« 生ビール | トップページ | 屋久島日記 2008年4月。2日目。 »

2008年10月 9日 (木)

屋久島日記 2008年4月。1日目。

屋久島に行ったのはこれで4回目。

1回目は2004年11~12月(単独)>>

2回目は2005年4月(H隊員&H副隊長と)>>

3回目は2007年11月(家族4人で)>>

今回は直前に屋久島行きを決めたので単独です。年休6日間自体、急に決まったので致し方ないところです。

屋久島行きを決めてすぐに鹿児島までの往復の飛行機を押さえました。

迷ったのは鹿児島~屋久島の移動手段です。飛行機がベストの選択なのですが、すでに午後遅くの便しか空きがありません。

鹿児島空港でキャンセル待ちをするか、鹿児島港まで行って「トッピー」で渡るか・・・

出発当日の朝まで決めきれないまま、羽田に向かいました。

2008年4月3日(木)、青梅線で立川。南武線で川崎。川崎で京急の駅まで歩いて京急で羽田空港。その間に「トッピー」で行く決心がつきました。

チェックインしてザックを預け、次に向かったのはJALのラウンジ。7時を少しまわったばかりですが、朝から生ビールです。2杯いただきました。

Image206_60

←サクララウンジから見た風景。

JAL1863便鹿児島行きは8:00発。直前の予約だったので窓側はとれず。J-POPなど聴いて鹿児島までの時間を過ごす。

鹿児島空港着が9:55。バスで鹿児島市内へ向かう。バスはほぼ満員で私は補助席にザックをかかえてすわる。

鹿児島は快晴だ。

バスを降りて港までプラプラと歩く。

Dsc00705_40

←南岳から今日も噴煙上がる桜島。

11:50頃、港に着きトッピーのチケット窓口に行く。

私「次の屋久島行きに乗りたいんですが」

窓「キャンセル待ちになりますがいいですか」

私「わかりました」

窓「乗船券を予めお買いになってお待ちいただきます」

私「じゃあ、往復買います。カードでお願いします」

窓「キャンセル待ちの場合は現金のみになります」

(あらら・・・)

往復9000円、現金で払わないといけないのはキツイ。

しぶしぶ現金で払い、おにぎりをもそもそと食って13:10の出発時間を待つ。

周りを見ているとやはり高年齢の団体が多い。まだ春休みだしなー。家族連れもチラホラ。

TVでは「今日午前○○時に南岳噴火」とのニュース。どうりでみんなそっちの方を眺めていると思った。待合室前のテラスからデッカク桜島が見えている。

13:00、キャンセル待ちの呼び出しがある。

窓「13:10発屋久島行きキャンセル待ち番号一番をお持ちのお客様、窓口までお越しください」

窓口に行って一番の札を出す。

窓「補助席になりますが、よろしいですか?」

私「乗れればなんでもいいです」

窓「帰りの船は予約なさいますか?」

私「とりあえず、オープンでいいです」

とりあえず屋久島まで行ければあとは野となれ山となれだ。

Image209_60

←13:05、乗船。

船の入口でお迎えをしている鹿児島商船のおねいさんに、

私「補助席ってなってるんですが、席はどこですか?」

ね「はい、コチラです」

と言って案内されたのは2階席の一番後ろ。みんなが前を向いて座るのに対し、一人だけ添乗員のように横を向いて座る椅子だった。

(屋久島に行ければなんでもいいや)

この状況を楽しむ心の余裕もありました。

13:10、出発。快晴の錦江湾をトッピーが進んでいく。

左に桜島。やがて右に端正な姿の開聞岳。そして左に九州最南端佐多岬。大隅海峡に出ると右に竹島・硫黄島。やがて馬毛島と平べったい種子島が左に見えたら間もなく目指す屋久島がどーんと突っ立っている。

15:55、屋久島に上陸。

船の着いた宮之浦港のすぐ近くに今夜の宿「宮之浦ポートサイドYH」があるはずだ。

なかなかたどり着けなかったのでYHに電話をしてみる。電話に出たのはマネージャーのミッキーさんの声だった。

それでも一度迷ったがなんとかYHにたどりついた。

Image211_60

←宮之浦ポートサイドYHの玄関。

受付をしてくださったのはミッキーさんの奥様だろう。愛想のいい方だった。

ズボンをジャージに履き替え、まずは明日からの山行に備えて買出し。「ヤクデン」というスーパーへ。カップ麺、袋麺、パン、お茶、チョコレート、つまみ、焼酎(三岳)などなど。

