2009年2月5日(木)、元さんの車に乗せてもらい、大菩薩嶺に登ってきました。
1週間ほど前に元さんから掲示板に書きこみが有り、
元「5日は雪の大菩薩に行きます」
私「その日は私も休みです。車の座席は空きがありますか?」
元「私一人です。ガラ空きです。では午前6時高尾集合でいかが?」
私「OK牧場です」
平日のこととて他に手は挙がらず、オヤジ2人の山行と相成りました。
=============================================================================================
5日(木)、たびままにおにぎり3個と元さんへのプレゼントを持たせてもらい、4:45頃青梅の家を出ます。
5:01青梅発の電車で立川へ。立川から中央線下りで高尾駅へ。
まだ薄暗い高尾駅前に降り立つと、いつもの場所に元さんの車がありました。しかし、誰も乗っていません。元さんにメールしてみました。反応は無し。
(こりゃ、コンビニに行ってるな。オイラも行こう)
と思い、コンビニに向かいかけたら予想通り元さんがコンビニの方から歩いてきました。
私「じゃ、私もコンビニに行ってきます」
コンビニでカップ麺を一個買い、元さん号に乗り込みます。
車が動きだす前にたびままからのプレゼント「一足早いチョコ」を元さんに渡します。
車中では仲間のウワサ話や今年の登山計画など。この時間がまた楽しいのです。
車は八王子JCTから中央道に入り、山梨方面へと向かいます。
天候は曇り。予報では晴れるはずなのですがこの先どうなることやら・・・
7:30頃、丸川峠分岐(冬季閉鎖のゲート前)の駐車場に到着。
←冬季閉鎖のゲート。工事の車が鍵を開けて何台か入っていった。
←向かって右が元さん号。
スパッツをつけ、靴紐を締めなおし、おにぎりを一個頬張り、7:45に歩行開始。
←まずは丸川峠を目指します。
←この辺りには全く雪がありません。
ゆっくり歩いているつもりなのですが汗が出ます。着ているものを脱いで調節します。
手袋も不要なくらいの暖かさです。2月とは思えない暖かさ。
1時間くらい歩いた頃から木の間越しに南アルプスの白い峰々が見え出してきました。

←「こう来なくっちゃね」と言って南アにカメラを向ける元さん。
←9:12、丸川峠に到着。丸川荘があります。
←今は誰もいないようです。泊り客のあるときだけ上がってくるのでしょうね。
←丸川峠からは富士山が見えます。バックの空が白いのでわかりにくいかもしれませんが、真ん中に写っています。
丸川峠からは西向きの斜面(峠までは南斜面)になるので雪が残っています。
私「そろそろ歩きにくくなってきましたね。アイゼンつけますか?」
元「まだ大丈夫ですよ。つけないで行けますよ」
確かにアイゼンが欲しいなと思ったのはちょっとの区間だけで、すぐザクザクの雪道になりました。
←少し高度を上げると完全に雲の上に出たようで、南アルプスがくっきりとその姿を現しました。一番右が甲斐駒・、順に仙丈・北岳・間ノ岳・農鳥岳。
←白根三山の左には塩見・荒川・赤石・聖も見えています。
←歩きやすい雪道です。
←青い空と雪の対比がいいですねぇ。
積雪は25cmくらいでしょうか。少し急な斜面はハの字に足を開いて雪面を蹴り込んで登っていきます。
時々凍った雪の塊が枝から落ちてくるので元さんも帽子をかぶりました。

