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2008年7月18日 (金)

日光白根山(本編)。

2008年6月14日(土)、仲間と日光白根山に行ってきました。

総勢28名。いまだかつてない大人数です。

4月に高尾山に「花見すき焼登山」に行ったときに我らがボス百迷山さんが、

「6月に栃木の山のイベントを考えよう」

と言い出したのがそもそもの始まりでした。

そして29年の付き合いになるわが友人H隊員に「イベントを企画せよ」とのご沙汰が下ったというわけです。

最初にもめたのは「どの山に登るか」

女峰・太郎山・袈裟丸・宇都宮アルプス・岩山・石裂山・黒檜岳(くろびだけ)・薬師岳・夕日岳・地蔵岳・太平山などなど・・・

私の意見としては素直に百名山の「日光白根OR男体山」でありましたが、ちいちゃんの「白根に一票」の一言から一気に話が決まっていき、登る山は決定。

次に足の問題。東京近辺から日光白根を日帰りで目指すには公共交通機関だけでは無理。

そこで栃木組の三人の車を頼ることになり、「それならば」と車で麓まで来る予定の方も現れ、追加で6台の車が出動する予定に。

次にどのコースで登るか。結局3班に分かれ、

①湯元からの班(隊長百迷山)6人

②菅沼からの班(隊長たけぱぱ)15人

③丸沼からゴンドラの班(隊長だうみっちゃん)7人

となりました。H隊員は「統括隊長」です。

さてあとは当日を迎えるだけになりました。と言いたいところでしたが、前日になってH隊員から電話が入り、

H「たけぱぱ、悪いが○○さんに連絡をとってくれ。今、オイラ動けない」

私「わかった、やってみるよ」

ところが私が送ったメッセージに入れた私の電話番号が個人携帯と会社携帯が入り混じったものだったらしく、○○さんは連絡をとりたくてもとれなかったようです。

あきらめかけていたら、掲示板に夜10時頃書き込みがあり、ギリギリ参加間に合うということに・・・

(いやー、28人ともなるとこりゃ大変だわ)

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さて、6月14日(土)当日、私はAM4時に青梅駅前で元さんに拾ってもらい、元さんの奥様と三人で圏央道・関越経由で高崎在住の麗子様を迎えに行く。

5:10、高崎で無事に麗子様をお拾いし、菅沼登山口に向かう。

白根方面はやや雲がありそうな気配である。それほど厚い雲ではなさそうだが。

丸沼のゴンドラ駅前を通っていくのでここでテント泊「丸沼組」に挨拶して行こうと駐車場にたどりつくと、先にうららさん一家の車に出会った。うららさんは旦那さん&次男K君と一緒である。

うらら「tonちゃんは、あそこにいるわよ。じゃ、またあとで」

駐車場の端っこの方に行ってみるとtonちゃんがいました。河童さん・ぴくさんは見当たりませんが、水でも汲みに行ったのか。昨夜の宴会は盛り上がったようです。

tonちゃんたちとはまた頂上で会うハズです。

菅沼登山口には7時に到着。さきほどのうららさん一家とAkiさん一家(Akiさん・たけちゃん・みん吉・はーちゃん)が先に到着していました。Dsc01448_40

←元さん号Dsc01449_40

←うららさん号Dsc01450_40

←はーちゃん。カメラを向けると表情を作ってくれます。

あとはぶーちゃん号(ぶーちゃんの他、りっちゃん・まりんさん・みほさんが乗車)を待つのみ。寒いので合羽を着て歩き回って時間をつぶします。

はーちゃんを抱っこしてるのが一番あたたかいかも。

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←「はーちゃんおぶり隊隊長」

8時少し過ぎ、うららさんファミリーが先発します。Dsc01451_40 Dsc01452_40 Dsc01453_40

すると間もなくぶーちゃん号が到着しました。Dsc01454_40

←ぶーちゃん号。8:15到着。Dsc01455_40

←さぁ、はーちゃんも出発の準備です。

8:30、「菅沼~、マッスル、マッスル!」で気合を入れて12人が出発です。Dsc01456_40 Dsc01457_40

麓は少し寒いだけで風はありませんでしたが、上の方に来ると上空で風の音が鳴っているのがわかります。雲の流れ方でも風が強そうなのがわかります。

「丸沼のほうはゴンドラ動いてるかな~」

「こっち(菅沼組)も頂上までいけるかどうか・・・」

確かにいくつかのパーティーが下りて来て、

「上はものすごい風だ。途中で引き返してきた」などと言うではありませんか。

私「行けるところまで行って、ダメなら引き返して温泉に行きましょ!」

間もなくうららさんファミリーに追いつき、総勢15人に戻ります。

すると上の方から、

「たけぱぱさん!」と声がかかりました。

顔を上げて見てみると、山友のえっちゃんとあずまいちげさんじゃありませんか?

