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2008年8月16日 (土)

尾瀬へ行ってきましたPART3(本編 2日目)

尾瀬へ行ってきましたPART3(本編 1日目)から続く>>

2008年7月27日(日)午前1:30起床。

前日寝るのが早かったため、こんな早い時間に目が覚めてしまった。

起きている間は静かだった隣の家族だが、お父さんが寝言とも叫びともつかぬ声を時々出している。文字ではなかなか表現できないが、強いて言えば、

「わぅぃーっ」「わぅぃーっ」

かと思うと玄関付近で何かわからないが警報が、

「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ・・・・・・・」

この警報はさすがに「ウルサイと思った誰か」が止めてくれた。小屋のおじさんではない。何故わかるかというと棚をひとつ隔てたすぐそばからおじさんの寝息が聞こえているから。

一度トイレに行く。小屋の中はあちこち小さな電気が点いており、ヘッドランプなしでもトイレまで行ける。

布団まで戻り、もう一度寝ようと試みるが眠れない。携帯電話にメモ書きでもしておこうとして枕元を探るが見当たらない。携帯の行方が気になってますます眠れない。

(最後に携帯を見たのはいつだったか・・・まさかバスの中に忘れてきたか・・・そう言えば半パンから何回か落っこちていたっけ・・・)

3時半頃になると何名か起きている様子で、カメラや三脚を持って外に出て行く様子がわかる。カメラは沼と燧の方を向いている。

私も合羽を防寒着代わりに着て、三脚(コンパクトなやつだが)とカメラを持ち外に出てみる。

4時。少しずつ明るくなってゆく。たびままも起きてきた。Dsc02045_40

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←雲が晴れたときには沼に燧の姿が逆さに映る。

結局、雲がかかったり晴れたりを繰り返し、「素敵なご来光」というわけにはいかなかった。

携帯はあった。入れた覚えのないズダ袋に入っていた。かすかに「ポケットはやばいな」と思ってどこかに入れたような気もするが・・・

Dsc02049_40 5時頃には子供たちも起きだして、朝食を待つばかり。

出発の早い人たちが多くて5:30にはほとんど小屋に残っている人はいない。

6時。本館に行き、お待ちかねの朝食。

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←地元で作っているという大粒納豆。

旅先では思い切り朝食を食べる。不思議とたくさんご飯が食べられる。どんぶりに山盛りのご飯。

満腹になった。本館受付で昼飯用の弁当を受け取る。

Dsc02052_40 天気はよさそうだ。青空がまぶしい。

今日の予定は長英新道から燧ヶ岳~見晴~東電小屋の予定である。

この日の天気によっては「元気な人だけ燧に登りそうでない人は沼のほとりをゆっくり歩き見晴で落ち合う」ということも考えていたが、この天気なら登らにゃもったいない。

私「旅人、燧ヶ岳に登るよ」

旅「縄文杉とどっちが大変?」

私「今日の方がアップダウンはあるけど歩く時間は短いよ」

旅「わかったよ」

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←さぁ、出発だ。

6:50、長蔵小屋をあとにする。

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←湿原の向こうに燧ヶ岳。頂上は雲の中。

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←黄色い花はニッコウキスゲ。木道が朝露に濡れている。

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←シナノオトギリ

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←長蔵小屋。建物がいくつかに分かれている。

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←7:10、ここから長英新道に入る。

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←ギンリョウソウ

長英新道の印象。一言、「ぬかるんでいた」。

たびまま・私は登山靴だからいいのだが、たけのこ・旅人は運動靴である。靴の中までドロドロになっている。

ギンリョウソウに励まされながら泥んこ道と格闘する。

8:20、小休止。長蔵小屋で汲んできた水がうまい。

Dsc02062_40 どろんこ道の割合が少なくなって高度が上がってくると景色が見え出してくる。

←尾瀬沼が見えてきた。

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←旅人の足元に注目。

旅人の歩くペースは落ちないが「疲れた」を連発するようになってきた。

私「『疲れた』って言うな。『しんどい』なら許す」

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←ツマトリソウ

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←タカネニガナ

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←尾瀬沼のほとりに一晩お世話になった長蔵小屋が見える。

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←マルバダケブキ

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←エゾノヨツバムグラ

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←そろそろ稜線に出るかな。

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←頂上も見えてきた。

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←9:40、ミノブチ岳に到着。尾瀬沼の全景が見える。宇都宮女子高校の生徒さんたちも追いついてきました。Dsc02073_40

頂上も見えている。さぁ、一気に登ろう。Dsc02074_40

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←キヌガサソウ

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←頂上までもうすぐになると旅人も俄然元気が出てきてどんどん先に行く。Dsc02077_40

←シャクナゲDsc02078_40

←ナデッ窪方向。Dsc02079_40

←二人はどんどん先に行っては止まり、たびままと私を待っている。

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←尾瀬ヶ原と至仏山も見えてきた。Dsc02081_40

←10:15、俎嵓(マナイタグラ)に到着。2346mの三角点はこちら俎嵓にある。Dsc02089_40

←二等三角点

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←俎嵓から見る柴安嵓(シバヤスグラ)。向こうの方が10m高い。

