツバシオガマ

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←10:50、五色岳に到着。このあたりからやたらと「クマ出没注意」の看板が。ラジオで甲子園の高校野球を聴きながら歩く。

ラジオのボリュームを最大にするが、鳥の飛び立つ音にもビクっとなりながら先へ進む。

少し道をそれて忠別岳避難小屋へ向かう。雪渓の水のうまいこと!

忠別岳避難小屋でインスタントラーメンの昼食にする。

腹がからっぽになっていたのでラーメンのうまさが腹にしみる。こんなにうまいラーメンは下界では食えない。

ラーメンと紅茶で元気が出て、完全復活だ。12:35忠別岳避難小屋を出る。

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←忠別岳をバックに。少しおどける余裕が出てきました。

この頃になると荷物も軽くなってきたこともあるし、慣れてもきたのでザックの重さが気にならなくなってきた。十勝岳温泉で歩き出したときにはどうなることかと思ったが。

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←ここにも「ヒグマ出没注意」の看板が。

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←女王様「コマクサ」が踏まれそうなところに咲き乱れている。後年、草津白根や木曽駒でコマクサを見たが、ここのコマクサが一番いいと私は今でも思っています。

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←イワブクロ(タルマイソウ)

13:50忠別岳に到着。ザックを下ろし休憩する。Fh030020_40 Fh030021_40

私「H副隊長、今日は足ひっぱっちゃったなー。ホントならもうそろそろ白雲の小屋に着いてるような時間だよ」

H副「よくここまで歩いてきたよ」

私「ホントに。最初はどうなることかと思った・・・」

14:20、忠別岳をあとにする。

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←砂礫地に咲くコマクサ。Fh030023_40

←忠別沼とその先は平ヶ岳。どこが頂上かわからない。

ガスが少し濃くなって明るさが減じただけで、なんとなく「出そうな」気配。全く根拠はないが、なんとなく。鳥が「バサバサ」っと飛び立つたびに震えるのでありました。Fh030024_40

←イワギキョウ

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16:40高原温泉分岐。ここから2時間と少しで高原温泉に下りられるが、我々のゴールは旭岳経由~旭岳温泉である。明日にはゴールの予定だ。

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←忠別岳を振り返る。よくぞここまで歩いてきたなー。

17:45、白雲小屋に到着。テントにするか。小屋にも余裕がありそうだった。

私「H副隊長、どっちにする?」

H「どっちでもいいよ。任せる」

答えはわかっていたが、「あうんの呼吸」というやつである。

闇がせまってきていたし、明日の撤収がラクな小屋泊まりにする。

晩飯はレトルトのカレー。最後の一本になったエビスで今日の健闘をたたえ合う。

私「いやー、今朝ほどはホントにすまなかった」

H副「何にも問題なし」

Fh030028_40 寝る前に用を足しに小屋の外へ出てみると、緑岳(松浦岳)に月の明かりが当たり、銀色の幻想的な世界だった。今でもその色はまぶたの裏に焼きついている。

富良野岳から大雪へ1988年。PART5はコチラを→http://tabipapa.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/post_c9c7.html

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コメント

そうめんと、ラーメンが美味しそう。。
お腹の具合が、良くなって本当に良かった
ですね~!
見たこともない、可愛い高山植物の花が、
綺麗ですねぇ~!!

投稿: ゆみちゃん | 2008年2月14日 (木) 18時02分

たけぱぱさん、お腹痛くなってどうなるかと思いましたが、クマにも出会うことなく無事に登れて良かったです。
緑岳に月の明かりが当たり銀色の幻想的な世界なんて、想像しただけでも素敵だなぁ。実際見られてよかったですね!!

投稿: はっしー | 2008年2月14日 (木) 19時41分

お疲れ山。
段々無精ひげが目立ってきたぞ!

投稿: H隊員 | 2008年2月14日 (木) 22時48分

ゆみちゃん、
ゆみねえ、いつもありがとうね~
山で食べるとそうめんもラーメンも「ものすごいご馳走」に思えるから不思議なものです。
この時代にデジカメがあったらもっとたくさん花の写真を撮っていただろうね~

投稿: たけぱぱ | 2008年2月19日 (火) 20時24分

はっしーさん、
いつもブログ応援ありがとうね~
山の上で「降るような星」を見ることはよくあるんですが、「銀色の世界」はこのときのしか記憶にないなァ~
クマよけの鈴を持って行かなかったのよ、この時。
ラジオは持っていきましたけどね。

投稿: たけぱぱ | 2008年2月19日 (火) 20時28分

H隊員、
そりゃあ不精ヒゲも生えてくるわな。
4泊5日、山に入りっぱなしだったからね。

投稿: たけぱぱ | 2008年2月20日 (水) 18時28分

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