YHに戻って風呂に入る。

風呂から上がると夕飯。このYHは食事の提供がないので外へ行くわけだが、酒でも飲みながら刺身でも食べたいな。

YHのサンダルを借りて17:15頃から宮之浦の街をぶらつく。

一度入ったことのある「潮騒」がいいのだが、木曜日が定休日だった。

一杯飲むようなところは17時から開くものと思ったが、ほとんどのところは18時からのようだ。

さんざんうろついた挙句入ったのが「とき亭」。18時を少しまわっていた。

カウンターに腰を下ろし、生ビールを注文。続いてトビウオの刺身。

Image212_60

←トビウオの刺身。絶品だった。

焼酎のお湯割りを頼むと一合トックリとお湯のポットが出てきた。カウンターの向こうのTVを見ながら三岳をおいしくいただく。

あとはアカバラの刺身と三岳をもう一合。

これで払ったお金は2980円。安くてうまかった。

外に出ると星空だ。酔った目にもオリオンと北斗七星はすぐわかる。

19:30、YHの部屋に戻ると同室の外人男性がいろいろと話かけてくる。種子島に住む英語講師、27歳、イギリス人、日本に来て4年。4年住んでるわりには日本語があまりうまくない。でかい銀塩カメラを持っており、それが趣味のようだ。

20:00、「三岳タイムです」と放送が流れる。

談話室に行ってみると三岳の一升瓶がドンと置いてあり、「一杯100円」と書いてある。勝手に飲んで100円置いていく方式である。「どのコップで一杯」なんて細かい話にはならないらしく、私も大きめのコップになみなみとついで部屋からつまみを持ってきて2杯ストレートでいただく。

Image213_60

←談話室

談話室には「明日愛子岳に行く」という日本人男性がいた。次に白人男性と日本人カップル。それから同室の27歳イギリス人が来た。

愛子岳の男性はいつのまにかいなくなり、周りに聞こえているのはTV以外は英語オンリーとなった。

三岳に深く酔いつつ、インターナショナルな夜は更けていくのでありました。

二日目に続く>>>

クリックしてくださると「Akiさん、明日も書き進めますよ!」も喜びます!→人気blogランキングへ

|

« 生ビール | トップページ | 屋久島日記 2008年4月。2日目。 »

コメント

2度あることは3度ある、だけでは物足りず、
4度も屋久島へ足を踏み入れているのですね!!
さきほど、速報を読んできました。
いいですねぇ~、堪能されてますね~。
私も、天気にも恵まれそうですし、欲張り計画の詳細を練らなくては!

投稿: Aki | 2008年10月 9日 (木) 08時19分

わたしも来春までには屋久島行きたいと思っています・・・

ダーリンには、世界遺産に行こうねと誘っています。

日々だまし愛です。

早くお山のはなしして~~

投稿: | 2008年10月 9日 (木) 15時01分

Akiさん、
寒くなってくるとやはり体が南の方を向くようですね。
屋久島にはマイルが残っている限り行き続けることになると思います。
それにしても1歳で宮之浦の頂上に立ったらこれはすごいことだよねー!
みん吉隊長、
頑張れやー。応援してるぞー。

投稿: たけぱぱ | 2008年10月10日 (金) 21時21分

あさこちゃん、
名前書かなくてもわかるじょー。
リクエストにお応えして、2日目・3日目を書きましたからね。
近いんだから絶対に行かないと後悔するよ。
屋久島でダーリンと共に癒されてきてくださいね。

投稿: たけぱぱ | 2008年10月10日 (金) 21時26分

いいYHだね
(だからこのYHを選んだんだろうけど・・)
たけぱぱの大好きな「三岳」が1杯100円ならすぐ酔っぱらったことだろう~

投稿: H隊員 | 2008年10月13日 (月) 00時38分

H隊員、
常念・蝶、お疲れ山でした。
おかげさまで素晴らしい眺めに出会えたね。
ありがとう。

ところでこのYHだが屋久島YHのマネージャーだったミッキーさんがマネージャーをやっています。だからとっても居心地がいいんだよー。三岳も飲めるしね

投稿: たけぱぱ | 2008年10月14日 (火) 13時08分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 屋久島日記 2008年4月。1日目。:

« 生ビール | トップページ | 屋久島日記 2008年4月。2日目。 »