2007年12月14日 (金)

屋久島 07年11月 第5日目。

<屋久島 07年11月 第4日目。から続く>

2007年11月14日(水)、今日は東京へ帰る日。

楽しい旅行もあっという間だね。

朝風呂を楽しみます。女房が先に入り、そのあと男三人で入ります。ヒノキ風呂、気持ちいいなー。ゆっくり入りたいところですが、朝飯が待っています。私が先に風呂を出て荷物をまとめていると、なかなか子供たちが風呂から出てきませんので女房が「早くしろ!」と言いに行ったようです。

最後の食事をしに本館に行きます。女3・男1の4人組の学生が先に食べていました。

今日はご飯と味噌汁の和食ではなくて、パン・サラダ・牛乳・コーヒーの洋食でした。194

←テーブルにカメラを置いて撮影。

部屋に戻り、荷物を持ち、新館を出ます。杉の香りのするYH。また来るよー。

受付棟でお父さんに挨拶。

私「また来ます。お父さんもお元気で」

お父さん「是非またいらっしゃい」

バス停に向かう道からYHで飼っている犬が見える。169

←タケマル170

←クロ(ピンボケ)

この2匹は名前からして他人のような気がしない。

「平内入口」がYH最寄のバス停です。三年前に来たときにはここにツワブキの黄色い花が咲いていたっけなー。

8:47平内入口発のバスに乗ります。

「鯛の川」というバス停で降りればよかったのに一つ先まで乗ってしまい、1区間分歩いて戻ってきました。

「ぽん・たん館」に荷物を置かせてもらって「トローキの滝」を見に行きます。171172

←とんがった岩はモッチョム岳です。

3分くらい歩くと鯛の川が直接海に落ちている「トローキの滝」が見えます。173 174 175

あとからおばさん二人と若い男性二人がやってきました。男性二人から声がかかります。

「太鼓岩でお会いしましたよね?」

そうだ、そうだ。太鼓岩で撮ってもらった写真はこの二人を案内していたガイドさんに撮ってもらったんだ。176

←その男性二人に撮ってもらった。177

178

←手はモッチョム岳を表しているようです。

ぽんたん館に戻り、タクシー会社の電話番号を聞き、電話してタクシーを呼ぶ。

鯛の川の上流、「千尋の滝」(せんぴろのたき)を見に行く。このタクシーの運転手さんも横浜からの移住組だそうで、

「青梅にお住まいですか。私も奥多摩が好きであの辺に引っ越そうかと思ったこともあるんですよ」

とか、

「移住してきて2~3年は女房もブツクサ言ってましたね。今はもう言いませんが」

など、いろいろ面白い話が聞けた。 179

←モッチョム岳登山口

180 181

←千尋の滝。ご存知の方は多いと思いますが「千と千尋」はこの滝の名前からきたものです。ドーンとデッカイ一枚岩が見ごたえあります。お天気が続いて水量は少ないです。182

次に「竜神の滝」を見に行きます。183 184

←竜神の滝。ここは地図に載ってないことが多いです。

10:45、「ホトー川」バス停の前でタクシーを降ります。186

←お世話になったタクシー。

ここには「OSE」というイタリアンのレストランがあります。

11時開店なのでお店の前で時間をつぶします。187

「OSE」は広島から移住してこられた家族の方がやっているお店で、三年前に来たときにYHで一緒だった方にこの店を教えてもらいました。

11時、「お待たせしました」と言ってお姉さんがドアを開けてくれました。チョークで書いたランチのメニューを指して「今日のランチです。よろしいですか?」ときいてくれます。Ose_lunch

←「OSE」のHPから。

お店の中はシャンソンが流れています。ここが屋久島とは思えない空間です。

岳人はご飯もののメニュー、旅人と私はたらこのスパゲッティー、女房は「まだお腹減ってない」ということでチーズケーキを注文します。

ランチはサラダ・パン・飲み物がついて950円もしくは980円です。

188 189

おいしくて安い。4人とも大満足。

190 191

←おいしかったね。

バスに乗って空港まで。

13:55屋久島発JAC3746便で鹿児島へ。192 193

「二度あることは三度ある」などと言いますが、今回は無事に飛行機は飛んでくれました。

鹿児島空港のJALラウンジでくつろぎ、鹿児島発16:05のJAL1872便で羽田に戻りました。

京急で川崎。川崎「アゼリア」にある回転寿司で夕食。南武線・青梅線経由で帰宅しました。

3日間学校休んじゃったね。明日から元気に学校行ってね。我が家のヒーロー君達よ。

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2007年12月10日 (月)

屋久島 07年11月 第4日目。

<屋久島 07年11月 第3日目。から続く>

2007年11月13日(火)、今日は山靴をはかなくていい日ですよ。

7時少し前に目覚めました。YHの誰かが風呂のスイッチを入れに行ったような気配がしました。トイレに行ったついでに見てみると風呂のスイッチが入っていました。

(よーし、朝風呂だ!)

タオルだけ持ってヒノキ風呂に入ります。風呂のふたを一枚だけはずして入りました。頭を洗っていると一人大柄の男性が入ってきました。

私「じゃあ、ふた全部とっちゃいましょう」

二人の共同作業で4枚のふたを全部とりました。

男性は東京で働く韓国人の方で、これから石垣島にも行くそうです。北海道にも行ったことがあるそうです。レンタカーで行動しているようでした。

サッパリしたところで朝飯です。納豆でご飯一杯。もう一杯おかわり。ジャーのご飯がなくなってしまいました。

我が家のあとの三人もおかわりしたい様子です。

私「すみませーん。ご飯ありませんか?」

YHのお姉さん「すみません・・・冷凍のご飯を温めるようになるんですが・・・」

私「(三人に)どうする?」

どうしても食べたいというほどではなかったらしく、

三人「じゃあ、いいです」

ちょっとご飯足りなかったね、お姉さん。

9:20頃、YHを出る。山には行かないのですが、女房と私は山靴しか持ってきてません。

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←YHからバス停までの道で。大きな葉は「クワズイモ」の葉。

バス停に着いてみると、栗生橋行きのバスは9:21に行ってしまってます。「フリー乗車券」を買うときにもらった時刻表を見ると「9:21平内発、9:32中間着」

私「しまったー、中間に着く時間とここを発車する時間を勘違いしてた」

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←ドジな添乗員と昨日のヒーローの次男です。

次のバスがたまたま36分後に来るからいいようなものの、確認はホントに大切です。

朝風呂で一緒だった韓国の男性がYHの駐車場でレンタカーの準備をしていたので、あわよくば乗せてもらおうなどと待ち構えていたら、朝飯のときに向かいで話していた女性を助手席に乗せて現れたので遠慮しておきました。

舗装したばかりの道路に白線を引く作業を眺めて時間をつぶし、9:57「大川の滝」行きのバスに乗り込みます。

今日もいい天気だ。海がまぶしく光っています。

バスが北東の方向を見通せるところに回りこむと口之永良部島が見える。この島には船でしか行けない。温泉と民宿が何件かある。いつか行ってみなければ・・・

10:08、中間着。海のすぐそばの停留所です。133 134

ガジュマルを見に行きます。民家の庭にいろんな花が咲いています。135 136 137

バス停から歩いて2~3分のところにガジュマルの大木があります。138

木の真ん中が道路になっているのでその部分はくりぬかれています。139

NHKのドラマ「まんてん」のロケ地です。ゴルゴが「トロピカルパーク」を経営していてその入り口にこのガジュマルが使われていました。140 141 142 143 144