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←ここではソイジョイをかじって少しだけ空腹解消。

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←シャッター押しを頼んだらおじさんが三枚も撮ってくれました。

10:34、柴安嵓に向けて出発。

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←俎嵓と柴安嵓の鞍部。Dsc02091_40

← 俎嵓を振り返ります。

10:54、東北地方最高峰2356mの燧ヶ岳山頂(柴安嵓)に到着。

お腹がすいた。お昼にしよう。

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←長蔵小屋のお弁当。Dsc02093_40 Dsc02094_40 Dsc02095_40

お湯を沸かし、インスタント味噌汁で塩分補給。うまいんだな、これが。

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←尾瀬ヶ原と至仏山をバックに。

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11:50、柴安嵓をあとにし、見晴新道を下る。

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←ミヤマアキノキリンソウDsc02102_40

←ハクサンフウロDsc02103_40

←俎嵓が見えます。Dsc02104_40

←尾瀬ヶ原全景。尾瀬ヶ原の向こうには至仏山。

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←ヤマハハコDsc02106_40

←ヤグルマソウ

今日の下りは長い。尾瀬沼の標高は1660mだが、尾瀬ヶ原の標高は1400m。

たけのこはどんどん先に下りていくが、旅人は少々疲れ気味。ペースが落ち、女子高生やおじさんおばさんたちに抜かされる。

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←おまけに途中から雨が降ってきた。

尾瀬ヶ原に下りてきたときには土砂ぶりになった。

14:50、尾瀬沼方向との分岐。ここからは木道になって歩きやすくなる。

15:10、見晴(下田代十字路)に到着。原の小屋の休憩所にて一服。

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←旅人は氷が大好き。たけのこはコーラ。私はビール。Dsc02109_40_2

←窓の向こうにナナカマド。その向こうはひのえまた小屋。Dsc02110_40

←旅人撮影のナナカマド。

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←30分休憩すると雨も小降りになり、15:40原の小屋を出発。

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←地図で歩くべき道を確認するたけのこ。

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←クガイソウDsc02114_40

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このあたり、花の名前不詳。ご教授いただきたい。

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←コバギボウシ。この色が緑に映えている。

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←東電小屋に向かって歩いていく。

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←コオニユリDsc02122_40

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←今日登って来た燧を振り返る。

「あそこに登ったんだよ」

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←16:05、東電尾瀬橋。この橋を渡ると新潟県。Dsc02125_40 Dsc02126_40

←今年6月28日に開通した東電尾瀬橋にて。

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16:15、東電小屋に到着。ここの予約はつい最近までこの小屋で働いていたたっきーにお願いした。

そのおかげであろう、「至仏」という4人部屋を我々だけで使ってもいいとのこと。皆、大喜びである。そのほかにも東電小屋ではいろいろといご配慮いただいた。感謝に耐えない。たっきーにも。

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←「至仏」から見た至仏山。

濡れた合羽や靴は乾燥室で乾かす。

さあ、着替えを持って風呂だ。

汗を流せるだけで嬉しい。

風呂のあと、子供達は2階の展示室で将棋。大きなテレビがある。ここで「尾瀬の自然解説」を夕食後に開催していた。

18:00、夕食の時間だ。小屋の方が呼びにきてくれた。

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←1回目の方たちは満席状態での夕食だったが、2回目はご覧のとおりゆったりと食べることが出来た。これも小屋の配慮だと思う。

さて、感謝感謝の長い一日も終わり。部屋に戻って焼酎をちびりちびりやっていたらウトウトしたらしく、「パパ、起きて!」という声で我に返る。

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←「シャクナゲ色にたそがれる」尾瀬の空でありました。

8:30頃就寝。

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コメント

しっかり読ませてもらったよ。
途中ぬかるんだ山道や雨の中の歩行など大変だったようだが、素晴らしい家族での思い出ができて良かったねhappy01
それにしても東電小屋では破格の待遇だったんだね・・・good

投稿: H隊員 | 2008年8月17日 (日) 14時00分

家族で尾瀬から燧ケ岳まで登ってしまうとは凄いですね。お子様も頼もしいですね。

投稿: えいじ | 2008年8月17日 (日) 20時36分

たっき−さん、東電小屋での ご配慮 大変ありがとうございましたm(__)m まさか 個室に泊まれるとは思ってもなかったので  みんな大喜び\^o^/家族みんな ゆっくり休めことができ 次の日の至仏山も快調に歩くことができましたo(^-^)o
いつか お会い出来る日 楽しみにしています♪

投稿: たびまま | 2008年8月18日 (月) 12時24分

いいな〜、しか言えません。
尾瀬家族全員でなんて行ったこと無いわ。

投稿: お〜!やま〜! | 2008年8月18日 (月) 19時12分

おつかれさまでした~!
写真にかなり癒されましたhappy01shine特に、下界を見下ろしてるやつと最後のやつheart01

投稿: みゃんみゃい | 2008年8月20日 (水) 20時46分

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