←10:26、大菩薩嶺頂上に到着。

元「メシはまだ早いね。避難小屋あたりにしますか」
10:31、頂上をあとにします。
5分下ると雷岩。ここからの眺めがすばらしい。
←雷岩から見た富士山と大菩薩湖。
←同じく南アルプス。4日前に清八山・本社ヶ丸から見たときよりもスッキリときれいに見える。
(来てよかった~)と思う瞬間である。
←雷岩では何枚も写真を撮った。元さんも大感動のポーズ。
←少しアップで。右から甲斐駒・仙丈・北岳・間ノ岳・農鳥岳。
←同じく、右から荒川・赤石・聖。
←富士山も雲海の上に浮かぶ。
2人とも大満足で雷岩をあとにする。
←10:52、2000m地点(神部岩)。2002年9月に皇太子夫妻がここまで来たときに雲が切れて富士山が見えた。その時の夫妻の写真が「大菩薩の湯」に飾ってあるので今度行った方はチェックしてみて欲しい。
←神部岩から見た賽の河原方面。稜線上に避難小屋が小さく見えている。
←雲海に浮かぶ南アルプスの連なり。「夢のような光景」とでも表現したくなる。
←11:05、賽の河原(旧大菩薩峠)。
元「まだメシには早いね。介山荘(大菩薩峠)まで行こうか」
私「はーい、ちょっとだけ休憩しましょうか」
←避難小屋
←大菩薩嶺を振り返る。
雪はほどよく締まっており、登山道をはずれても全く沈まずに歩ける。
←介山荘に向けて下っていく。
11:20、介山荘(大菩薩峠)に到着。
←介山荘から今歩いてきた方向を振り返る。
←南ア。全く見飽きない。
元「まだ腹減らないね。ちょっと下りたところにベンチがあるはずだから、そこで食べようか」
私「じゃあ、記念撮影してから出発しましょう」
←三脚で記念撮影。抜けるような青空だ。
11:30、介山荘をあとにする。
元さんの言っていたベンチはすぐみつかったが、
元「雪をかぶってるねぇ。富士見あたりまで行ってから食べようか」
介山荘~福ちゃん荘はジープが上がってくる道だ。轍のあとをたどっていけば滑らずに歩ける。
11:58、富士見山荘に到着。
←富士見山荘
富士見山荘前には富士を見るための展望台が設けられており、そこで昼飯にする。
雪を溶かしてお湯を沸かす。その間におにぎりを頬張る。山で食べるものはなんでもうまいな~。
元さんがコンビニで買ってきたキュウリの漬物を勧めてくれる。お言葉に甘えて手を出す。これがおにぎりによく合ってウマイのなんの。今度真似させていただこう。
お湯が沸いたところでカップ麺にお湯を注ぐ。
←3分待つ間に撮影。元「ポットのお湯じゃあ、やっぱしぬるいわ」
雪を溶かしてお湯を沸かすとカップ麺も特別にウマイ。これは多分気分的な問題でしょうが・・・
富士山見ながら食う昼メシ。最高のゼイタクだ。富士山はだんだん霞んでいったが。
12:30、富士見山荘をあとにする。富士見山荘前にマユミの木があった。
←12:32、福ちゃん荘。ここにもマユミの木。
←福ちゃん荘には誰もいないようである。ここも冬季は泊り客のあるときだけの営業のようだ。
福ちゃん荘から上日川峠までは山道と林道の両方があるが、今日は林道の方を歩いていく。
←12:48、上日川峠。ここまで誰にも会いませんでした。
ここで少し道を間違えた。二人とも気付かないで15分ほどロスをしてしまっただろうか。石丸峠やダム方面や駐車場に行く道などいろいろあるので皆様も注意されたい。標識はちゃんと出ているのですがね。
ここからも山道を行くか舗装道路を行くかの選択があるのだが、今日は舗装道路をのんびりとテクテク歩くことにした。
オヤジ2人並んで歩く。家族を振り切って山に行く苦労話などをしながら。
途中で一回だけ鹿の鳴き声が聞こえた。
がけ崩れの工事を横目に見ながら舗装道路歩きに飽きてきた頃、仙石平に到着。
←14:34、仙石平。ここで山道と舗装道路は再び合流する。
14:44、ゲートの脇の駐車場に戻ってきた。
「お疲れさんでしたー。じゃ、風呂に行きましょう」
車で「大菩薩の湯」はすぐだ。
←大菩薩の湯
3時間600円也を払って、手足を伸ばしゆっくり風呂に浸かる。最高に幸せなひと時だ。
大広間で柿ピーをつまみに缶ビールを一本いただく。元さんは運転があるのでもちろん飲めない。ジュースと肉まんを食べてましたっけ。
帰りの車のなかでは助手席で爆睡。いつものことながら元さん、すみませんでした~~~。
高尾駅で元さんと別れ、青梅の我が家に帰りついたのは18:40頃。思ったより早く帰ってきたお父ちゃんはたびままにつまみを作ってもらってビール・チュウハイ・焼酎を飲んで早めに眠るのでありました。
人気blogランキングへ
最近のコメント