川で障子を洗っていました。張替えをするのでしょう。都会では全く見られなくなった光景ですね。

おじさんに話かけてみました。でも半分以上相手の言うことがわかりません。おばさんが川の奥に見える七五岳について「ひとつ向こうの集落から見たら紙を貼ったようだよー」と言っていたのはわかりました。

足の不自由なおじさんが近寄ってきて「こっちも見ていきなー」と別なガジュマルの方を杖で指しますが、「時間無いから」と振り切って海に戻ります。145 146

147 ←バス停の後ろの生垣の中は墓場ですが、そんなことを全く感じさせない陽光です。148

←岳人撮影。バスの待合からの景色です。

10:59のバスに乗り、宮之浦に向かいます。海中温泉・平内入口・いわさきホテル・JRホテルを通り過ぎ、島の東側では安房、北東では空港を通り過ぎ、約1時間半かかって宮之浦港入口に12:27分着。

まずお腹がすいたね。あまり時間の余裕もありませんので「屋久島観光センター」というお土産屋さんの2階の食堂に入ってそれぞれ好きなものを食べました。ここからは電波が届きますので友人にメールができました。

そしてここの1階でお土産漁りです。私は自分のものしか買いませんが、あとの三人はいろいろお土産を買っています。「屋久島ブック」(山と渓谷)という本についていた割引券で5%引きになりましたが、ここより安いところはいくらでもあったような気がします。

次に「環境文化村センター」に行きます。屋久島の大自然を記録した大型映像「屋久島一森と水のシンフォニー」を見るためです。ここも「屋久島ブック」の割引券を使えます。YHの会員証でも割引になります。

以下、屋久島町のHPから

縦14m×横20mの超ワイドスクリーン。上映時間約25分
  上映回数1日8回(1時間に1回)
  収容人員250名

 空撮などを駆使した臨場感あふれる屋久島の四季をお楽しみいただけます。

 【映像の一コマ】
  ヤクシマシャクナゲに彩られる奥岳の峰々
  サンゴ礁に群れる色とりどりの魚たち
  激しく流れ落ちる川と滝
  太陽に輝く一面の照葉樹林
  アカウミガメの産卵
  原生林の中に立ちつくす縄文杉
  雪におおわれる奥岳の峰々
   など 

Eizouhoru
←スクリーンの左脇にお姉さんが立っていますね。HPから。

我々は14:20からの回を見ました。ナレーションはたっきーの大好きな阿部寛。特に見ごたえがあるのは空撮で奥岳の峰々を撮るシーンですね。

15:12のバスに乗るまで少し時間があったので「ヤクデン」で買い物。今日の夜のおやつくらいですが。一昨日1合と2合だけ売っていた焼酎「三岳」はすでに売り切れていました。

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←宮之浦港入口にて。

バスに約1時間揺られ、16:15頃尾之間温泉で降ります。

ここから見たモッチョム岳がカッチョよかったので写真を何枚も撮ります。151 152 153

154 尾之間温泉までは坂道を5~6分登っていきます。その途中でまたたくさん写真を撮ります。

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尾之間温泉は大人200円こども100円。こんなに安くていい温泉に入れるんだからこのあたりの人は自宅のお風呂は必要ありませんね。

貴重品ロッカーにお土産を入れておこうと思ったら、番台のオバサンから「そこは貴重品だけですよ」と注意されてしまった。

お風呂は熱めのお湯です。これぞ温泉という熱さ。女湯との仕切りにはカラフルなイラストと尾之間音頭の歌詞が書いてある。子供たちは長くは入っていられず、少し入っては「あちィ」と言って出たり入ったり。

岳人が地元のおじさんに何か聞かれて答えられないようでした。おじさんは、

「尾之間?」

と聞いていましたので、

代わりに私が、

「東京です」と答えました。

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←足湯のお湯はすでに抜いてありました。162

Aコープでジュースとお菓子を少し仕入れます。チロルチョコの珍しいのを女房が見つけてレジに並んでいた私のところにひとつ持ってきました。

岳人「もう少し買ったら?」

私「お前はエリカ様か!」

と言って怒りそうになったのですが、女房があと二つそのチョコを持ってきて、

女房「まァまァ。岳人がこのチョコに反応を示してくれたので私もうれしくなっちゃったんだ」

と、なだめに入ったのでゲンコツくらわずにすみましたが・・・

なぜ「オイラの分も買ってきて」というお願いが出来ないんでしょうか。

17:50頃のバスに乗り、10分ほどで平内入口。

さあ、晩飯です。今日の刺身は真鯛。また少し旅人にわけてあげました。

残さず腹いっぱい食べて部屋に戻ります。

今日は最後の夜です。部屋に戻ってもう少し飲みたいところですが、今日は談話室でプチ宴会をやります。163 164

←「三岳」がうまそうでしょ。

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一番右の写真はちょっとわざとらしいな。

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←「旅人が『歩けない』って言ったらおぶっていくつもりだったんだぞ」

屋久島YHは木の香りのするYHです。岳南にあって暖かいし、天気もいいよ!

荷物を軽くまとめておいて就寝。明日は朝風呂としゃれようぜ。

<屋久島 07年11月 第5日目。に続く>

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2007年12月 5日 (水)

屋久島 07年11月 第3日目。

<屋久島 07年11月 第2日目。から続く>

夜中に何度か目覚めた。

隣の部屋は電気をつけたまま寝ているようで、明かりが漏れている。

携帯を見るとまだ1時。5:02「平内入口」発のバスに乗る予定。4時にこの携帯の目覚ましで起こされるはず。まだ寝ていよう。

2007年11月12日(月)、次に起きたのが女房が電気を点けたとき。

(トイレに行くのにいちいち電気点けるなよ)と思ったのだが、

女房「4:20だよ。起きないと!目覚ましならなかったね」

私「しまった。夜中に起きたときに携帯の電源切ったかもしれない」

旅人はすばやく着替えている。その横でぼーっとしている岳人。

女房「岳、何やってんの!早く着替なさい」

岳「はーい」

といって、ふとんを思い切りはらいのけ、隣の部屋との境の引き戸にバーンと当たった。

私「静かにしろ。隣に人が寝てるのがわかんないのか!」

家にいても毎朝こんなもんではある。

YHの談話室にポットがあり、お茶やコーヒーは自由に飲んでいいようになっている。ポットのコンセントをはずして部屋に持ってきてカップラーメン4つにお湯を入れる。

旅人・女房・私は縦長のお湯をそそぐだけの「カップスター」。岳人は麺つゆやカヤクが別になったラーメンである。

私「いつもの朝とちがってゆっくり出来ないからね。4:50には出発するからね」

岳人は毎朝、迎えにきてくれる友達を待たせて女房とおばあちゃんにあきれられているんである。

そんなこんなのバタバタがあって支度終了。4:50、外に出てみると満点の星。今日の天気も約束されたようなもんだ。

「平内入口」のバス停にはYHに泊まっている女性二人組がいた。歩道のふちに腰掛けて星を眺めている。私たちも同じようにする。073 074

真っ暗な中、「屋久島交通」と行き先表示をかかげたバスがやってきた。誰も乗ってない。ここから6人。

そのあと、JRホテル・屋久杉自然館などで何人か乗り、15~6人は乗っただろうか。JRホテルからは昨日390円なのに360円しかバス代を払わなかった女性三人組が乗ってきた。屋久杉自然館ではYHから乗った二人組が弁当を受け取っていた。

