チーム百迷山、霧島来襲!二日目
3:20ころ目覚める。
シュラフにもぐらずに掛け布団代わりにして寝たようだ。
百さんが寝てる横の壁にコンセントがあった。カメラの電池を充電する。
携帯をポチポチいじってみる。
昨夜の宴会の途中にもASAKOちゃんが携帯から書き込みしている。そして、お~やま~女史とぶーちゃんの書き込み。
(自分も、もしこの場にいなかったらこのイベントのことが気になっていただろうな~・・・)
もう一度寝ようと試みるが眠れない。
4:30、誰かの目覚ましの音で皆起き出す。
まずトイレに行く人。顔を作る人(見たわけじゃないけど)。
4:58、今日一緒に歩く宮崎県西都市在住らいずさんに電話してみる。
らいず「もう車で向かってます」
朝飯の準備。昨夜のしゃぶしゃぶの鍋に水を足し、煮立ったところでラーメンを入れる。ラーメンが煮えてきたところで野菜を入れ、もう一度煮立ってきたところで卵を入れて完成。
ウマイ。山で食うものはほとんどなんでもウマイが、昨夜のアルコールがまだ血液中に残っている体にラーメンがなじむのだ。
この日の昼飯はパンをかじる予定だった。朝ラーメンはりっちゃんセレクト。
りっちゃん「朝もパン、昼もパンじゃ飽きちゃうでしょ」
さすがである。
昨夜、外に出てみたときにも二つずつ光って動くシカの目がたくさんキャビンのまわりにあった。若い人たちのキャビンでは食い物を片付けないで外に出しっぱなしでシカにやられ放題になっていたようだ。
←6人が泊まったキャビン。
←テンナンショウ(天南星)
←食器を洗い、ついでに洗顔&歯磨き。目線の先にはシカ。
洗ってきた鍋でお湯を沸かし、コーヒータイム。これまたウマイのなんの。
←シカとコーヒーとASAKO。窓の向こうにシカ。
今日はらいずさんのほかにもnagaoさんが参加の予定。nagaoさんは九州をレンタカーで移動している途中の参加。
らいず号・nagao号と百・りっちゃんが乗ったセレナが高千穂河原で落ち合い、nagao号で4人がえびの高原へ戻ってくる。えびの高原から高千穂河原まで8人が縦走し、高千穂河原でらいずさんとはお別れし、セレナで7人がえびの高原に戻りnagaoさんとそこで別れる。
という作戦である。
6:05頃、百さん・りっちゃんが出発していく。残った4人で荷物の片付けとキャビンのお掃除。
私「キャビンをきれいにして7時までに管理棟の方に行くよー」
ASA・siro「わかった~」
ぎん「ういっす」
荷物、残った水、ゴミ、などをリヤカーに乗せ、「朝のお勤め」などを済ませ、箒でキャビンの中を掃いてカギを締め、一晩お世話になったキャビンにさよならだ。
(ありがとう、また来るね~)
←今日登る韓国岳が。
管理棟近くで荷物を下ろし、リヤカーやゴミを片付けていると、nagao号に乗った百さんが戻ってきた。
百「いらん荷物はここで預かってもらおう、管理人さんにお願いしてあるから」
今日の登山に必要ないものはここで預かってもらい、nagao号でえびの高原の駐車場へ向かう。
nagao号を駐車場に停め、まずトイレ前に集合。
らいずさん・nagaoさん・りっちゃんが待っていてくれた。
らいずさん・nagaoさんと握手。らいずさんとは昨年11月以来だ。nagaoさんとは初対面。
7:30、歩行開始。勝手知ったるらいずさんの案内で登山口に向かう。
もう、そこここにミヤマキリシマのピンク(赤紫)が。
←硫黄臭ただよう硫黄山。
←硫黄のにおいを嗅ぐと黙っていられないのが「硫黄泉」ことsiroちゃんである。とにかく硫黄の温泉が大好きなのである。
siro「う~ん。私のニオイだわ~」
先へ進む。
←少し登ったところから見た硫黄山とミヤマキリシマ。
先頭をらいずさん、二番手をnagaoさん、三番目が私、中に4人、最後尾が百さんの順で歩く。
らいず師匠の動きが軽快である。五合目までは登りっぱなしである。
私「師匠の実力の五割くらいでお願いします」
ら「師匠じゃないですからね。nagaoさん、この人のいう事は話半分でお願いしますね」
ら「・・・」
らいず師匠のペースはなかなか落ちない。
私「師匠のオチカラの三割くらいでお願いします」
足元にはミヤマキリシマ以外の花も。らいず師匠が教えてくれる。
←ハルリンドウ
高度が上がるにつれ周りの山や池なども見え出す。
←右の山は甑岳。
←白鳥山
←ASAKOさま、少々バテ気味。
←疲れも吹っ飛ぶ景色だ。真ん中は硫黄山。左不動池、右甑岳。
←みんな一斉にシャッターを切る。
歩き出す。真ん中あたり、やや遅れ気味。
私「師匠のオチカラの2割くらいでお願いします」
←白鳥山の向こうに見えるのはえびの市。旧の行政区分だと加久藤。
←6合目。ややきついところもあるが、ここからはなだらかな稜線(お鉢の縁)を歩くようになる。
←大浪池が見える。頂上までわずかだ。
←9:02、韓国岳頂上。霧島連山の最高峰である。私にとっては三度目の登頂。
←8人で記念撮影。
ザックを下ろし、パンをかじったり、
←お見合い写真を撮ったり。
なかでもASAKOちゃんは「もうこれからキツイところはないよ」の声に俄然元気を取り戻し、他のオジサンチームの写真を撮るときに「笑顔が足りないよ」とか「はい、みんなでピースして!」などと指示を出しているので頂上にいる全員の人気者になっていました。