私「あれっ、どうしたの?登ってきたの?」

えっちゃん「風が強くて頂上はあきらめて下りてきたのよ」

私「一緒に登ればよかったのに~」

あずま「H隊員から聞いて知ってたけど年寄りが足引っ張っちゃ悪いから~」

そんなハズないのにねー。三回ほど山にご一緒してますし、こっちも下は1歳から上は50歳代まで色とりどりだったのに・・・

宇都宮に帰るお二人と別れてますます、

(あの二人があきらめたっていうんだから相当風が強いんだろうな)

という考えが強くなります。

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←コバイケイソウ。雪もところどころに現れます。先頭の私の後ろは小4のみん吉。つま先で雪を蹴ってステップを作って登って行きます。

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弥陀ガ池に着く手前で元さんから提案が、

元「たけぱぱさん、風が強そうだから五色沼の方を回って行きませんか?」

それはナイス・アイディア!一も二もなく賛成。

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←弥陀ガ池のほとりを歩きます。頂上は雲の中。

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←でもあっという間に晴れてきました。頂上が見え、皆、「頂上が見えるよ!」と声を上げます。

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どんどん晴れ間が広がってきます。

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←10:28、弥陀ガ池のほとりの「五色沼経由か頂上へ直登か」の分岐に到着。

副隊長格の元さんとぶーちゃんに「五色沼経由で行きます。それでいいっすよね」と意思確認をし、皆に「じゃあここでちょっと休憩とって息を整えましょう。風があるので五色沼を回っていきます」と宣言すると、

女性陣「えー、ホントですか!五色沼あきらめてたけど見れるんですね~」

なんとすばらしい反応でしょうか・・・

元さん、ホントにナイスです。

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風は冷たく、ちょっと着こんで出発。Dsc01469_40 Dsc01470_40

←ますます、晴れ間が広がる。

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←やがて、五色沼が。女性陣から「やった、やった!」の声。

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←五色沼目指して下りて行く。Dsc01476_40 Dsc01477_40 Dsc01478_40

11:10、五色沼に到着。

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←三脚を取り出し、15名で記念撮影。Dsc01480_40

←五色沼のほとりを歩いて行きます。ここからは元さんに先頭を代わってもらいます。

Dsc01481_40 ←前の人の足元を見てゆっくりと雪道を登っていきます。Dsc01482_40Dsc01483_40 

←シカがいました。全く逃げません。シカが食べちゃうのでシラネアオイが見られないという話です。

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←11:43、避難小屋に到着。大会があるとかで、高校生がわんさかいました。Dsc01485_40

←避難小屋の近くに豆桜が咲いていました。

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←湯元からの道と合流。ここからはまさしく急登です。白樺の木の間を縫ってすすみます。Dsc01487_40

私が最後尾でしたので、後ろの景色を振り返りながら登って行きます。

何回目かに振り返ると見たことのある女性の顔が、

私「セブンちゃんだ!」

見るとその下にはH隊員やぎんちゃんも。赤いジャケットはハニーさんでしょう。

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セブン「澤木さんと百迷山さんはもう先に行ってますよ」

麗子「あんれー、じゃあ、さっき横を走りぬけて行ったのは百さんだったのかなー。なんだか似てる人がいると思ったんですー」

どうやら百親分は我々に気づかず走って追い抜いていったようである。

ここからは4人合流し、19人で登っていく。Dsc01489_45

←高度が上がるにつれ、男体山・女峰・大真名小真名・太郎山がせりあがってくる。

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←中禅寺湖

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←頂上も間近に。

頂上から少し下のところ、少し離れたところに「丸沼組」がいました。こちらと合流するつもりはないようです。前日参加を決めた○○さんも無事に(?)来ているようです。

13:05、三角点にタッチ。

写真の順番待ちで頂上は大混雑である。

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←頂上から見た男体山と中禅寺湖。

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←Akiファミリーとたけぱぱ。たけぱぱは顔だけ写っています。Dsc01494_45_blog

←こんどはたけぱぱも余裕の表情で。Dsc01496_45

←AkiファミリーとH隊員。

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←セブンちゃんが眺めのいい位置を確保してくれてましたのでさっさとそこに行くと頂上ではまだまだ撮影会が・・・壊れかけたお姉さんが一人ポーズをとっていました。

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←アップにしてみました。

まりんさまはこんなに晴れた登山は初めてだったようで大興奮です。確かに興奮する光景でした。

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Urara_kanpai_blog ←H隊員の挨拶&ビールで乾杯。(乾杯画像はうららさん撮影)