(そういう方法があったかー。弁当食いたかったな。きいてみればよかったなー・・・)

本日の我々の昼飯はパンである。たっぷり買ってきた。屋久島は水の心配はいらない。私はPETのお茶を持ってきたが、あとの三人は粉のスポーツドリンクとPETボトルでいくらでも補充がきくという作戦である。

6:10、「荒川三叉路」に到着。ここから少し歩いてバスに乗り換える。まだ薄暗い。

荒川三叉路から荒川登山口までは「フリー乗車券」では乗れず、大人300円子供150円を払って乗る。前のほうにすわっていると旅人がガイドさん(男性40代か)に話しかけらる。

ガイド「僕、どこから来たの?」

旅人「東京」

聞こえるか聞こえないかの小さな声である。

ガイド「何年生?」

旅人「2年生」

ガイド「学校は?」

旅人は答えられず、代わりに隣の女房が、「休んできたんですよー」

ガイド「親の都合ってやつだね」

私「自主休校ってやつです」

15分ほどで荒川登山口に到着。

ざっと見渡して今ここに80人くらいいるだろうか。体操をしたり、輪になってガイドさんの話を聞いていたり。

私たちもトイレを済ませ、靴紐を締め直し、出発前の写真を撮る。075

6:52、歩行開始。

歩くとまもなく、若いガイドさんから声がかかる。

ガイド「10時間くらいかかりますよ。出発は遅いほうですから気をつけてください」

確かに旅人が10時間歩けるかどうか私も不安である。いざとなれば、トロッコ道はおぶってでも連れて帰ってくるつもりである。

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←トロッコ道を歩き出す。枕木の幅が歩きやすい幅とは言えないなー。

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←太忠川を渡る。

旅人を先頭にして歩いていく。旅人、岳人、私、女房の順である。

ピーッとホイッスルの音がして前のほうのガイドさんが、

「トロッコが来ますから、端に寄ってください」

すると後ろからトロッコがやってきた。078 079

テツとしてはレールの上を走るものはなんでも好きなのである。

(おーい、オイラも乗っけてくれー)

旅人の歩きは快調で、どんどん大人を抜いていく。「360円隊」と名づけた女性三人組も抜いていく。

(これならおぶらなくても大丈夫かな・・・)

080 081

←「小杉谷橋」で安房川左岸に渡る。

小杉谷橋を渡るとまもなく「小杉谷小・中学校跡」である。7:38、第一回目の休憩。082

トロッコが登れるくらいだからほぼ平らな道なのだが、あまりおもしろい道ではない。084

←8:05、2回目の休憩。それぞれおやつなど食べています。このあたりにくると2本のレールの間に歩行用の木道があって歩きやすくなります。085

←縄文杉は高塚小屋の0.2km手前ですから、あと5.3kmくらいですね。

086

←トロッコが方向転換をする場所があった。三回目の休憩。写真の右でレールが重なってやがて行き止まりになるのだが、そこで何事かをしていた我が家の息子たちはその現場を「360円隊」に見つかってしまった。女房と目が合って笑っていたそうである。

9:10、大株歩道入口に到着。ここでトロッコ道は終わる。立派なトイレがある。10分休憩。120

9:20、再び歩き出す。ここからは山道になる。

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←9:30、翁杉。全部の姿はとうてい写真に入らない。

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←元気に先頭を歩いていく旅人。

9:40、ウィルソン株に到着。089 090

私「よーし、休憩しよう。株の中に入ってみよう」

(wilson君の中から素晴らしい景色が見えるって誰かが言ってたなー。どれだろう?)

大株の中は広さ10畳くらい。その中に皆さんが一箇所に固まって上を見上げている場所がありました。

私「ここだ、ここだ!皆、みてごらん」

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←「ウィルソン株から愛をこめて」

大株の中には祠があり、清水が湧き出していました。092 093 094

←wilson君の中から見た景色を表現する人たち。

9:50、ウィルソン株をあとにします。095

←快調に飛ばす旅人。096

←女房はビデオを撮りながらシンガリを歩いてきます。097

←気が付くとヤクシカがすぐ近くにいました。098

10:20、皆さんが休んで弁当を食べているところがありました。水場があります。113

ここで我々も休憩。皆さん弁当をここで食べてるということは縄文杉の近くにはゆっくりすわれるところはないんだろうな、と想像がつきます。

(我々はパンだからなんとかなるわい)

水の補給。バナナをかじって先に進みます。

099 100 

←10:37、大王杉。

そろそろ、すれ違う人たちから、「もうすぐですよ」とか「僕、よくここまで来たな。何年生?」などの声がかかります。皆さん満足そうな顔をなさっています。

101 ←「僕、もうすぐだぞ」102

←名前もない杉ですが「よくここまで来たね」と言ってくれているような気がしました。

TVやガイドブックで見たことのある階段が見えてきました。これを登れば縄文杉に会えます。103

←11:08、縄文杉です。やっとお会いすることが出来ました。

テラスの右側が記念撮影コーナー、左側がゆっくり見たい人たちコーナーのようになっていて、ガイドさんたちが撮影の回転をよくするためにお客さんたちを仕切っています。皆さんその指示に快く従っているようです。

私たちの順番が来ました。104

←「呼ばれた人しか会うことのできない縄文杉」

私たちは呼ばれていたようです。105 106 107 108 109

テラスの下に降りて、パンを食べます。たくさん買ったつもりでしたが、クリームパン一個だけ残してあっという間に食べてしまいました。岳人と私は魚肉ソーセージ。なんでもうまいな。

水場が近くにあり、若いガイドさんが、

「縄文水というのをペットボトルで見たことあると思いますが、あっちはどちらかというと白谷の水なんですね。こっちが正真正銘の縄文水ということになります」

なーんて言っていました。

私「さ、もう一度縄文杉をおがんで帰ろう」

休んでいるうちに体が冷えてきたので、皆レインウェアなどを着込んでもう一度階段を上り、縄文杉にお別れを言いに行きました。

「また来るからね。元気でね」

11:56、縄文杉をあとにします。

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←12:22、夫婦杉。

行きにバナナをかじった水場で休憩。水を補給します。

13:15、ウィルソン株に戻ってきました。また愛をこめられに大株の中に入っていきます。

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北海道から来たというおじさん三人組に旅人が話しかけられていました。

おじさん「僕、えらいな。何年生?二年生か。よーしおじさんが来年から三年生にしてやる」

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←真ん中の写真に北海道おじさんも写っています。

13:30、wilson君をあとにします。

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←苔が気に入ったようです。

13:50、大株歩道入口に到着。トイレ休憩。

(おなかすいたなー。そうだパンが一個残っていた)