ASAKOちゃん、おじさんにメルアド教えてなかったか?「公衆トイレにこれ書いたりしないでよ!」とか、言いながら。
←イワカガミ
←マイヅルソウ
9:19、韓国岳をあとにします。
←韓国から先は私が先頭になります。
ちょっと急で滑りやすい道が続きますが、それが終わると歩きやすい道になります。
←ベニドウダン
←ツクシコウモリ。10月に白い花が咲くそうです。
←ニガナ。最後に「ナ」がつくのは食べられるそうです。「ナボナ」も食べられます。
このあたり、花や木の解説はすべてらいず師匠です。
←ミヤマキリシマに文字通り「埋もれて」歩きます。
←道の脇で立ったまま小休止。水分補給や栄養補給。
←振り返ると韓国岳。頂上は見えませんが。
←獅子戸岳に登り返す。
←11:17、獅子戸岳。
←いったん下って、
←11:53、新燃のお鉢の縁に立ちます。硫黄のにおいがしてきて、騒ぐのは人間の硫黄泉です。
siro「う~ん、私のにおい~~」
←ここで10分休憩。
らいず「新燃は地図には三角点があるようになっているんですが、誰も見たことないんですよ」
皆、地図を出す。確かにこれから行く「お鉢の縁の中岳への下降点」あたりにありそうだ。
←少しガスってきた。ミヤマキリシマが見ごろだ。このあたりから人が多くなってきた。
12:17、その「中岳への下降点」についた。
百さんは走ってお鉢をもっと先まで探検し、三角点を探しに行ったようだ
←「萌え~」ポーズで撮ろうというので私の案で・・・ 百さんは三角点探検に行って不在。
12:34、この地点をあとにする。
←新燃から中岳に向かって下る階段。
←下りきったところが「中岳分岐」。ここから「みやま荘」に行く道がある。地図で「みやま荘」を確認する。温泉の話は人間の硫黄泉が中心になってジモティらいずにいろいろたずねている。
←この池は枯れることもあるそうだ。
←ミヤマキリシマがかたまってキレイに咲いていました。
13:06、中岳に到着。
←ここはお山のポーズですね。
中岳にも三角点があるはずなのですが、見当たりません。もっとも地図では登山道から離れたところに記号が書いてあります。
←天気がよければこんな風に見えるのでしょうが、今日は何も見えません。
←ミヤマキリシマを愛でることにします。
またパンをかじって水分を補給して、あとは下るのみ。
13:13、中岳をあとにします。
←これから下っていく道。
←下りきって振り返ったところです。
←コガクウツギ
←ツツジコースを下りていきます。
←タンナサワフタギ。これは初めて知りました。
←高千穂峰のお鉢が少しだけ見えました。またすぐ隠れました。
←ヤマボウシ
14:21、高千穂河原に戻ってきました。8人、輪になって右手を重ね、
「ファイト~、マッスル、マッスル!」をやりました。
←nagaoさん・師匠はらいず号で、あとの6名はセレナでえびの高原に戻ります。
15:00、えびの高原駐車場でnagao・らいずのお二人と別れ、キャンプ場に荷物をとりに戻ります。
管理人さんは我々が戻ってくると「待ってました」とばかりにいろいろ話しかけてきます。ちょっと退屈してたのでしょうね。
管理人さんに礼を言って車で向かうのは「みやま荘」。らいず師匠おすすめの温泉宿です。
硫黄泉だった。
女性陣のさわぎっぷりが目に見えるようだ。
九州はこれがあるからいいよね。
←空港まではASAKOちゃんが運転を替わるということで百さんもビール飲めました。
空港まで助手席で居眠りこきました。ASAKOちゃん、ゴメンね。
空港前のレンタカー会社でレンタカーを返し、空港でチェックイン。荷物を預けると夕食&反省会へレッツ・ゴーです。
人間硫黄泉の声が食堂内に響き渡り、かなり遠くの席のオバチャンと目が合ったと思ったら、私に向かって「シーっ」とばかりに口に指を当てるではありませんか。
私「もうちょっと静かに・・・」
キンキン声のトーンを少し落としてもらいました。
ビールのあとはやっぱり焼酎。
屋久島の「三岳」をロックでいただきました。
19:40鹿児島空港発。
ぎんちゃんは窓の外を見ています。
ASAKO・りっちゃん・百のお三方は即寝。
私、シートベルト着用のサインが消えたと同時にスッチーのところに行って紙コップもらってきました。
ハイテンションの寝てない残り2名は「みやま荘」で体に付着した硫黄分の話と「ラーメン・ツケメン・俺ソウメン、よっこいしょー!」で騒ぎ続け、らいずさんにもらった宮崎の芋焼酎「夢咲姫」(ゆめさき)もあらかたなくなってしまったのでした。
羽田空港にほぼ定刻に到着。
私はモノレールで帰るので、京急で帰る5名とはここでお別れ。
青梅の我が家には夜中12時頃たどりつきました。
この仲間たちと一泊で行くのは初めてのことでした。
いまだココロここにあらず。南九州をさまよい続けております。
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コメント
実は・・・
この旅行前にものすご~~く緊張してた~
飛行機に間に合うかな??
