大菩薩嶺へ。(今年2回目)
2009年6月13日(土)、ひさしさんと行ってきました。
5時起床。たびままにおにぎり3個作ってもらい、5:50に家を出ます。
6:06青梅発の立川行き電車に乗り、電車の中でおにぎりを2個食べて朝食とします。
立川で松本行きに乗り換えます。思っていたよりすいていて、高尾からはBOX席を一人で占領できました。
8:02、甲斐大和駅に到着。
ひさしさんはすでに上日川峠行きのバスに乗っているようだ。
「バスにすわれるのはあと二人です」という連絡をもらってはいたが、甲斐大和に電車が着いた瞬間何人かが階段に向かい猛ダッシュ。
(こりゃダメだ)と思いましたね。
甲斐大和は小さな駅で、改札を出るとすぐにバス停の場所がわかった。
ひさしさんがバス乗車口のすぐ前の席に座っているのがわかったので、手を振って挨拶。
バスに乗り、発車の時間を待つまでカメラが復活した話や靴を預かっていてもらった話など。
8:10、バスが出発。
釣りの人が3~4人降りた他はほとんどの人が終点近くまで乗っていく。終点から5分ほど手前の小屋平(石丸峠入口)で半分くらいが降りた。
なので5分くらい座れた。
←9:00、上日川峠到着。
←バスの左、赤い屋根がロッジ長兵衛。
9:07、二人だけで「ファイト~、マッスル、マッスル!」をやって歩行開始。
福ちゃん荘までアスファルト道もあるが、ここは当然山道を選択する。
すると蝉の大合唱である。6月中旬だが、早くも夏休み気分の山歩きだ。蝉の声と鳥の声が混じる。蝶々も飛ぶ。気分がハイになってきた。
←9:29、福ちゃん荘。
←福ちゃん荘は皇太子&雅子さんが休憩した小屋として有名だ。小屋前のベンチにザックを置いて我々も休憩。
←クリンソウ。福ちゃん荘の前に咲いていた。
←マユミの木。秋に来たときにピンクの実をつけていたのを思い出す。
←大菩薩峠経由で大菩薩嶺に向かいます。
←富士見山荘。今年2月に来たときはここの前でお昼にしましたっけ。
←テラスに上ってみましたが、富士山は見えません。
福ちゃん荘の前辺りから女性二人パーティーと前後します。
ひさし「またあの二人に抜かれますね」
私「一緒に登りませんか、って言ってこようか」
などと言っていると足元にギンリョウソウが、
←ギンリョウソウ
←大菩薩峠(介山荘)まではこんな道が続く。
←「山にハマリはじめました」的な雰囲気を漂わす女性二人。超ベテランだったら、エライすんません。
←現在は「秩父多摩甲斐国立公園」。この看板は2000年8月より前に立てられたということになる。この国立公園の東端が青梅の吉野梅郷である。
←介山荘が見えてきた。
ここで話がそれるのだが、女性二人を追いかけているうちに(意識して追いかけたわけではありません。たまたまそうなったということ)「ある絵」を思い出した。それはこの絵。
←「昭和54年版・アルパインガイド・奥多摩・奥武蔵・陣馬高原」
まさしく当時のユースホステルの「ノリ」である。
前を歩く二人の女性にはそんなニオイを感じてしまった。
話をもとに戻す。
10:15、介山荘(大菩薩峠)に到着。ベンチに荷物を下ろし小休止。
「大菩薩峠」の看板の近くにいるとシャッター押しを頼まれる。概して年配の団体はシャッター押しを頼んでから「○さんと○さん、写真写真!」と声をかけて集合させるので、頼まれた方が待つハメになる。
←こちらは三脚で。
←記念写真を撮る様子を後ろから撮ってみました。甲州市は2005年に塩山・大和・勝沼が合併して出来た市である。三浦友和は塩山の出身。
←右奥が大菩薩嶺。
菩薩と三浦友和で思い出してしまった。ジャズ評論家の平岡正明の書いた本に『山口百恵は菩薩である』というのがある。ミーハーな私としてはこの手の「芸能と時代評論をからめた話」が大好きなものでつい。。。近田春夫とか泉麻人なども好きである。
ついつい脱線するが大菩薩峠に戻る。
←先ほど前を歩いていた女性二人がカメラを向けている方向に大菩薩湖がある。
大菩薩湖は1999年に竣工した上日川ダムによって出来た人造湖である。目障りといえなくもないが、撮影ポイントとしては「つい撮ってしまう」景色ではある。
←介山荘ウラのお地蔵様。
5分くらいの滞在で大菩薩峠(介山荘)をあとにする。
←少し登ったところで介山荘を振り返る。
←稜線から見た大菩薩湖。ご覧の通りかすんでいて、富士山も南アも全く見えない。
←右奥が大菩薩嶺。何度見てもいい眺めだ。この日もカップルが多かった。ハイキング程度の歩きで登れるので、富士山や南アが見えれば尚のことカップル向きの山ではある。
←賽ノ河原の避難小屋。
←賽ノ河原が「旧大菩薩峠」である。机竜之助の大菩薩峠は当然こちらのことである。
←キジムシロ
←再び介山荘を振り返る。