クリームパンは半分女房にとられました。しかし、うまかったなー。

子供たちはプッチョやらハイチュウやらをたくさん持ってきたようです。

14:05、大株歩道をあとにします。地図ではここから2時間20分。

ところが旅人のペースがガクンと落ちてきました。すでに7時間くらい歩いています。こんなに長く歩いたことはいまだかつてないハズです。

私「おぶるか?まだがんばるか?」

旅「まだがんばる」

というので、旅・岳・私・女房の順でゆっくりトロッコ道を歩いていきました。行きと逆でどんどん大人に抜かされていきます。

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←15:08、。「楠川別れ」。ここから昨日の「辻峠」まで1時間くらいです。まだ表情に余裕がありますね。

さらにペースダウンしましたが、もくもくと歩いています。123

まだ余裕あるな。

15:38、小杉谷小・中学校跡。校庭に鹿がいました。山仕事から終わった人たちが校庭を通って帰ってきます。トロッコに乗っていたおじさんたちです。地元のガイドさんと何やらしゃべっていましたが、99%わかりませんでした。124

さらにペースダウン。

私「おぶろうか?」

旅「もう少しだろ、がんばる。パパの杖貸して」

杖をつきながら歩いていく旅人に皆黙って付いていくのでした。

125 小杉谷橋を渡ります。126

←さっきのおじさんたちがトロッコで戻っていきます。

16:35、ゴールです。荒川登山口に戻ってきました。

休憩も含めて9時間43分、旅人ががんばって歩いているので、皆泣き言も言わずに歩き切りました。屋久島の自然がやっぱり我々を応援してくれたんでしょうね。

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←皆様、どういう表情に見えますか?

荒川三叉路まで行くバスはある程度の人数を乗せると発車していくようです。最終は17時です。

近くにいた若いガイドさんにきいてみました。

私「(今停車しているバスを指差して)これが最終ってことはないですよね?5時ですよね?」

ガ「大丈夫ですよ。見捨てていくってことは絶対にありませんから」

ゆっくりトイレに行って本当に最終のバスに乗った。16:55頃発車したようだ。

荒川三叉路で「平内海中温泉行き」に乗り換える。旅人は発車してすぐ爆睡のご様子。お疲れさん。

屋久杉自然館でほとんど降りる。ここにガイドさんたちの車が置いてあるようだ。

我々だけになったバスは暗くなった道を走って18:24、平内入口に到着。

荷物を部屋に置いてズボンをジャージに着替え、夕食だ。

ここのご飯はおいいしいです。がんばった旅人に刺身を少し分けてあげました。私も今日だけは発泡酒でなくてビールにしました。百円奮発です。

お腹いっぱいになってヒノキ風呂です。最高の幸せ。

明日はゆっくり島内観光。朝も早かったので早めに就寝いたしました。

<屋久島 07年11月 第4日目。に続く>

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2007年12月 1日 (土)

屋久島 07年11月 第2日目。

<屋久島 07年11月 第1日目。から続く>

2007年11月11日(日)、朝風呂としゃれこみたかったが7時までぐっすり寝てしまった。

7時半からすかさず朝食を食べないと今後の予定に差し支える。

私「起きて、支度して。7時半にはメシ食うよ」

こういうとき、次男旅人は早いが、長男岳人はたいていぼーっとしています。

顔を洗い、さっさと着替えた旅人「布団はどうすんの。たたむの?」

旅人が布団を片付けている間もまだお着替え中です。枕だけは片付けていたかな。

ご飯は本館「すぎやま」でいただきます。暖かいご飯に味噌汁。おかずもたっぷり。普段、朝飯はお茶碗一杯しか食べないのに、旅先ではおかわりしたくなります。二杯目いただきました。

朝ごはんを食べ終わって受付棟の方に行ってみると、お父さんの顔が見えました。

私「04年12月と05年4月にお世話になりました。覚えておられますか?」

お父さん「顔は覚えていますよ。今回はご家族で?」

私「そうです。4人で来ました」

お父さんは胃がんのため、胃を全摘出。手術は10時間かかったそうである。そこから見事に回復されたが、16キロ痩せたそうだ。

お父さん「このYHを開けとかなくちゃならないからね。まだまだがんばらないと」

お父さんに子供用のレインウェアがないか訊いてみた。

お父さん「誰の?この子(旅人)の?女性用を袖折ったりして着たら?」

靴もここでお借りすることにして、時間が節約できました。よかったー。

部屋に戻り、支度をしてバス停に行く。今日も天気は良さそうだ。010011 

←屋久島YH前にて。

バスは誰一人乗り降りしないいわさきホテルにわざわざ寄り、JRホテルにも寄る。

JRホテルは素晴らしいところに立っている。何年か前までは国民宿舎だったものをJRが買い取り、新築し素晴らしいホテルが出来た。屋久島にJRでやってくる人はいるはずもなく、JR九州の多角経営「ここに極まれり」ということだろう。

JRホテルでは何人か乗り降りする。モッチョム岳の眺めもいいなー、このホテルからは。

海を見たいから右側に乗ったのだが、ここまで島の南側を走ってくるため、暑い。カッターシャツの袖をめくる。前の席の旅人と女房はブラインドを下ろしている。かなり年季の入ったグリーンのブラインドだった。だんだんと島の東側に回る。

島で2番目に大きい安房集落から空港にかけてが島の東。空港から宮之浦にかけてが北東。573pxyakushima

←衛星からの画像。ウィキペディアHPより。

「上屋久町役場前」で降りる。日曜なのに人がたくさんいる。それもそのはず、今日は町長選挙の投票日だ。この10月1日から上屋久町と屋久町が合併して「屋久島町」になったばかりだ。今日はその屋久島町初代町長が決まる日なのだ。

そんなことはいいのだが、このまわりは店も自販機もない。今日の昼は貧弱なものになるなー・・・

白谷雲水峡行きのバスがやってくる。乗客は10人ほど。前のほうに外人さん(YHにいた人だったかもしれない)が乗っていて、さかんに宮之浦の方を撮っている。012

←真似して岳人が撮った一枚。ガラスに虫が張り付いていた。

25分ほどで「白谷広場」に到着。013 014

←さあ、これから太鼓岩まで歩きますよ。

受付で「協力金」(大人のみ300円)を払い、10:50歩行開始。015

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←「飛流落し」

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←11:03「さつき橋」

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←右側の赤い肌の木は「ヒメシャラ」

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←そろそろ宮崎駿の世界になってきました。

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←この道は「楠川歩道」でもあって、昔ながらの道です。

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←一回目の休憩。川原のでっかい石の上で。

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←「コダマ」が写ってませんか?