そして各自持ってきた昼食でお昼にします。

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景色を見ながらのお昼。最高においしいです。

そして記念撮影。Dsc01505_45

←湯元コース5名。男・澤木は丸沼組と一緒に下山したようです。

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←菅沼コース15名。結束固いね。

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←合計20名。

14:12、下山開始。金精峠に走って下る百迷山さん以外の19名がそろって下りていきます。

ちょっと道を勘違いして二回目の頂上を通ったりしました。Dsc01512_45 Dsc01513_45 Dsc01514_45

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←二回目の頂上。先ほどの混雑はどこへやら。皆、写真を取り直していました。

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←燧ケ岳の双耳はすぐわかりますね。Dsc01517_45

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下りは景色が見えているのですぐ着きそうでなかなか着きません。Dsc01521_45Dsc01522_45Dsc01523_45

お疲れ気味の方もいるので休憩は少し長めにとってゆっくり下っていきます。

15:33弥陀ガ池。

雪道に不慣れな人もいて、下りで何度も尻餅をついていました。

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17:12、菅沼駐車場に到着。

湯本組もそれぞれ菅沼組の車に乗って19名が湯元駐車場に向かいます。

駐車場には荷台でカップラーメンを食べている男・澤木さんと百親分がいました。

ここで「ファイト~、マッスル、マッスル」をやって解散しました。

ここからH隊員号にぎんちゃん、ぶーちゃん号にりっちゃん・みほさん・まりんさま、セブン号に百さん・たけぱぱが乗り、「やしおの湯」に向かいます。

向かう途中にみっちゃん号で観光中のちいちゃん・なつさん・お~やま~さんがいました。

挨拶を交わし、後ほど反省会場で会うということで別れます。

「やしおの湯」で反省会の予定でしたが、ラストオーダーが早いということでH隊員はみっちゃんに反省会場探しを電話で頼んでいるようでした。

やしおの湯で汗を流し、女性陣の出待ちをしていると、百さんが、

百「ニュース、ニュース。今日の地震で栗駒山荘が土砂で埋まっちゃったらしいよ!」

この宿に今年の秋の紅葉の土曜日に泊まろうと目論んでいただけにショックでした。

7月22日追記: 「栗駒山荘」と「駒の湯温泉」を混同していました。やまさんのおっしゃるとおり、栗駒山荘は営業しています。

みっちゃん部隊から連絡が入り、「東武日光駅近くのガストに先に行ってる」とのこと。

ガストに行って見ると、お~やま~女史は「明日が早い」とのことで先に帰った模様。

みっちゃん・ちいちゃん・なつさんがご飯を食べ始めようとしているところでした。

運転しない人は生ビール、運転の人はソフトドリンクで乾杯。

「お疲れさ~ん!」

それぞれご飯を食べながら、本当に「反省会」となりました。

まぁ、でも、28人が無事に怪我なく下山できてよかったよかった。

一番ホッとしていたのはH隊員でしょう。

ガストで二度目の解散。

私はH隊員号でホタル見物に連れて行ってもらい、H隊員邸に宿泊。

翌日は午後からの勤務でした。

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コメント

丸沼コースも素敵な展望とシラネアオイを見られたし、温泉寺での入浴と戦場ヶ原でのズミとワタスゲの群落を楽しめたので良かったですよ。
反省会場、後から駅近くに養老の滝を発見してしまったのでごめんなさいね〜。次回はそちらにしましょう。
しかし、こんな大所帯を取りまとめて下さったH隊長(当時)に大感謝です。

投稿: お〜!やま〜! | 2008年7月18日 (金) 23時38分

とっても楽しそうでいいですね~。
私も行けばよかったなぁ・・・。

投稿: さー。 | 2008年7月19日 (土) 08時17分

栗駒山荘って秋田県ですか?
だとしたら営業再開してます。

投稿: やまさん | 2008年7月20日 (日) 21時52分

たけぱぱチームとしては、また偉い沢山の人数ですね!
小さい子供さんもいたりして・・・
私も、長男が1歳の時、菅沼から登りました。
懐かしいなあ!

投稿: やまとそば | 2008年7月21日 (月) 02時37分

何だか随分昔のような気がするが、まだ1ヶ月ちょっと前だったんだね。
何だか懐かしい気がするよ。
写真が多いからよく当時の状況がわかるよ~
それにしても全員無事下山できてホッとしたもんだ
協力ありがとうね

投稿: H隊員 | 2008年7月21日 (月) 22時38分

親子共々、その節は大変お世話になりました!
とても充実した思いが、日記を読んでよみがえってきます。
我が家にとって、思い出深い山行のひとつです!
ありがとうございました。

投稿: Aki | 2008年7月22日 (火) 09時47分

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