←標高2000m地点。ここで皇太子と雅子さんが写真を撮られた。その写真は「大菩薩の湯」に大きく引き伸ばして貼ってあるので、行った時にチェックしていただきたい。
←ひさしさん撮影。
←やはり2000m付近にて。
←反対側からひさしさん撮影。
←11:00、雷岩。ここでお昼にしている人が多いようだ。
←雷岩から見た塩山方面。
←雷岩からの大菩薩湖。
雷岩から頂上まで景色は見えない。木が茂っており、道はその間を通っていく。
11:09、大菩薩嶺頂上に到着。
←三角点。
富士山や南アが見えれば雷岩まで戻ってお昼にするところだが、今日のところはここで昼飯を食べることにする。
←少ししか持ってこなかったが、ひさしさんとノンアルコールビールで乾杯。
←頂上は雷岩よりすいています。
←ひさしさんカメラ。
←たけぱぱカメラ。三脚で撮影。
←ひさしさんカメラ。おじさんにシャッターを押してもらった。
11:39、頂上をあとにする。
←雷岩から唐松尾根を下る。頂上でも見かけたベビーキャリーで赤ちゃんを背負ったパパとママが我々の前を歩いている。画面左上に福ちゃん荘とロッジ長兵衛の屋根が見えるのがわかるだろうか。
唐松尾根を一気に下り、12:18福ちゃん荘。小休止。
←福ちゃん荘
12:25、福ちゃん荘をあとにし、車道を左下に見ながら山道を下っていく。
←マムシ草
12:40、上日川峠(ロッジ長兵衛)。
←ロッジ長兵衛にて。
当初はここから天目山温泉までバスで戻り入浴、温泉で軽く反省会、バスで甲斐大和まで戻り、電車で反省会の続き、という予定だったが、次のバスは14:30までないし、歩き足りないので、歩いて大菩薩の湯に下ることにする。
12:47、上日川峠発。
←熊もいるようだ。
←レンゲツツジ
←サラサドウダン
←13:10、第二展望台。小休止。
高校生らしいグループと二組すれ違った。どこまで行くのか、大荷物だった。ビックリしたのはキャリーケースを手に持って登って来るスーツのおじさんとおばさんの3人組だ。ご苦労なことである。
←13:36、一旦舗装道路に出る。
←千石茶屋。営業はしていない。
そしてまた山道に入る。
←フタリシズカ
13:45、山道歩き終了。舗装道路を裂石に向かって下りていく。
←14:00、裂石(大菩薩峠登山口)。
←今日歩いた稜線を振り返る。
14:10、大菩薩の湯に到着。
「ファイト~、マッスル、マッスル!」を静かにやって締めとする。
次のバスは14:55。
私「その次のバスまではかなり時間あきますね」
ひさし「私は30分あればいいっすよ」
というわけで、さっと風呂に入ってさっと休憩室へ。
←10分ちょっとあったので生ビールをさっと買ってきてさっと乾杯する。
←大菩薩の湯前にてバスを待つ。
バス車内では爆睡。
塩山駅キオスクでビールやつまみを買い、ホームでまた乾杯。
乾杯の時に誰かの視線を感じたような気がした。
向かいのホームに4人くらい、試合(練習)帰りの女子高生がこっちを見て笑っている。
(楽しそうだな)と思ったのだろう。
女子高生に向かってビールを掲げると、向こうもPETボトルをこちらに向かって掲げた。
やがて向こう側のホームに電車が来て女子高生も電車に乗った。窓から手を振る。こちらも手を振る。さわやかなひとときだった。こっちはホームで酒を飲むオジサンなのだが。
←塩山駅ホームにて。
やってきた電車に乗り込む。BOX席には座れず、窓を背にして座る二人席で反省会の続き。ビールがなくなると持ってきた芋焼酎。今後の山行計画や高尾手前のトンネルなどについて話した。
立川駅で再会を約してお別れ。
天気とメンバーに恵まれ、楽しい山行でした。
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コメント
たけぱぱさん、先日はありがとうございました。たけぱぱさんの平日企画を横目で見ながら「なかなか靴を返す機会が現れないなぁ」とずっと思っていたので、土曜企画には真っ先に飛び込みました。
全然話は逸れますが、かじゅさんの写真ってやっぱり青いですよねぇ。多峯主山の写真もらった時に気になっていました。
それはともかく、またよろしくお願いいたします。
投稿: ひさし | 2009年6月19日 (金) 19時57分
ひさしさん、
よっぽどあの靴は「捨ててください」と頼もうかとも思いましたが、ボロ靴なりに愛着があるものですから、大変にお手数をおかけしました。
男二人の大菩薩でしたが、それはそれで気兼ねなく歩けたなーと私は全く満足しております。
女性が一緒にいない分、前を歩いていたおねえさんたちとか、ホームで手を振ってくれた高校生とか、強烈に覚えていますもんね。
これに懲りずにたけぱぱ企画にまたご参加くださいませね。
かじゅさん写真はきっとカメラの持ち主が若いので青いのだろうとおもわれマッスル。
投稿: たけぱぱ | 2009年6月19日 (金) 23時32分