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←モミの木

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←「これがくぐり杉です」 岳人のすぐ後ろの倒木からも木が生えていますね。

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028 ←ここでちょっとしたアクシデントが。旅人が横からここ(今立っているところ)に登ろうとしたら木がぶらんとしていて、お尻から落ちてしまいました。ちょっと泣き顔です。

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12:00、白谷山荘。 032

←12:08、「もののけ姫の森」。昔は「苔の森」あるいは「もののけの森」と言っていたような気がします。033 034 036

←まだ笑顔はムリなようですね。

037

←女房撮影。旅人が心配なのでこの順番で歩くことにしました。038

039

12:43、辻峠に到着。041

042 

←ウィダーinゼリーとベビースターラーメン。なんともさみしい昼食です。043 044

←10分休憩していよいよ太鼓岩への急登です。

13:09、太鼓岩に到着。強い風が吹いています。宮之浦岳頂上だけは雲にかくれていましたが、上々の天気です。045 046 047 048 049

ゆっくりしていたいところだが、バスの時間があるので13:20、太鼓岩をあとにする。

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←根なのか幹なのか枝なのか不思議な形ですね。

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←ふたたび、「もののけ姫の森」にて。今度は笑顔が出ました。

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←14:23、時間はおしていますが、ここから「原生林歩道」を通っていきます。055

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ここでは本物のコダマに会えますよ。

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←さつき橋の近くまでもどってくるとヤクザルとヤクシカがいました。065

←こんなショットも撮れましたよ。

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←さつき橋まで戻ってきました。

16:00、無事に白谷広場に戻ってきました。

バスは16:10発です。急いでトイレに向かいます。068

←種子島屋久島交通のバス。

069

←バスに乗る直前に。

16:10に発車したバスには行きのバスに乗っていた女性が二人乗っていました。

070 071 072

←カメラマン岳人撮影。宮之浦港。

「宮之浦」という停留所で降りました。降りてから「しまったー、宮之浦港まで乗ればよかったー」と思いましたが、後の祭り。岳人に付き合ってもらって港の「トッピー乗船券売り場」まで明日あさっての分のバスの「二日間フリー乗車券」を買いに行きました。

あとの二人は先に「ヤクデン」というスーパーに行っててもらい、明日の朝飯昼飯を選んでいてもらいました。

今日の寂しい昼飯がよっぽど身に沁みたのか、皆買うわ買うわ。全部で4800円ナリ。焼酎「三岳」も買いましたが。

「宮之浦入口」17:31発のバスで戻ります。ところどころ電波が通じますので友人にメールなどで「白谷に行ってきたよー」と連絡。

尾之間集落ではJRホテルに寄るために遠回りをします。ここからはまだ乗り降りがあるからいいのですが。

JRホテルから、白谷に行くバスに乗っていた女性が乗ってきました。本当は三人組のようです。バスが動き出してすぐ女性の一人が運転手さんに訊いています。

女性「すみません、中野で降りたいんですが」

運転手「中野は反対方向ですよ。次で降りて右に歩いていけば10分くらいです」

女性「あら、そうなんですか!じゃ、次で降ります。おいくらですか?」

運「一人130円です」

運賃表示機にも一番右側が130円と出ている。

女性「じゃ、360円。どうもすみませんでした」

と言って三人降りていった。運転手さんも何も言わなかった。

バスは誰も乗りも降りもしない「いわさきホテル」に寄っていく。ここに登っていく道はブーゲンビリアやハイビスカスがきれいに咲いているからまだすくわれるが・・・

18:50頃、「平内入口」に着く。

YHまで行く道すがら、天を見上げると降るような星空だ。ほぼ最高に近い見え方だと思う。4人とも首が痛くなるくらい星空を見上げていた。

YHに戻ると昨日受付をしてくれたお姉さんが待っていた。

姉「○○さんですよね。食事が出来てますので」

夕食は18:30からなのに現れないので心配になったのだろう。申し訳なし。

荷物を部屋に放り込んでさっそく本館「すぎやま」の食堂に行く。先客が三人いた。だがすぐ食べ終わり、我々だけになった。

夕食は○○御膳とでもいうような立派な器に入っており、見るからにおいしそうだ。昼間はロクなもの食ってないし。

それに刺身が別皿で付いた。今日は「エバ」の刺身だ。ビン長のようなピンクの刺身だった。

私は発泡酒をいただきながらゆっくりとおいしくいただく。これで1050円は申し訳ない。腹がキツイが残さず食べる。屋久島でまた太りそうだ。

食後はヒノキ風呂だ。キンモチイイ!

「ヤクデン」で買った三岳をちょっと飲んで寝る。

明日はいよいよ縄文杉に会いに行くのだ。4時起きなのだ。携帯電話の目覚ましを岳人にセットしてもらい、早めに眠ることにする。

<屋久島 07年11月 第3日目。に続く>

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2007年11月29日 (木)

屋久島 07年11月 第1日目。

<高千穂峰&東へ・北へ・・・PART2から続く>

年休前半は5日間の一人旅。蒜山~倉敷~湯布院~桜島~高千穂峰~宮崎を旅してきました。

11月8日(木)のお昼過ぎに我が家に戻ってきました。荷物の後片付け。写真の整理。そして10日からの屋久島行きの準備。岳人の靴、旅人の靴&レインウェアは島で借りようと思います。

11月9日(金)は「2005年4月、屋久島。本編。」を完成させました。永年の宿題だった記事をなんとか三回目の屋久島行きまでに完成させてホッとしました。

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2007年11月10日(土)、いよいよ屋久島に出発の日です。

羽田13:05発のJAL1871便鹿児島行きに乗るのですが、少し早めに9時ころ青梅の家を出ます。本当はもっと早い便で行きたかったのですが、チケットがとれませんでした。小雨が降っていたのでおばあちゃんに青梅の駅まで付いてきてもらい、傘を持って帰ってもらいました。

立川で南武線に乗り換え、川崎からは京急で羽田に向かいます。

羽田では最初に、用事があったのでスカイマークのカウンターに行きます。

次にJALのチェックイン機でチケットを受け取ります。鹿児島から屋久島行きの便のチケットも出てきます。

荷物を預けます。さて肩の荷が下りたところで腹ごしらえ。

私「ラーメンか蕎麦食おうぜ、どっちにする?」

旅人「オラ、ラーメンがいい」

ということでラーメンに決定。最初にのぞいたお店は高そうだったので、空港の建物の端まで歩きに歩いて650円のラーメンがあるところに入りました。

私・女房・旅人「しょうゆラーメン(650円)にする」

岳人「オレ、みそチャーシュー(1100円)!」

まったく遠慮のないやつです。

ラーメンはうまくもまずくもなく、でした。

セキュリティを通り、JALのラウンジに行きます。女房も私もラウンジを利用できるカードを持っており、プラス1名ずつ利用できるので岳人も旅人も入れるというわけです。

羽田のJALのラウンジに入るのは私も初めてだったのですが、広くてゆったりしています。窓からはサテライトに飛行機が駐機しているのが見えます。旅の気分も盛り上がろうというものです。

飲み物がいろいろあります。自分で持ってくるのですが、ジュースありコーヒーありビールあり、なんでも飲み放題です。おしぼり、おつまみもあります。子供たちがはしゃがないハズがありません。

