« 行く年をオシム監督忘年会登山。(大岳山へ、本編) | トップページ | 大岳山に雪が。 »

2009年1月 9日 (金)

週刊 日本百名山 第50号

50 最新版 日本百名山 第50号 開聞岳 宮之浦岳

●開聞岳・・・1988年2月、単独。前日、韓国岳に登り、それで帰るつもりだったが開聞に登りたくなった。指宿YHを暗いうちに出て、指宿枕崎線の始発に乗る。開聞駅下車。2月のことであり、まだ薄暗かったが地図を見ながら登山口に向かううちに明るくなってきた。この山は円錐形の山でグルグル巻きに登る。海を見下ろしながら登るところもある。九重・阿蘇・霧島は雪が残っていたが、ここ開聞は全く雪がない。標高が高くない(924m)こともあるだろうし、何と言っても南国鹿児島である。北海道生まれの私にとっては2月に夏のような山登りをすること自体が大感激である。頂上には祠があった。ガスのため眺望はなし。祠にお守りが置いてあった。寸志を入れて勝手にとっていく方式である。私はこの「人を信用するシステム」が大好きなので信仰心はないが、お守りをいただいた。下りは何を血迷ったか7合目から川尻に下りた。店も公衆電話もなくタクシーが呼べない。寝台特急「はやぶさ」の出発に間に合うか・・・走るように歩いていると一軒のお土産屋さんがあった。ここで何か買って電話を借りてタクシーを呼んだ。運ちゃんに「はやぶさ」に間に合うように西鹿児島(カッコ内が長くなるがお許しを。現在の「鹿児島中央」はつい最近まで「西鹿児島」だった。ついでに言っておくと「はやぶさ」は現在東京~熊本を走っているが、当時は東京~西鹿児島だった)に着きたい。指宿枕崎線の列車を追いかけてください、とお願いし、喜入あたりで追いついて下ろしてもらった。無事に乗った「はやぶさ」のロビーカーから不知火海を見た。海の上を走るようだった。翌朝寝台で寝ていると6時頃、静岡で「新幹線に乗り換えてください」と車内放送があった。新幹線で東京に着いて「寝台料金返してくれ」とゴネて、駅長室まで通されて話したがラチがあかず、おエライさんの名刺をもらって自宅に帰ったら、そのときの「はやぶさ」の車掌から「案内が足りませんでした」とお詫びの電話が来た。あやまってくれれば済んでしまう日本人・・・それはワタシのことです。05年10月にも登頂。Kaimon_35

←2005年10月。花坂と2度目の登頂。

●宮之浦岳・・・2004年12月1日登頂。単独  コチラを>>

2005年4月「ぽんぽこ登山隊」三人で登頂。  コチラを>>Sanntyou_mixi

←2005年4月17日。

2007年4月、単独で登頂。   コチラを>>

というわけで宮之浦岳には三度登っているが、どれも想い出深い。屋久島の記事は気合入れて書いてますので是非読んでいただきたい。

※これで約一年続いた「最新版 日本百名山」シリーズもおしまいです。最後まで読んでくださった方々、本当にありがとうございました。何か新しいシリーズ考えなければ・・・

人気blogランキングへ

|

« 行く年をオシム監督忘年会登山。(大岳山へ、本編) | トップページ | 大岳山に雪が。 »

コメント

あさこも去年のぼりましたぁ。

ず~~と林の中で・・・そのあとぱぁ~~っと見える海・・・

本当にキレイでした。

また登りたいお山です・・・開聞岳。

投稿: あさこ | 2009年1月 9日 (金) 19時28分

まだ最終号買ってない~
明日買いに行かなければ・・・
でも、終わってしまうと何だか寂しいねえ~

投稿: H隊員 | 2009年1月 9日 (金) 23時35分

あさこちゃん、
オイラは北海道の生まれなので冬の山は「見るもの」であって「登るもの」ではないと思っていました。
21年前、九州の山に2月に4つ登りました。
それ以来、冬も山歩きをするようになりました。
今年も行くよ、九州!

投稿: たけぱぱ | 2009年1月10日 (土) 13時06分

H隊員、
百座を登り終える前はもちろん、登り終えたあとの今でも「百名山」は特別な存在だよね。
H隊員の百座目には死んでも立ち会いたいので、どうか一つよろしく哀愁!

投稿: たけぱぱ | 2009年1月10日 (土) 13時11分

とうとう終わってしまいましたね~。
自分も行った気になりながら
楽しませていただきました♪

次のシリーズも期待してます!

投稿: さー | 2009年1月12日 (月) 13時13分

さーさん、
そうなんです。
自分でも楽しみながら続けていたシリーズなので、終わってしまいとても寂しいです。
とりあえず「思い出の写真シリーズ」か「深田順でたどるたけぱぱ百名山」かなー・・・

投稿: たけぱぱ | 2009年1月21日 (水) 12時42分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 週刊 日本百名山 第50号:

« 行く年をオシム監督忘年会登山。(大岳山へ、本編) | トップページ | 大岳山に雪が。 »