バンガローでシュラフで泊まれるの?
ご飯は調達できるの?
1部屋で寝れるの??
2日続けての登り~~大丈夫??って。
不安だらけの出発でしたぁ。
でも~~~最高に良い思い出になりましたぁ~~
やっぱりまた登りたいです~~お山。
投稿: ASAKO | 2008年6月23日 (月) 17時27分
思い出深い旅になりました。
広大な鹿児島の森
咲き誇るミヤマキリシマ
黒豚のしゃぶしゃぶとトビウオの刺身の味
満天の星空の光り
初めてヒコーキに乗る不安と、マドから見えた景色
みなさんと過ごした2日間・・・・priceless
ですね!
あんな旅をもう一度したいと願うのは贅沢なことでしょうか。
本当に楽しかった。霧島の一員になれて良かったです。
投稿: ギンぺい | 2008年6月23日 (月) 18時51分
まあまたまた長文、写真もたっぷりだね。

天気はイマ一つだったようだが、そんなの関係ねえ~というくらい大騒ぎだね
でもだいたい予想通りかな
「人間硫黄泉」のsiroちゃんいい味出してるね~
投稿: H隊員 | 2008年6月23日 (月) 22時48分
ありがとう~、みんなと行けて最高の山だったよお。硫黄泉とイケメンのギャグもね。
匂いは2日間は残ったわね!ヤッタ~~~!
H隊員さん、今度は是非とも硫黄泉でご一緒しましょう♪
投稿: 硫黄泉 | 2008年6月23日 (月) 23時44分
ミヤマキリシマがいっぱいで思い出もいっぱいで裏山!
投稿: お〜!やま〜! | 2008年6月25日 (水) 21時09分
霧島の朝は早かった。そして賑わっていた。
だけど、このメンバーの盛り上がりは
どこにも負けてなかったよね。おかしかったもん。
地元民のくせに、お役に立てず申し訳ありません。
もっと情報仕入れておきますので、またのお越しお待ちしております。
今回、韓国岳の新たな魅力発見。
当たり前に思っていた景色は、実際感動の景色だったわけで。
韓国岳、さすが遠足(小・中学校)に選ばれてるだけあるな。
やっぱり、温泉が一番盛り上がったのかな・・・。
投稿: らいず | 2008年6月26日 (木) 00時50分
アハハハたけブヒ太郎とらいず師匠さんのやりとりが愉快だわー(笑)


お見合い写真を撮ったり、「ナボナ」(笑)笑ってしまいゴメンちゃい
さすが花や木このあたりの解説、ジモティらいず師匠さんくわしいですね
アハハハ「萌え~」ポーズにお山のポーズ皆さんユーモラスだなぁ
硫黄泉のお風呂大好き
入りたいです
投稿: はっしーブヒ太郎 | 2008年6月27日 (金) 05時41分
あらら、このブログを見逃してしまっていたよ〜。
ミヤマキリシマ綺麗だった〜。
それから、キャビンで過ごした時間も楽しかったわ〜。
ほんとうに盛りだくさん。
それにウチラは相当うるさかったみたいだね〜。
読み返してたら、すぐにでもまた九州に遠征したくなっちゃったよ〜。
お金貯めなきゃ!!
投稿: りっちゃん | 2008年6月28日 (土) 13時06分
見せて頂きました
是非、参考にさせて頂きます。
みんなで登る方が楽しいですね。
投稿: まこと | 2009年1月22日 (木) 19時26分
見せて頂きました!!
是非、参考にさせて頂きます!!!
投稿: まこと | 2009年1月22日 (木) 19時27分