搭乗口へは10分前までに行けばいいのでギリギリまでラウンジにいました。私もビール二杯飲みました。

私「搭乗口は9番だからすぐそこだよ。アレっ、おかしいな・・・」

鹿児島行きの表示が9番にはありません。チケットをよく見ると9番は座席で9Eなどと書いてあります。

私「座席の番号と間違えた。13番搭乗口だ。ヤバイ、ヤバイ!」

急いで13番搭乗口に行くと、もう搭乗が始まっていました。先が思いやられます。

機内では4人並びの真ん中の席。眺めは期待できません。それぞれガイドブックを見たり、機内誌を見たり。旅人は音楽を聞いています。

旅人「おしりかじり虫、やってるよ」

私・女房「どれどれ」

と言って、この旅の間に4回「おしりかじり虫」を聞きました。

羽田の滑走路はいつも渋滞です。

今日も出発が10分ほど遅れました。

飛行機は乗るまでが大変で、乗ってしまえばあっという間に目的地に着きます。

15時頃、鹿児島空港に到着しました。001

←鹿児島空港から見える霧島連山。右端の高千穂峰にはつい3日前に登ってきたばかりです。

屋久島行きの飛行機は16:55発です。ラウンジに行きます。羽田ほど広くはありませんがゆったりくつろげます。羽田にはウィスキーがありましたが、ここには芋焼酎がありました。002

←鹿児島空港のJALラウンジ。

屋久島での宿泊はユースホステルに4泊です。屋久島YHの夕食は6時半から。YHに着くのが18:50頃の予定。宿泊手続きなどもあるので今日の夕食は頼んでいませんでした。夕食を調達しておく必要があります。空港にはあまりピンとくるものがなかったのですが、カツサンドと小さいおむすびが5個入った弁当を一つずつ買いました。

搭乗案内が始まります。バスで駐機場へ。003 004

←屋久島へは<ボンバルディアDHC8-Q400>(標準座席74人)で行く。

走り出したかと思うとフワっと浮いて、錦江湾の青が見える。桜島。佐多岬。開聞岳。馬毛島。種子島。

種子島は平べったいが、やがて右前方に山だらけの屋久島が見えてくる。高度を落とし、屋久島の海岸線が近づいてくるとぐいーんと右旋回し、屋久島空港に到着。005 006 007 008

←屋久島空港。

(また戻ってきたよ、屋久島に。)

手荷物は全くチェックなしで皆どんどん持っていく。おおらかでいいなぁー。

バス停でバスの時刻を確認。10分くらいあるかな。女房はさっそく空港の売店をのぞいている。空港のカウンターでバスの2日間フリー乗車券を買う。けっこう手間取り、バスの時間が心配だ。なんとか間に合い、バス停に向かうとちょうどバスがやってきた。

もう外は暗い。約1時間このバスに揺られる。車に弱い旅人は酔い止め薬を鹿児島空港で飲んでいたようである。

空港からYHまでの間には安房くらいしか大きな集落はなく、土曜日で高校生もほとんど乗っていない。テープ声の停留所案内でなく、運転手さんが「次はホトー川」とマイクに向かってアナウンスしている。

懐かしい停留所を通過していく。安房の橋の袂で休憩したっけなー。「OSE」でのランチはおいしかったなー。JRホテル、この前来た時は改築中だったかな。尾之間温泉。いわさきホテル。すべてが懐かしい。04年12月05年4月に来ており、2年半ぶりだ。

恋泊のバス停を過ぎるともうすぐ「平内入口」。ここで降りる。

YHまでの道には一軒だけ民家があるがあとは真っ暗。

女房「ホントにこっちでいいの?何も見えないよ」

だが、やがて犬の声が聞こえ、コテージが見え、食堂が見え、YHに到着した。

受付にお父さんの姿は見えなかった。若い女性が受付をしてくれた。4泊&6食×4人分を前払い。私が送った予約のFAXがちゃんと届いているのを見せてくれた。レンタルのことなどを質問して、シーツを受け取り、新館「すぎやま」に向かう。

「すぎやま」の引き戸を開ける。懐かしい木のにおい。テーブルもそのままである。

われわれの部屋は202「永田岳」。家族で使わせてもらう。

まず、男三人でヒノキ風呂に入ってくる。これが気持ちいいんだな。髪の長い若い外人さんが一人入っていた。

そのあと部屋でサンドイッチやおむすび・お菓子を広げてプチ宴会だ。本当は部屋で食べちゃいけないんだけどね。私は自販機で発泡酒を買ってくる。ラウンジからいただいてきたおつまみもあるよ。009 みかんはたっきーにもらったやつだ。

私「明日は白谷雲水峡。太鼓岩まで行くよ。その前に靴とレインウェアを借りないとね」

発泡酒を2缶飲んだところでお開きとし、布団を4組並べて眠る。

明日の朝食が楽しみだー。

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2007年11月17日 (土)

もののけの森にて。

2007年11月11日(日)、白谷雲水峡に行ってきました。

私は3回目ですが、何度行ってもいいですね。

Photo ←太鼓岩。宮之浦岳は雲の中です。Photo_2

←もののけの森にて。Photo_3

←ヤクシカ&ヤクザルPhoto_4

←白谷広場にて

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2007年11月15日 (木)

ウィルソン株より愛をこめて

wilson君の中から見上げるとこんな景色が見えます。

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タイトル変えましたよ。

11月12日、縄文杉に会いに行ってきました。縄文杉に向かう途中に「ウィルソン株」があります。このウィルソン株の中は空洞になっており、10畳くらいの広さがあります。中には祠がまつられており、清水が湧き出しています。

あるアングルから見上げると写真のような景色が見えます。

うしさん、アドバイスありがとう。

Dsc00049_wilson_burogu_you

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縄文杉に会いに・・・

昨日(11/14)、21時過ぎに我が家に戻ってきました。

とりあえず、写真の整理をはじめたところです。

まずは、思い出の一枚を。

Photo

←07.11.12縄文杉。

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2006年12月24日 (日)

2004年12月 屋久島にて。PART7

2004年12月6日(月)、屋久島YHにてあるはずのなかった7日目の朝を迎える。

4:00頃目が覚める。今日は寒い。ふとんの中で朝を待つ。

6:00になったのでNHKのニュースを見に談話室に行く。

波はまだ高いようだが、風の注意報などは出ていないようだ。

8:30のバスもあるがあわただしいし、あせって帰っても今日は仕事休みにしてもらったし、次の10:20のバスで帰ることにする。

前日空港で仕入れた情報によると、鹿児島行きの第一便は満席らしい。

「今日中に帰れればいいや」急ぐ必要はない。

7:00頃、花田氏がバイクで出発する。

「また、どこかで会いましょう!」すぎのこ(新館)の前で握手をして別れる。

船が動けば口江良部に行ってみるそうだ。ダメなら鹿児島行きに乗る。

福井君とダイバー女性三人は「縄文杉ツアー」に行くので朝5時起きで出発していった。

YHに残っているのはT子さんと私だけか・・・

朝食を食べに本館に行く。

T子さんは現れず、自分ひとりだった。

ほっしー君、今日はお仕事だ。

ほ「昨日、彼女も町田の家についたのが12時くらいだったそうです。鹿児島からの羽田行きもかなり遅れてたようで」

帰れた人も大変だったようだ。

部屋に戻り、荷物をまとめる。忘れ物がないか点検し、6泊お世話になった部屋をあとにする。

「サヨナラ、また来るぜー」 ←部屋に話しかけているんである。

少し早めに部屋をあとにして、談話室で缶コーヒーを飲みながらバスの時間を待つ。

T子さんが現れる。

私「T子さん、いつまで島にいるの?」

T「今日のフェリーで鹿児島に行きます。10:20のバスに乗ります」

私「じゃ、一緒のバスだね」

今日は鹿児島のYHまで行くそうだ。知覧の武家屋敷などを見たいとのこと。

T子さんも出発の準備をしてもう一度談話室に現れる。手には蛇味線が。

私「これがウワサの蛇味線だね」

T「ええ」ニコッと微笑む。

受付棟の前のテーブルでPさんとほっしー君が話していた。お二人に挨拶をする。

私「お世話になりました。また来ます」

P「またいらっしゃい。季節を変えて」

ほっしーに撮ってもらった一枚。Dscf0545

あまりにも素敵なので一枚ずつ撮り合う。Dscf0546

Dscf0547_1

朝は寒かったが日が出てきて暖かい。快晴。

バス停までゆっくり歩く。「花田さんはどっちに行ったかなー」

バス停でも時間があった。話は色々と続く。

道端にツワブキの黄色い花が咲いていた。(これが屋久島なんだなー。オイラが生まれた北海道じゃあ12月には花咲かないもんなー)

10時過ぎだというのに、小学1年生くらいの子がお母さんに見送られて学校へ歩いていく。バス停のところで我々に「こんにちわー」

こんなところにも(あー、これが屋久島なんだなー)と感激するのだった。

バスの中でも話は続く。どちらかというと私がしゃべり続けていたかもしれない。

T子さんは宮之浦からフェリーに乗る。その前に空港で私が先にバスを降りる。

空港前で、バスに乗ったT子さんを見送る。今度こそ本当にサヨナラだ。バスが見えなくなるまで手を振る。

さて、昨日半日を過ごした空港だが、昨日島抜けできなかった人たちであふれているかと思いきや、意外に静かである。

カウンターのおねえさんに次の次の便のチケットを出すと、

「昨日は申し訳ございませんでした。すぐ出る便に空席がございますのでお乗りいただけますが」というので、屋久島に名残を惜しむ間もなく、あわただしく機内へ。

それからはアッという間に鹿児島へ運ばれ、鹿児島でも午後遅い便のチケットを出すと、

「「昨日は申し訳ございませんでした。すぐ出る便に空席がございますのでお乗りいただけますが」というのであわただしく機内へ。

そしてアッという間に羽田に着いた。会社に電話を入れ、

「今日は無事に飛行機に乗れたので明日出社させていただきます」

家に電話「無事に羽田に着いた」

昨日あれほど遠く感じられた東京にあっさりと、気が抜けるほど早く着いたので、本当に気が抜けた。

「2004年12月屋久島にて」に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

本当に楽しい旅でした。屋久島のトリコになって次の年も行き、またまた色々ありましたが、それはまたブログでいつかご紹介いたします。

屋久島モードになっている状態で携帯でポチポチ打った詩があります。

「屋久島旅情」←←←恥ずかしいので読まないでください。

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2006年12月20日 (水)

2004年12月 屋久島にて。PART6

2004年12月5日(日)、6日目の朝を屋久島YHにて迎える。

今日は島抜けする日である。楽しかった旅も今日で終わり。

昨日とはうって変わって、晴天である。台風なんてどこへ行ったやら。

朝食の席で、三枝氏「もう一度滝を見に行きませんか?」

ということで、再び「滝ツアー」となる。

今日、島抜けするのは私・三枝氏・田中さんの3名。

三枝氏はJRの社員で金曜を休みにしてもらい、三連休で屋久島に来ている。大きなカメラと三脚を持ってきており、やはり滝の写真を撮りたい様子。初日はレンタカーで白谷に行き、メガネをなくしたそうだ。

田中さんは小学校の先生で三枝氏同様、金曜休みをとり三連休で来たそうだ。北海道や沖縄離島など、相当あちこちに出没している人らしい。やはりレンタカーで行動している。

田中さんは「滝はもういい」というので、「滝ツアー」へ行くのは三枝号に乗ったT子さんと私・三枝氏、自分のバイクで三枝号のあとをついてくる花田氏の4名である。

三枝号は空港で返さねばならないので、T子さんは花田バイクでYHに戻るという作戦である。

毎日お世話になる島一周の道路を三枝号が快調に飛ばす。

そのあとを花田氏のバイクがついて来る。黒の皮ジャンに黒の皮パンツが決まっている。

まずは大川の滝に向かうのだが、途中で福井君のカブを追い抜いた。そういえば福井君はカブで島一周すると言っていた。花田氏の立派なバイクに比べ、カブはやはりスピードも出ないしなんだかフラフラ走っている。

しかし、なぜだかシブイぜ、福井!かっこいいぜ、福井!これで福井から来たんだな。

大川の滝に4人が先着したが、じきに福井君もやってきた。

大川の滝は昨日より水量が多い。5人で記念撮影。Dscf0540_1

大川の滝で福井君と別れる。福井君は西部林道へカブで行くんだな。

花田氏の発案で「中間のガジュマル」に寄る。Dscf0541_1

NHKの朝ドラ「まんてん」のロケに使われたところで、TIMのゴルゴが経営する「トロピカルパーク」の入口としてドラマでは登場していた。

私「へー、そういえばそんなシーンが何回かあったなー。帰ったら『もののけ姫』見なきゃだけど、『まんてん』も見たいなー」

Dscf0542_1 ←竜神の滝

Dscf0543_1 ←千尋(センピロ)の滝

Dscf0544_1

←トローキの滝。空の青さに注目。

昨日同様、3つの滝を回ったわけだが「千尋の滝」には度肝を抜かれた。

昨日は霧で何も見えず、轟々と滝の音だけがとどろいていただけだったが、滝に向かって左手前の一枚岩のスケールの大きさ!

写真で見て知ってはいたがこれは実物を見なければ分からない大きさだ。

トローキの滝の駐車場のところに物産館(お土産屋さん)があり、花田氏は家へポンカンを送っていた。私は島で生産された緑茶をお土産に買う。

そろそろメシの時間だ。

田中さん情報の「空港のちょっと先、歩いても空港に戻ってこれる」という店を探すがなかなか見つからない。

空港は島の東側にあり、なにやらこのあたり風が強い。空は青い。

空港近くのガソリンスタンドで花田氏がきいてくれて見つけた店は、プレハブで先ほどからその前を通っていたところだった。店の名は「イルマーレ」。

だが今日は地区のお祭りで、お休みだった。

先ほどから「イルマーレ」の場所をきくためにT子さんと田中さんが携帯で連絡をとっていた。お互いに空港近くにいたようで、「イルマーレ」付近で合流。

田中さんは空港に行っていたようだ。

田「午前中の便は飛んだけど、午後の便はヤバイらしいわよ。私、キャンセル待ちおさえといたのよ」

屋久島から鹿児島へはこの時、一日6便飛んでいた。私が持っているのは第5便の16:30屋久島発のチケットである。

まだまだ時間はあるし、台風そのものははるかかなたに行ってしまったので「16:30までにはなんとかなるさ」てな感じである。

お昼は空港の食堂で食べる。男三人はカレー。T子さんはカレーうどん。田中さんは食堂の外でパンを食べてから食堂に静かに入ってきた。

13:30発の便は欠航のアナウンス。

田「天気予報でヤバイと思ったのよ。一番でキャンセル待ち取ったのよー」

確かに1番のキャンセル待ちカード(航空チケットと同じサイズ、黄色いヤツ)を持っている。「カテゴリーA」の1番。

ん、「カテゴリーA」ってなんじゃ?

田中さんの様子を見て三枝氏もキャンセル待ちをしに行った。

戻ってくると手には「カテゴリーA」の2番のキャンセル待ちカード。

オイラはどうしたらいんだろう?

二人ともかなりの旅キチで、持っているカードが「JALグローバルクラブカード」。オイラもマイレージカードやJALカードは持っているものの、そんなカードは知らなかった。そのカードがあるとキャンセル待ちの優先権があるのだそうだ。

ということは1番と2番だから、飛行機が飛びさえすれば多分乗れるということである。

田「たけぱぱさんもキャンセル待ちしておいた方がいいんじゃない?」

私「飛ぶときは飛ぶし、飛ばないときは飛ばない。飛ばなかったらまたみんなで三岳飲みましょう!」

14:30、山道具を宮之浦に返しに行くT子さんと花田氏がバイクで去って行く。三人で見送る。サヨナラー。

15:15屋久島発の便も欠航のアナウンス。にわかにあせる。

ここで自分もキャンセル待ちをする。カテゴリーBの110番。

110番て!飛行機72人乗りですじょー!

田「なんで飛行機にはつり革ついてないんだろうねー」

私「家畜扱いでいいから乗せて欲しいですね」

15:55屋久島発の便も欠航のアナウンス。かなり覚悟が出来てくる。

田「一緒に東京に帰りましょうねー」

私「一緒にYHに帰りましょうねー」

乗るハズだった16:30発も欠航。99%あきらめる。「明日欠勤」のメールを同僚に打つ。「O.K.」の返信をもらい、なんだか一気にうれしくなってくる。

「もう一晩、この島にいることが出来る」

ここで屋久島空港の様子を簡単に述べておくと、地方のJRの駅を想像していただければいいかと思う。

都会に戻ってゆく青年と見送る父・母。

孫の顔を見せに来た若い母親とジジババ。

観光客はアウトドアファッションが半分以上。

自分は、北海道の富良野駅や新得駅を思い起こした。

16:00頃、空港に福井君が現れる。

福「16:30頃の飛行機って言ってたから寄ってみました」

福井、オマエはかっこよすぎるぜ。ちょっと泣きそうだぜ。

飛ぶと思ったか、飛ばないと思ったか福井君はカブで去っていった。

最終便は17:55屋久島発。16:55鹿児島発の機材を使うので16:50頃には飛ぶのか飛ばないのか分かる。

16:30頃、YHヘルパーのほっしー君が現れる。東京から屋久島に遊びに来た彼女を空港に見送りにきたようだ。

ほっしー君、空港カウンターで何やら情報を仕入れている。

ほ「最終便、条件付きで飛ぶそうです」

条件付きということは、「鹿児島を飛び立つが鹿児島に戻ることもある」ということである。が、まわりのみなさんはホッとした様子で身支度を始めている。

これで一人取り残されかぁ・・・

そのうち、キャンセル待ちの呼び出しが始まった。

「カテゴリーAの2番まで」

「カテゴリーBの34から50番まで」

「60番まで」

「70番まで」

「80番まで」

「85番まで」

「90番まで」

「92番まで」終わった。

「キャンセル待ちは以上で終了です。明日以降への搭乗変更手続きをただいまから承ります」

三枝氏「たけぱぱさん、申し訳ないですね。一緒に帰りたかったですね」

田中さん「飛行機につり革あればいいのにねー。20分くらいで着いちゃうから立ってても全然いけるのにねー」

二人と握手して別れる。

空港カウンターで明日の飛行機に搭乗変更の手続き。

同僚・上司・屋久島YHに電話。

電話しているうちに鹿児島から飛行機が到着したようだ。

女性の乗客「もう、揺れて揺れて死ぬかと思ったー」

離陸より、着陸の方が難しいわけで、ここから飛んでいくのはそう問題ないだろう。

三本の電話をほっしー君が待っていてくれた。

ほっしー号でYHへ戻る。いろいろ話してくれたが一番覚えているのは、

ほ「オレはいつかYHをぶっ建てる夢がある」

と語ってくれたことだった。是非旅人をあたたかくもてなしてくれ、ほっしー!

19:00少し前にYHに到着。

Pさん「昨日までと同じ部屋がいいだろう。連泊料金でいいよ」

飛行機が飛ばなかった影響で到着のキャンセルが出たらしく夕食にありつけた。

荷物を205号室「モッチョム岳」に放り込み、食堂に行って見ると花田氏と今日来たダイバー女性三人組み計4名がいた。

花「やぁ、お帰りなさい!」

私「ただいま帰りました!」

これが正統YHのあいさつである。

ここに姿は見えないが、「T子さんと福井君もYHにいるよ」と、花田氏。

メシのあと、部屋でザックから荷物を出していたらノックの音、

「お帰りなさい!」ニコッ。

この旅で最も印象に残っている出来事である。

ヒノキ風呂にザブンとつかる。まさかこんなにすぐにまたこの風呂につかることになろうとは・・・

そのあと、誰いうともなく談話室に4人が集まる。

今日の出来事を語り合う。一番しゃべったのは私かもしれない。

4人でいろんな話をした。Tさん・花田氏はバイクで西部林道を回ってきたそうだ。

映画の話

「たけぱぱさん、『カサブランカ』好きですか?」

私「イングリッド・バーグマンとハンフリー・ボガードの?大好きですよ!バーグマンといえば『誰がために鐘は鳴る』のラストシーンで何度泣いたことか」

T「やっぱりね。そうだと思った」

そこにトイレから花田氏が帰ってきて

T「カサブランカ好きですか?」

花「そんな昔のことは覚えていない。そんな先のことは分からない。ってやつね。別にぃ」

T「そうだと思った」

花・私「何できくの」

T「いやー好きかなーって思って・・・ウフフ

謎の微笑みとはこのことである。

私「ビルマの竪琴も泣いた」

T「私、ビルマの竪琴を習ったことがあるんですよ。札幌にすごい先生がいて」

T子ちゃん、すごいのは貴女だ!あああっ、そういえばYHで毎朝三味線の音がしてたけど、あれはT子ちゃん?

T「そうです。沖縄で蛇味線買っちゃったんです」

ここにくる前に竹富島の民宿でバイトしてきたそうだ。

何者だ、貴女は?

10時消灯の時間になったので、201号室「宮之浦岳」にて楽しい話の続き。

ちょっと盛り上がりすぎて、隣室のダイバー三人組の部屋から、

「もう少し静かにしてください」

205号室「モッチョム岳」(私の部屋)に場所を移してまた楽しい話の続き。

11時、花田氏の「もう寝ますか」を合図にそれぞれの部屋へ戻る。

自分の部屋で飲んでいたのに写真を一枚も撮らなかったのが、今でも悔やまれる。

あるはずのなかったPART7へ続く・・・

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